逃亡者のレビュー・感想・評価
全47件中、1~20件目を表示
Action/Crime Thriller that Screams 90's
The Fugitive is a grim who-did-it murder mystery with some goofy North by Northwest action and thrills. Tommy Lee Jones is at his finest dramatizing the world of cops--and his integrity makes him the perfect anti-villain. Harrison Ford is also great, sticking with his serious side throughout the movie. The film has a Turing machine plot line almost like out of a Michael Crichton bestseller novel
【妻殺しの罪で追われる頭脳明晰且つ豪胆で優秀な医者である逃亡者が、自身の力で真実を暴く姿が沁みるメディカルサスペンスアクションの逸品。ラスト、捜査官が逃亡者だった男に掛ける言葉も良き作品である。】
■妻殺しの汚名を着せられたシカゴの辣腕の外科医、リチャード・キンブル(ハリソン・フォード)。
彼は、法廷で死罪を言い渡されるも、護送中の列車事故に乗じて逃亡する。
そして、身の潔白を証明するため、妻を殺した義手の男を警察に忍び込んだり、自身が勤めていた病院に入り込みデータを収集し、男の身元を突き止めて行く。
だが、冷静沈着で同じく辣腕の連邦保安官・ジェラード(トミー・リー・ジョーンズ)は容赦なく執拗に追い詰めていく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ハリソン・フォード演じるリチャード・キンブル医師が、真犯人を連邦捜査官に追われながらも豪胆な”捜査方法”で、突き止めて行く姿が非常に面白い。
・逆に言えば、冒頭の裁判シーンも含め、司法の愚鈍さを知ったリチャード・キンブル医師が、自ら冤罪を晴らし妻の無念を晴らす!と言う決意に繋がっているようにも見える。
・辣腕の連邦保安官・ジェラードを演じるトミー・リー・ジョーンズも、序盤はリチャード・キンブル医師を執拗に追う男に見えるが、-リチャード・キンブル医師が、ダムの水流に大ジャンプをする前に彼が言った言葉が、それを象徴している。-捜査の過程で、徐々に真犯人はリチャードではないのではないか、と思い始める姿を好演している。
■今作は、上記のダムへの大ジャンプシーンを筆頭にしたアクションも素晴らしく、一方リチャード・キンブル医師の、まるで優秀な捜査官の如き豪胆な”捜査方法”と、後半に明らかになって行く、薬害に絡む腐敗した医療会社と、リチャード・キンブル医師の親友チャールズ・ニコルズ博士(ジェローン・クラッベ)が画策した真実が暴かれて行く、博士の講演会に乗り込んだリチャード・キンブル医師の、豪胆な姿に痺れる作品である。
<ラスト、それまでリチャード・キンブル医師を執拗に追って来た辣腕の連邦保安官・ジェラードが、パトロールカーに彼を乗せた際にそれまで呼び捨てだったキンブルに対し、敬意を込めて”ドクター”と言い、手錠を外すシーンはとても良い演出だと思った作品である。
”辣腕は、辣腕を知る”という事であろう。>
シカゴ警察&裁判官の罪は?
ただの冤罪だけでは済まされない位の酷い大冤罪物語。当時の年代にしては良く練られた脚本、脇を固めるキャスト、最後まで犯人が二転三転するストーリー、どれをとっても完璧な映画でした。冒頭の取り調べと裁判が胸糞悪くなったのを除けば、確かに逃亡者に恥じない内容だったね。あんなに簡単に冤罪が出来上がり、言い逃れをほぼしないハリソンに、?マークが一杯だったが、最後までハラハラして鑑賞出来て良かったわ
こういう年代物の映画を観ると、チョイ古〜現代映画で活躍してる俳優さんがチラホラ出て来てて、まさかあの俳優か?みたいなエンドクレジットで探すような楽しみもあって、その辺も好きなんだよね。ジョーやジュリアンとかね
おもしろい
自宅への侵入者によって目の前で妻を殺された男が犯人扱いされ、逮捕される。
そして裁判でも敗れ、死刑囚となる。そして護送の際に事故が起こり、逃亡者の身となる。
頭脳明晰な彼は逃げながらも独自に捜査を続け、やがて親友が犯人と知る。
これらの証拠をうまく警察に知らせ、最後は親友との格闘になるが保安官が来てハッピーエンド。
