ニキータのレビュー・感想・評価
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泣き虫な殺し屋
殺し屋にならざるをえなかったニキータ。
殺し屋なのに繊細で泣き虫というキャラクターは愛しい。
でもヒロインアクションって、ヒロインが自分の好みかどうかで大きく評価が変わってしまうのは僕だけ?
子供ながらにこの作品のヒロインにとてつもなく魅力を感じて、忘れられ...
子供ながらにこの作品のヒロインにとてつもなく魅力を感じて、忘れられない作品の一つだった。久しぶりに観て、やっぱり強烈に印象的なヒロインだなーと思う。1ジャンルを築いた感がある。いつでも張りつめて涙をポロポロこぼしながら任務を遂行する姿を見ていると、多分彼女に割りきれない愛情を抱いていると見える上司の、サディスティックな振る舞いの深層心理がなんかわかるような気がしてくる。そんな私はサディストなんでしょうか…でも一つ不思議なのはあのぶつ切りみたいな終わり方。続編でも作ろうとしてたのかな??
ベッソン監督らしい映画
主人公の魅力が最大限に映し出された
シンプルに良い映画であった。
銃の扱いもマジモノであり、リアルさと緊張感が漂う重厚感がある内容であった。
威力は最強だが、装弾数が少なく反動が大きく扱いづらいデザートイーグルをチョイスするなど、そもそもが突き抜けた女性であると印象づけられた。
ふと、ベッソン映画は松田優作と見事にシンクロすると思った。
ニキータが魅力的だった
・冒頭からかなりイカれた女を政府の暗殺者にした割には管理が緩いのが面白かった。しかし、野に放ってやったこともない看護師に化けるのは無理あるなぁと思ったけど、あれでばれないと思っていたと思うと政府も緩くて笑ける。
・いつ殺してもいいような扱いをしたかと思ったらニキータにビンタされたり手玉に取られる上司?が何とか生かしていこうとするのが面白かった。
・スーパーで働く男と恋人になってゆくゆくは殺しの標的になるか、殺してしまうんだろうなと思ってたら、ラストまでニキータの事を愛してて逃亡の手助けもしていたのが面白かった。絶対裏切ったりすると思っていただけに。
・掃除人のジャンレノが間抜けすぎて笑けた。ソ連大使を殺すことに異常に拒否していた二人の事が若干わからなかった。殺し屋じゃないのか?と思ったけど、任務が変わってどうなるのかという不安だったのだろう。
・掃除人のジャンレノが塩酸で遺体と思っていたものを溶かそうとしてたシーンだけ以前一回観ていたのを思い出した。あぁそうやるんだ…ってのと感心と気持ち悪…っというのが20年くらい前に思ったのを思い出した。
・ラストにニキータを逃がした彼氏とそれをまぁいっかと受け止めた感じの上司?二人の対面で終わったことに驚いた。何となく、ニキータは死ぬんじゃないかと思ってただけに。にしても、ラストに別れがあると物凄い寂しい気持ちになる。
・ニキータが訓練中に柔道着の男をビンタしたり、耳噛みちぎったりする暴れっぷりが面白かった。
レオンより面白い
比べるものではないが、愛してるから連れていかない決断をする主役二人はどうしても同時に語りたくなる。
最初のクレジットシーンで釘付け。
これが30年前の作品とは思えない程スタイリッシュ。インスタ映えするシーンが山ほど。
ディズニーのビデオを一人で爪を噛みながら観るニキータのシーンでもう彼女に鷲掴みにされた。
2人の男が翻弄される小悪魔ぶりと少女っぽさがすごく良かった。
教育係の男から出る隠しきれないパパ感が本作の温度をあげていて、ラストに手紙としてそれを持っていくのは良かった。
フランス語も色っぽい。
マルコとニキータと教育係の、レオンより深く描かれた「孤独」と「愛」だと思う。
純情な暗殺者
最初の方はこの女性超やばい奴じゃんて思ってました。
