ディア・ハンターのレビュー・感想・評価
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ロシアンルーレットを魅せる映画
戦争映画としてはかなりアメリカ寄りの内容。
相手側の事情はろくに描かれず一方的な敵扱いで、かなり杜撰。
そもそもベトナム戦争時にロシアンルーレットが横行した事実はない。
戦争による後遺症も描かれているがリアリティは感じられない。
いい加減なでっち上げ映画に、戦争の悲劇を語る説得力はなかろう。
一方、ロシアンルーレットの描写は緊迫感があり心に残る。
ロシアンルーレットを描いたエンターテイメントとして考えると納得の作品。
観て良かった。
色々な感情が沸き起こりすぎて見た後でベトナムについて調べてしまった。
夜観るのはオススメしません。笑
さて、長い映画です。ベトナム戦争の時代のアメリカが舞台。
これからご覧になる人もいらっしゃると思うし、私の中で事実が何なのかを受け止めきれてないため感想はアッサリになってしまうけれど、戦争は人を変えてしまうと改めて実感。
ディアハンター…鹿狩りのシーンは素晴らしかった。
美しい雄大な自然と立派な鹿と人間。
そのシーンと戦争シーンは対比と投影を映していると私は感じた。
私の好きなメリルストリープ。とても美しかったです。
この映画でニックを演じた役者さんを初めて知りました。
素晴らしかった。やはり仲間は良いですね。
マイケルがニックを迎えに行った時、愛してると言ったあのシーンも忘れがたい。愛してるとは、あぁ言うときに使う言葉だと改めて私は感じました。仲間を愛する人で在りたいと思いました。
すみません。やはり感想が纏まってませんね…
良いとか悪いとかの前に、
180分超えの長尺がちゃんと生かされる形で、序盤は結婚パーティーの...
180分超えの長尺がちゃんと生かされる形で、序盤は結婚パーティーの平和ボケした陽気な雰囲気だったが一転して戦場では壮絶さを強調されるなど、場面ごとにうまく使い分けがされていた。
主要キャストが素晴らしかった。デ・ニーロもウォーケンもジョン・カザールもメリル・ストリープもよかった。カザールがこの映画を最後に亡くなったのは残念だ。
狩りのシーンが2回でてくるのが特徴的な映画だが、最近上映されたファーナスを連想した。
序盤からは予想できない重い映画だが、特に日本人は序盤の世界しか見れない世界にいるんじゃないかなと思った。
最初の結婚式のシーンはとにかく長い。 しかし、そのおかげで後半描か...
戦争が壊したものは何か
180分という尺を最大限に生かした演出で綴られる人間の生死と戦争の狂気を描いた傑作。
徴兵前、戦地、帰還後の3つの場面を描くことで一兵士たちとその周囲を取り巻く人々の心の変化を映し出す。
数あるベトナム戦争を描いた作品のなかでもこれは最も人間という存在に根差している。
戦地でロシアンルーレットを強要され極限の死の恐怖を体験した者が冗談半分で銃を振りかざす男を許せるか。
自分の婚約者だけがいつまでも帰ってこないという境遇の女性が正気でいられるか。
一方、夫が両足を失って帰って来たという境遇の女性も同じだ。
戦争が壊したものは何か?
ラストの場面にその答えが凝縮されている。
映し出されるのは棺桶、両足を失った男、そして、まるでオープニングの結婚式で幸せに満ちていた彼らとは別人のように悲しみに暮れるマイケルたち。
戦争は全てを壊すのだとこの作品は語っている。
私のNo,1映画
戦争とはこうゆうものだ!
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