「【愚かしき将の部下に下される非情且つ無慈悲な軍令。反戦映画の逸品。ラスト、囚われた独逸娘が歌わされる中、仏蘭西兵が涙を流しながら共に歌うシーンは白眉である。】」突撃 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【愚かしき将の部下に下される非情且つ無慈悲な軍令。反戦映画の逸品。ラスト、囚われた独逸娘が歌わされる中、仏蘭西兵が涙を流しながら共に歌うシーンは白眉である。】
■第一次世界大戦下の西部戦線。
弁護士としても名を知られているフランス軍の連隊長・ダックス大佐(カーク・ダグラス)は、自殺行為に等しい無謀な指令を上官のミロウ将軍から受ける。
ミロウ将軍は、更にあろうことか前進できない味方軍に対しての砲撃を命じるも、作戦は失敗し、その責任が無実の兵士3人に押しつけられた。
ダックスは激怒し、軍法会議で兵士たちの弁護に立つ。
◆感想
・愚かしき将の部下の戦争中の悲惨な姿を描いた作品。
・何の罪もなく、必死に戦った3名の兵士は”くじ引き”で選ばれ、敵前逃亡と言う理由で銃殺を命じられてしまう。
・それに抗うダックス大佐が軍法会議で部下たちの戦いぶりを説明するも、自身の保身を考える愚かしき将たちは、一兵士たちを処刑する事で軍の規律を保とうとするのである。
<ラスト、囚われた独逸娘が歌わされる中、仏蘭西兵が涙を流しながら共に歌うシーンは白眉である。今作は、スタンリー・キューブリック監督、カーク・ダグラス主演による反戦映画の逸品である。>
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