2010年
劇場公開日 1985年3月16日
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アーサー.C.クラーク原作によるアノ名作の続きが観られるのは、何にも代えがたい歓びです。数十年前、「2001年宇宙の旅」(68)は全く理解不能で面白さの欠片も感じず、一方、本作「2010年」はとても面白かったという印象でした。久しぶりに両作品を続けて観てみたら、当時と真逆の感想となりました(笑)。比較的わかりやすく、謎もそれ相応には明らかにされる本作に対して、説明のない余白や理解できない捉えどころのなさがあるからこそ「2001年…」は興味をそそられ、何度も観たくなってしまうようです。
アメリカが月から持ちかえったモノリスが情報公開されない。そこでソ連が・・・といった冷戦を感じさせる内容。神経質そうなジョン・リスゴーって、乗組員には選ばれそうもない雰囲気があると思う。 突如ボウマン未亡人のテレビにデイブが映し出される。それまでの淡々とした展開が一気に不気味な空間につつまれる瞬間だ。そして米ソの交戦状態とデイブの出現。宇宙怪談のような展開になってくる。 冷戦の終結を祈っているかのような結末と宇宙生命の神秘。白亜紀かジュラ紀か知らないけど、ラストの映像は綺麗だ。
2001年宇宙の旅の続編。かなーり分かりやすい映画となっている。その反面、かなり説教臭い映画となっている。2001年では説明台詞が全て切り取られているために分かりにくい映画になっているが、スタイリッシュですげーかっこいい。おそらく「分かりやすさ」と「かっこよさ」は共存できないんだろうと思う。見比べると面白い。木星の衛星であるエウロパに地球外生命がいることを匂わせる展開とか時代を感じるなぁ。人間はいつになったら木星への有人飛行ができるんだろう。楽しみ。
怖い
知的
宇宙映像美を使ったAIとの密室ホラーが強かったっけど、今回はより宇宙創世神話に触れた感じ。冷戦時代において世界仲良くというメッセージ色が強いのは仕方ないか。前作のような宇宙と宇宙時代への憧れ、夢、映像美が殆どなかったのは残念。はやりいかに20001年宇宙の旅が名作であるかがわかる。
SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」の続編なんですね。知りませんでした。苦手ジャンルなので2001年の方も未見。前作が偉大過ぎて評価が低いようですね。そんなことはない、本作、面白かったぞ。未見が幸いしたのかも。モノリスってなんだ?木星には何が?ハンパない緊張感で画面に釘付け。特に最後のコンピューターとの会話、痺れました。地球から争いがなくなる日が来ればいいですね。そのためには異星からの攻撃が必要…ああ怖。偉大なる傑作2001年の方も見なければ。
映画史に燦然と輝く謎かけに対する解答、作り手はさぞ勇気のいったことでしょう。内容は面白いけれど全体的には凡庸といった印象。前作にあった天才的な魅力というものがなかった。映像が綺麗だからこそ見れるものだったけれど、凡庸な映像に乗せてみるには少し辛いお話でした。
色々な面で別物。それに、2001年〜と違って全編を通して漂うB級感は何なんだろう?
悲しい
1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督作品『2001年宇宙の旅』の続編です。16年が経っての本作は、映像的には劣っていますが(不思議な話ですが、それだけキューブリック監督の映像が素晴らしかったことを改めて実感!)、前作の世界観を崩さず、事故のその後をミステリアスに描いている点に魅了される113分。モノリス、HAL9000、ディスカバリー号、そしてボーマン船長……全てが繋がり完結した時、何とも言えないものを感じました。'旅の終焉'とでも言いましょうか、それに近いものです。いずれにしても、これが正統な続編だということに変わりはありません。
興奮
オープニングがかっこいい!2001年の神秘性を引き継ぎながらも、一線を画す明快なストーリーやテンポの良さ、家族愛や宇宙船の中での緊迫したやりとりなど、2001年にはなかったような映画らしいところを描いている点がとても好きです。映像が30年前に思えないほどリアルです。オススメします。
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