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おもしろい映画です。文武両道の主人公が素敵すぎます。
トミーリージョーンズの保安官役が渋かった。
ハリソン・フォードVSトミー・リー・ジョーンズ
ストーリーはよくあるパターンかと思いました。
が、ハリソン・フォード VS トミー・リー・ジョーンズの対決が見所ですね。
どちらも魅力的なキャラクターでした。
緊張感が伝わってくる作品
今夜U-NEXTで鑑賞しました。
ハリソン・フォードは名作『エアフォースワン』を彷彿とさせるピンチを、毎回すんでの所で躱し続ける中年男を演じています。
一方でトミー・リー・ジョーンズは彼を執拗に追う敏腕連邦捜査官を熱演しています。
同性から見ても双方非常に魅力的で、甲乙つけられません(笑)
連邦捜査官たちが黒人逃亡者が潜む家に押し入るシーンは、2020年3月にミネソタ州で実際に起きた射殺事件を思い出し、少し気分が悪くなりました。このシーンでは護送者から逃走した男が射殺されましたが、無実の人が警察官に射殺される事も多いのが現実のアメリカ合衆国です。
話が逸れてしまいましたが、スリリングな息を飲む展開で、中盤以降緊張が解ける事はなく、画面に釘付けになってしまいました。
不満な点は130分という長尺と、主人公に協力したのち裏切った男の存在です。「だったら最初から裏切っとけよ」と思ってしまいました。
それ以外の点は文句無しです。
30年も前の映画ですが、CGに頼る事なく魅せる映像の派手さや重厚感は今だからこそ沢山の人に観て欲しいです。
是非一度ご覧下さい!
TVドラマ映画化の先駆け的傑作‼️
「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「ブレードランナー」「刑事ジョン・ブック/目撃者」といった名作映画で80年代に素晴らしい仕事をした、わが憧れハリソン・フォードの90年代を代表する傑作です‼️ "世紀の大追跡" と評された往年のTVドラマ「逃亡者」の映画化‼️逃げるキンブル、追うジェラード‼️物語をブラウン管から映画館のワイドスクリーンに移して、新たな "世紀の大追跡" の始まり、始まり〜‼️まず取り調べ、パーティー、妻の殺害シーン、裁判がカットバックで描かれるオープニングで一気にノセられてしまいます‼️そしてキンブルを乗せた護送車が山道から線路上に転落、迫り来る貨物列車、負傷した護送官を外へと押し出し、ジャンプ一番で危機一髪、脱出成功‼️列車とバスが大激突の壮絶クラッシュ‼️救急車で逃げるキンブル、ヘリで追うジェラードのチェイス‼️ダム内部での追っかけ‼️知ったことか‼️そして最大の見せ場、ダムからのスーパーマン‼️ホント映画ならではの壮大な見せ場の連続で、追跡という活劇の面白さに満ち満ちていますね‼️もともと120話のTVシリーズを2時間10分に凝縮、基本的なストーリーはそのまま。キンブルにハリソン・フォード、ジェラード警部にトミー・リー・ジョーンズを配し、TV版を上回るチョー魅力的なキャスト‼️ヘビのようなしつこさでキンブルを追い詰めるジェラードも素晴らしいのですが、やはりキンブル役のハリソンですね‼️頭が良く、常に先を見て行動、何だかんだで常にジェラードを出し抜いてる印象‼️妻殺しの犯人が義手だったことを手がかりに、着実に犯人に近づいていくプロセス描写も見事で、ウーンと唸らされます‼️病院で重症の子供を助けるシーンなんか、キンブルというより、ハリソンの人柄が表れているいいシーンだと思います‼️銃弾を遮る防弾ガラスが印象的な留置所での追っかけ、犯人宅から電話を切らずにキンブルが立ち去るシーンもカッコいい‼️「優しいんだな」「皆には内緒だぞ」、ラスト、同じ車で帰路につく二人の姿が微笑ましい‼️まさしく "美しい友情の始まりだな" by「カサブランカ」‼️
リチャード・キンブル、職業医師
妻殺しで死刑判決をうけたキンブル(ハリソン・フォード)は移送中の事故により逃亡、目撃した片腕の男を探し出すことに。
連邦保安官のジェラード(トミー・リー・ジョーンズ)は、愚かな地元警察に悩まされながら、執拗に追跡する。
昔、テレビで見たデビッド・ジャンセン主演作を思い出すが、この作品はアクションも派手で、ジェラードがとてもいい味を出している。
ダムのシーンが
そんな訳って思うけど、ダムのシーンがよかった。
なんか景観がよい。
この時代のこうゆう雰囲気の映画あんまり観てなかったから面白かった。
インテリ設定の人間だと、そこまで動けるんか?
