「ブラック・パワー!」ドゥ・ザ・ライト・シング バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
ブラック・パワー!
公開当時、映画誌「ロードショー」で存在を知り、ぜひ観たかったんだが、当時住んでた大都市では上映されなかったためレンタルビデオになってから観た。
スパイク・リー監督の出世作で、爆発的なパワーにあふれた映画である。まさに初めて観た黒人(アフリカ系アメリカ人)の黒人による黒人のための映画で、そのアナーキーなパワーに圧倒された。リー自身が主演もしており、ジャッキー・チェンの『プロテクター』ぶりに見たダニー・アイエロも好演。面白かった。冒頭から登場人物がキング牧師と並べてマルコムXに言及するが、僕は前年ぐらいに本多勝一のルポか何かでマルコムXを初めて知ったばかりだった。リーはこの頃からすでにマルコムXの映画を撮ることを考えていたんだろう。
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