突撃隊のレビュー・感想・評価
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『コンバット』の方が面白い
コンバットは小学生になる前から、見ていた。たから『コンバット』でいつも聞いていたバックミュージック(コンバットマーチではない)と思った。テレビシリーズは1962年から始まるので、この映画はパイロットフィルムと感じてしまう程、『コンバット』に似ている。察するに、マックイーンやイーストウッドはテレビ出身。俳優の価値もそう見られていたはずだ。だから、ドン・シーゲル監督も同じ穴のムジナなのだろう。テレビを意識したこんな映画が作られてしまったと思う。だから『コンバット』の方が面白い。
マックイーンの追い詰められたヒロイズム
僅か5人の分隊がドイツ軍と対戦する戦争アクション映画で、前半がTVドラマ「コンバット」を連想させる。ポーランド人が兵隊に加わり、ジープで移動中の記録係も加わるまでは、前線の緊張感はない。後半は中隊が参加して激しい戦闘シーンの連続でたたみかけるも、実写の記録フィルムをインサート使用して迫力が削がれる。スティーブ・マックイーンは、アフリカで活躍したが素行に問題があるアウトローの設定で、充分役柄を演じている。マックイーンが主演でなければ、映画そのものの魅力も大部落ちたと思える脚本だ。上官の命令に背き突撃を強行して仲間二人を失うことから、軍法会議の処分を告げられる。その翌朝先頭を切って突撃するマックイーンは、負傷しても敵のトーチカに爆弾もろとも身を投じ犠牲となる。軍内部の組織力と一兵士のヒロイズムを描くが、まとめきれずに終わる。このような戦闘の集積が戦争なのかも知れないが、主題が解らない。
とてもよかった
最前線で、たった6人で陣地を守らされるのが面白い。なんとか人数がバレないように、大部隊であるかのように思わせる策をめぐらせ、敵の盗聴マイクを逆用する。たった6人なのにどんどん人数が減っていくのがつらい。
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