デリンジャーのレビュー・感想・評価
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ギャング ギャング ギャング
ギャングの代名詞です。
デリンジャーとFBI捜査官のダブル主演の趣でした。
脚本が弱いのでドラマチックに欠けます。もう少し人物像に入り込んだストーリーにした方が味わいが出るでしょう。
但し、新聞の見出しや当時のモノクロ写真を頻繁に採り入れたルポルタージュ風の演出はスリリングで、銃撃シーンは弾丸大奮発の爽快感です。ドラマというよりアクションサイドの作品です。
ジョニデのとは別映画
後半は抜群
重い映画かと思ったら、出だしから軽快な音楽と過去の写真らしきものを映しながら進行したので少し拍子抜けした。
仲間や子分の強盗~殺しをしばらく映す展開で、最大の標的ジョン・デリンジャーは徐々に追い込むんですが、前半ボーッと観てしまうと銃撃戦が「ん、どっちがやられたんだ?」と思うかもしれません。でも、70年代ならではの過激で生々しい演技は観ていて引き込まれますね。
逮捕~脱獄~即強盗!
コメディではないですが、この流れは主人公余裕ありすぎで緊張感ありません(苦笑) なので「アメリカ犯罪史上に名高い実在のギャング」と解説にありましたが、あくまでコミカルに描いた映画だと頭を切り替えて観ました。遠い昔の人物だからこう描けるのかもしれませんね。
あと「コンボイ」を先に観たのですが似たノリに思えました。
食事の席でFBIの人から差し入れ。「婚約者と一緒だから(逮捕は)見逃してやる」と高そうな酒をプレゼントされたが、「ちっ来てやがるのかよ!気に入らなねぇ野郎だぜ」と思ったのか、へそ曲げて帰っちゃう^^
ただ、これ以降の後半は「デリンジャー家 VS FBI」の銃撃戦がすさまじい!
私は逃げながらも小さなドラマがあって、1人また1人...と死んでいく展開は「大脱走」を思い出した。 「いつの間に尾けてるんだよ」と突っ込みを入れたくもなりますが。。。
風俗おばちゃんの話で「間」があって、いざその時を迎えるまで緊張感抜けちゃったのはご愛嬌か?
コミカルに終わらせてるけど、決して美化してはならん話なのである。やっぱり昔々のことだから軽い演出を散りばめられたのかと思った。
"ツイてねぇ!"を連呼するハリー・ディーン
断然、コッチのが面白い!
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