劇場公開日 1972年4月29日

「未見の人がもしいたら」時計じかけのオレンジ 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0未見の人がもしいたら

2025年7月8日
Androidアプリから投稿

自身、十数年ぶりの再観賞
そして世の中的にも半世紀を越えてなお語られ続ける、唯一無二の世界観のある一本!

悪事の限りを尽くす若者グループのリーダー、アレックス
映画の語り部でもある彼の、あまりに異様で刺激的な人生の一幕が描かれる・・・

実際に作品を見てなくてもポスターやTシャツでビジュアルやタイトルを知っているという人もすごく多いんじゃないだろうか

それくらい印象に残るシーンやカットが多いのだ。作品の好みは別として、そこに異論のある人は少ないだろう

冒頭のミルク飲み、映画の強制観賞、真相に気付いた作家の表情などなど・・・

そして実際に人体損壊シーンは描かずにこちらのメンタルを削ってくる暴力演出

「気持ちのよいスプラッタ映画」の隣にいるけど決して手を取り合うことはない「気持ちの悪いバイオレンス映画」とでも言おうか

正直、改めて"オススメしたい"映画ではない
しかしまだ未見の映画好きであれば、今作を終わりまで見て自分の目と頭で知っておくことに"損はない"映画だとは自信を持って言える一本だ

作務衣もん
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