ってアクションシーンのとき思っちゃうよね。
追跡者も観たい。
配信で鑑賞
偶然命拾いをして解き放たれた主人公
現実に起きた事件でも、たまたま壁を蹴破って脱走した刑法犯がいたように、何かの偶然が働いて、妻殺しの濡れ衣を着せられた男が逃亡を続けながら新犯人を突き止めていくお話。この物語が秀逸なのは、主人公自身も新犯人が誰なのかを知らないで逃げている設定だろう。見る人と同じ目線で追い詰められていく主人公を映しているので、感情移入しやすい。ましてや名優ハリソン・フォードが演じているのだ。この時代彼を主人公にしてしまえば、どんな役だって上手に演じてしまう保証付きだった。そして、主人公を追い詰める追跡者がトミー・リー・ジョーンズなのも、うれしい化学反応が起きて、映画はその内容自体を大きく超えて大ヒットした。『追跡者』なんて言うスピンオフ作品が製作されたほどの。
妻殺しの罪で死刑判決を受けた主人公が連邦警察に追われながら真犯人を...
妻殺しの罪で死刑判決を受けた主人公が連邦警察に追われながら真犯人を探す。
しばらくは逃げるのに精一杯で真犯人探しどころではない。
しかし、犯人が義手であったという手がかりから反撃に転じるのはスリリングでおもしろい。
保安官が遠くから大声で容疑者の名前を呼び、逃げられてしまうというくだりがあるが、なぜ静かに近づかなかったのかねww
「みんなには内緒だぞ」
ハリソン・フォード、トミー・リー・ジョーンズの豪華俳優陣
あらすじは「無実の罪で逮捕された男が逃亡しながら犯人を見つける」という
今や大量に類似品のあるもので、安心して視聴できる。
(wikiにもこの形式には人気があると言及あり)
脱線事故
ヘリ
銃撃戦
ハリウッドらしいスケールの展開もあり、見応え十分
ハリソン・フォードが冒頭ひげをいじるシーンは後半でも仕草があって感心した
暗がりの銃のシルエットや、俯瞰での撮影も印象的に使われていて良い
捜査部屋のデバイスが古いのがいい
犯人を見つけたときのカタルシスがいまいちではあるが
アクションも多めで緊張感を持って視聴できる良作
やはり傑作
おそらく3度目の視聴です。まず疑問に思うのは妻殺しで極刑である死刑のスピード判決です。動機にしても保険金なのだろうか、優秀な外科医で収入は高く金に困っているなどの情報が無い。常識を外れて高額な受取金でもあるまい。まあ、これは切羽詰まるキンブルを演出する一環だと思う事にした。
おもしろいのはキンブルが本来の逃亡者とは真逆の行動を取るところ、遠くに逃げるどころか舞い戻る。頻繁に出没する。この逃亡者とは真逆の行動に優秀な連邦保安官のジェラードが振り回される。だがジェラードの直感、推理力、現場判断力やスピード感は見るものを魅了するかっこ良さが満載で頼れる男です。台詞回しもユニークでスカッとしてしまう。
印象に残ったのは病院での逃亡中の一コマで胸部骨折の少年に交わるところ、逃亡中であろうがレントゲン写真を見てしまう。気になるところは確認しなければならない使命感がそうさせるのでしょう。当然優秀な外科医として本質に気付きカルテを書き換え手術室に行先を変更する。少年との会話含め医者としてのカッコよさが伝わってきます。
普段は交わる事がない二人が最後にはお互いを認め合うシーンは羨ましいカッコよさ、この映画はカッコイイのです。
良い映画というのは年を経ても色褪せませんね。
なんか好き
特に理由はないけど、
なんか好きで他に観る映画がなかったら観てる。
もはやハリソンフォードもおじいちゃんだけど、
中年の動くハリソンフォードもカッコ良い。
なんとなく追われる姿が似合ってる。
逃げながら真実に迫ると言う、ただそれだけと言えば
それだけなのだけど、シンプルで分かりやすくて面白い。
子どもたちにも良い事しておけば誰かが見てくれてるよ。
と言う教訓にもなる映画。
トミー・リー・ジョーンズ最高
映画やTVドラマで彼のような役設定は数多くあるけれど、まったくくだけた様子を見せないで、ここまで心の変化を表現できるのが凄い。たぶん多くの役者の手本になっているに違いない。
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