でも見ていくにつれてだんだん彼女に引き込まれていきました。
究極に追い込まれた人にしかわからない、やられる前にやらなければいけないとはまさにこのこと
彼女が涙を流しながらスナイパーを構えるシーンはとても感慨深いものがありました。
秘密工作員版マイフェアレディ
マイフェアレディと物語の構造は同じ
プリティウーマンのリムジンが迎えに来ないパターンとも言える
台詞に有るように、彼女と彼らなりの愛し方のラブストーリー
ラストの男二人のシーンが素晴らしい
文面は?と聞いてからの二人の演技は特に秀逸
本作のテーマがあらわになる
映像の美しさ、構図の作り方の上手さは特筆すべき
突っ込みどころは多いが勢いで観てしまう
ジャン・レノの役どころがレオンに発展する訳だが出番は短い
レオンより格段に面白い
美女と銃
だけのスパイ映画というよりは、ひとりの女性の成長物語なんだと思いました。
野獣のような不良Nikitaを手懐け、工作員へと仕上げていく過程が予想以上に難航しました。
Pygmalionが彫刻を愛でるように、Degasが踊り子を見つめるように、BobがNikitaの高い身体能力、射撃の巧さといった素質以上のものに惹かれ、根気よく教育しなければ、Marie (Josephine)という作品は出来上がらなかったのでしょう。
社会性を育てていく中で、工作員としては役立つ攻撃性や凶暴な性格も直ってしまったんですね。荒々しい気質が残っていれば、工作活動にもそう罪悪感を抱かなかったのかも知れません。
誕生日祝いのディナーかと思えば、プレゼントは命懸けの卒業試験。ハネムーンで浮かれた所で暗殺命令。幸せから引き戻される際のNikitaの戸惑いがとても現実的で切なかったです。
Victorが出て来た辺りから、少しおかしなことになりました。大使館から普通に去ればいいものを。その後カーチェイスでもやった方が良かったかと。あと、大使一人二役だからなんですが、替え玉、似すぎ(^^)。
そしてエンディングのやり取りで、(-_-?)になったのですが…、
Nikitaからすると…
ジャンキーの過去から自分を救ってくれたのがBob。社会復帰し人並みの幸せを経験する機会を与えてくれた、育ての親か兄のような存在。
一方、工作員としての、偽りの自分から救ってくれたのがMarco。真実を知っても、無償の愛を与えてくれる大切な人。本当の笑顔を教えてくれた恋人。
2人の男性に救われて、Nikitaは自分の足で生きて行く…。
MarcoはNikitaを守ってやりたい→
Bobにフィルムを渡し、情報は手に入ったのだからもう彼女を追うなと諭している。
NikitaはBobや組織に利用され、さぞ憎んでいるだろうと思いきや、Bob宛ての手紙には意外にも愛や感謝の言葉などが記されていて、恐らくそこから読み取れたのは、Marcoの知ることのない、訓練生と上官という間柄を超えたプラトニックな恋愛なのかと。心底愛した女が自分以外に愛しているもう一人の男の存在と、それがBobということを知り大ショック!しかしBobもNikitaを愛しているのなら、彼に彼女の身の安全を任せてもいいだろう…。手紙を破いたのは嫉妬からか、はたまたNikitaを追う手掛かりになるのを防ぐためか?Bobにしか分からない連絡手段が書いてあったかも?Bobは破られた手紙の内容を察して(Marco君、君もなかなかやるじゃないか、とか?もしくは、Nikitaの想いに喜んで?勝ち誇って?)微笑んだ…。お互い、愛しい女性にはもう会えないね…。
みたいな感じでしょうか。
三角関係の男女の演技がとても上手いです。
女スパイアクションを期待すると肩透かしを食らうかも知れません。
80年代風の音楽が良いスパイスになっていました。
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