劇場公開日 1995年2月25日

「アクションもカーチェイスもない。 でも十分にハラハラできる!」ディスクロージャー Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 アクションもカーチェイスもない。 でも十分にハラハラできる!

2025年7月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

斬新

1994(日本では1995)年公開、アメリカ映画。

【監督】:バリー・レヴィンソン
【脚本】:ポール・アタナシオ
【原作】:マイケル・クライトン〜『ディスクロージャー』

主な配役
【製造部長 トム・サンダース】:マイケル・ダグラス
【トムの上司&元恋人 メレディス・ジョンソン】:デミ・ムーア
【社長 ボブ・ガーヴィン】:ドナルド・サザーランド
【トムの弁護士 フィリップ・ブラックバーン】:ディラン・ベイカー
【トムの味方 ステファニー・カプラン】:ローズマリー・フォーサイス

1.新しい映画だった(わたしにとって)

1995年公開時はスルー。
おそらく3〜4年後にレンタルして初鑑賞。

大いに衝撃を受けた。良い意味で。

英語版wikipediaでは、
「サイコロジカル・スリラー」となっている。
本作がスリラーやサスペンスなのかはよくわからない。

よくまあ、一本の作品に、

◆合併
◆カネ(企業業績や株価、ストックオプション)
◆逆セクハラ
◆悪質なコストダウン(品質改悪)
◆出世競争
◆創成期のVR

巧みに入れ込んだものだ。
しかも、ちゃんとIT系ベンチャー企業の雰囲気も再現している。
繰り返し観たことを覚えている。
(面白かったし、一回ですべてを理解できなかったから笑)

2.キャスティングとストーリー展開がすばらしい

◆マイケル・ダグラス(50歳)
◆デミ・ムーア(32歳)
◆ドナルド・サザーランド(59歳)

みなさん脂が乗り切った演技。

マイケル・ダグラスの役どころは、もうちょい若手でもよかったかも?
しかも、製造部長というより営業部長っぽい(笑)。
もちろん、ダメとは言ってないですよ。

デミ・ムーアは、妖艶さのピークにあったのでは?
まあ、色気が凄い。
女の武器で成り上がった感じがよく表現されていた。

ストーリーについて言えば、
次から次にトラブルが起こり、

味方なのか敵なのか、
黒幕なのかただの駒か、
たまにヒントをくれるのは誰?

観る側を思い切り振り回してくれる。
ビジネスものとは思えないスピーディーな展開。

3.まとめ

くどいようだが、私にとっては衝撃の作品だった。

派手なアクションもないし、カーチェイスもない。
それでも十分にハラハラできる。
リメイク期待!
☆4.5

Haihai
PR U-NEXTで本編を観る