東京の宿
劇場公開日:1935年11月21日
劇場公開日:1935年11月21日
小津安二郎監督の大規模な特集上映を開催! 第36回東京国際映画祭の目玉企画
2023年9月19日アメコミ版「ジャンゴ」がブルーレイ特典として日本上陸!
2013年5月17日■失業して女房にも逃げられてしまった喜八。
子供を抱えながら仕事を探していたある日、彼は幼い娘君子を連れたおたかという女性と出会い、彼女に想いを寄せるようになる。
ようやく仕事が見つかり喜八は働き始める。
だが突然、おたかが娘と共に姿を消してしまう。
◆感想
・喜八が二人の息子抱えながら仕事を探している序盤から哀し気な音楽が流れるづける。
ー 小津安二郎監督が人間の孤独や絶望を表現している事だと思う。-
・おつねという喜八の知り合いの女性も心優しき人である。
■だが、ある日おたかと、君子が居なくなる。喜八は行きつけの飲み屋で女中をやっている彼女を見つけ、詰るがおたかが涙ながらに言うには、君子が病気になってしまい、仕方なく・・、という事だった。
<喜八は(描かれないが)何処かから、大金を用意しおたかと君子に渡し、自身はお常に息子二人を任せて、どこかに消えるのである。
今作は、小津安二郎監督が人間の孤独や絶望をリアルかつ人情味を込めて描いた作品である。>
亡父の育った所。城東区砂町。
ここから東に5キロくらい行った所に砂糖工場があって、その辺りの小名木川で泳いだそうだ。
さて、
おつねさんは田所くんの祖母で『田の久』の初代女将♥
おつねさんをアマメていれば『罪と罰』になったね。治安維持法の関係で、辛辣な表現は出来ないが、なんとなく浪花節的な『ラスコーリニコフ』に見えた。まぁ、日本にはキリスト教がないからね。ただ『良心と犯罪』だから『罪と罰』だと思うけどね。こじつけすぎか。