劇場公開日 2018年10月19日

「ボーマン船長が見たものは全人類が見たいもの」2001年宇宙の旅 テツトモさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ボーマン船長が見たものは全人類が見たいもの

2025年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

先に続編の2010年を見てしまいました。
おそらく、完全に順番を間違えましたが、2010年がとてもよかったため、こちらの2001年も楽しみに鑑賞しました。
ストーリーはもちろん、同系列なものなのですが、監督が違うせいなのか、そもそも原作レベルでも趣向が違うのか、かなり違う雰囲気の作品でした。
こちらはとても芸術的で、説明が少なく、とかく映像で世界観を伝えてきます。
設定が細すぎて、いちいち伝えていては映画として説明的になりすぎてつまらなくなってしまうから、映像の壮大さを駆使して重大なことだけを伝えようとしているのかもと思いました。
そういうわけで、いまいち明確な答えや結論やオチみたいなものは分かりません。が、続編を先に見ているからこその、分かっちゃう部分はどうしてもあるので、やはり先にこちらの2001年を見た方が感銘を受けたのだろうなとは思いました。
ただ、あくまでストーリー的にはかなり短いという印象です。

宇宙船の中でのシーンを、見せる場面も多いです。
おそらく、この作品が作られた時代なら、色々想像しながら楽しむことができたのかしれませんが、今は実際の宇宙空間にある宇宙船からの映像が届く時代なので、それだけでの感動や新しさがないのは仕方ないです。
続編から見たため、わたしは最後のボーマン船長がどうなるのか楽しみで仕方ありませんでした。だから彼方とも言える空間にたどり着いた彼に、一番感動しました。

テツトモ
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