「BLMのこの時代」ドゥ・ザ・ライト・シング chibirockさんの映画レビュー(感想・評価)
BLMのこの時代
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20数年ぶりくらいに見直してみると、なんとまあこのBLMが叫ばれているこの時代にマッチしたものかと。
逆に言えばBLMは今に始まったことではなく、とっくの昔から世界のある場所では問題になっていたこと。日本人に生まれて日本でのほほんと育った自分には到底理解ができない、人種の壁。
揉め事を起こした黒人は警官に押さえつけられて殺され、二十年以上も黒人たちにおいしいピザを提供してきたイタリア人が、ふとしたことで黒人たちの感情の爆発の標的となる。
それでも残された人間は黒人も白人も韓国人も、そこで生き続ける。死なない限り、生き続ける。
人間と人間、仲良くできないものだろうか?物事はそう簡単ではない。人権とか平等とか愛とか、口で言うのは簡単だけど、人間の奥底に根付いた偏見、先入観、憎しみ、そんなものを根こそぎ否定することは不可能。絶望的なようであるけども、それでも人は、それを覆すがごとく、信じる。そうするしかない。
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