ニキータのレビュー・感想・評価
全62件中、21~40件目を表示
初任務はルームサービス、モナムール
警官殺しという大罪を償うために殺し屋にさせられたニキータ。判決は終身刑だったが、それを20歳前から23歳までを政府の秘密組織で訓練させられ、殺し屋に仕立て上げられる。序盤のヤク中少女という雰囲気も良かったけど、とても20歳とは思えないほど肌がボロボロで老けて見えたのが印象的。これも特殊メイクなんだろうか・・・
もっとも興奮させられるエピソードが婚約祝いにとボブからプレゼントさせられたベニスへの旅。婚約者マルコがいるというのに、殺しの命令が下る・・・今回3度目の視聴だったけど、このバスルームのシーンだけはすぐに思い出せるほど緊迫したシーン。
任務をこなし、徐々にマルコとの愛の生活を、普通の人の生活を享受したくなってくるニキータ。その普通への憧れが上手く表現され、悲しくもなってくる。個人的には冷徹さを表に出してくるボブのほうに興味がわいてきた。
ジャン・レノ演ずる掃除屋もどことなくコミカルで、彼の行動がすべてブラックジョークのような気さえしてくるのです。もしや『パルプ・フィクション』にも影響を与えているかのような感じ。
とにかく魅力があるかと問われれば、それほどでもなかったと言うしかない(化粧してからは魅力あったけど)。どうして彼女に素質があると見込んだのか?使い捨てのつもりだったのか?などと最後のマルコとボブの対話からは真意は探れないものの、ボブとしても初めての教育だったんじゃないかと感じてしまった。
子供ながらにこの作品のヒロインにとてつもなく魅力を感じて、忘れられ...
ベッソン監督らしい映画
主人公の魅力が最大限に映し出された
シンプルに良い映画であった。
銃の扱いもマジモノであり、リアルさと緊張感が漂う重厚感がある内容であった。
威力は最強だが、装弾数が少なく反動が大きく扱いづらいデザートイーグルをチョイスするなど、そもそもが突き抜けた女性であると印象づけられた。
ふと、ベッソン映画は松田優作と見事にシンクロすると思った。
ニキータが魅力的だった
・冒頭からかなりイカれた女を政府の暗殺者にした割には管理が緩いのが面白かった。しかし、野に放ってやったこともない看護師に化けるのは無理あるなぁと思ったけど、あれでばれないと思っていたと思うと政府も緩くて笑ける。
・いつ殺してもいいような扱いをしたかと思ったらニキータにビンタされたり手玉に取られる上司?が何とか生かしていこうとするのが面白かった。
・スーパーで働く男と恋人になってゆくゆくは殺しの標的になるか、殺してしまうんだろうなと思ってたら、ラストまでニキータの事を愛してて逃亡の手助けもしていたのが面白かった。絶対裏切ったりすると思っていただけに。
・掃除人のジャンレノが間抜けすぎて笑けた。ソ連大使を殺すことに異常に拒否していた二人の事が若干わからなかった。殺し屋じゃないのか?と思ったけど、任務が変わってどうなるのかという不安だったのだろう。
・掃除人のジャンレノが塩酸で遺体と思っていたものを溶かそうとしてたシーンだけ以前一回観ていたのを思い出した。あぁそうやるんだ…ってのと感心と気持ち悪…っというのが20年くらい前に思ったのを思い出した。
・ラストにニキータを逃がした彼氏とそれをまぁいっかと受け止めた感じの上司?二人の対面で終わったことに驚いた。何となく、ニキータは死ぬんじゃないかと思ってただけに。にしても、ラストに別れがあると物凄い寂しい気持ちになる。
・ニキータが訓練中に柔道着の男をビンタしたり、耳噛みちぎったりする暴れっぷりが面白かった。
レオンより面白い
比べるものではないが、愛してるから連れていかない決断をする主役二人はどうしても同時に語りたくなる。
最初のクレジットシーンで釘付け。
これが30年前の作品とは思えない程スタイリッシュ。インスタ映えするシーンが山ほど。
ディズニーのビデオを一人で爪を噛みながら観るニキータのシーンでもう彼女に鷲掴みにされた。
2人の男が翻弄される小悪魔ぶりと少女っぽさがすごく良かった。
教育係の男から出る隠しきれないパパ感が本作の温度をあげていて、ラストに手紙としてそれを持っていくのは良かった。
フランス語も色っぽい。
マルコとニキータと教育係の、レオンより深く描かれた「孤独」と「愛」だと思う。
純情な暗殺者
秘密工作員版マイフェアレディ
全62件中、21~40件目を表示