「ワンショット」ディア・ハンター えーじさんの映画レビュー(感想・評価)
ワンショット
この映画はロシアンルーレットの場面が強調されているが、それだけでは無い。現在の米国のラストベルト地域の小さな町の若者達の物語だ(ロシア系移民の町だ)。前半はその街のどこか牧歌的な雰囲気や友の結婚式が延々と続く。その間に友達全員の趣味である鹿狩りに出掛ける。その時に主人公のマイケルは"ワンショット"の大事さを語る。
場面は大きく変わり、いきなり我々はベトナム戦線に放り出される。そこではベトコンが捕まえた米兵を使ってロシアンルーレットをさせ賭け事をしていた。このシーンの切り替わりの演出が見事でその対比性に驚かされる。現在の映画に比べると前半が冗長に感じるが私はそこが逆に好きだ。
マイケルの機転により仲間たちは命からがら助かるが全く無事である者は居ない。そしてその後も親友のニックは故郷に帰って来ない。マイケルは心配になり、友を連れ戻しにベトナムへ戻るのだ。そこでは変わり果ててしまった親友の姿があった…。。 そしてマイケルがハンティングに再び出掛け鹿を仕留めずに終わるのだった。
この映画には、名優のロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープ等が若々しく出演している名作です。ちょっと長い映画ですが素晴らしい映画ですので是非ご覧下さい。(出来れば映画館で‼︎)私は午前10時の映画館で再度観ました。
めるさん 共感とコメントありがとうございます
私も初見は小学生でした。そして大人になってから再度視聴しました。子供の頃には分からなかった色々な事が分かり再度感動しました。時は過ぎオジさんになってから又観た時はまた違う事に気付きがあり更に感動しました。
この作品、冒頭部分1時間で正直長いな〜なんて思っていたらいきなり戦地のシーン…私も幸せからの対比であえてそうしたんだろうなと思います。ラストのみんなで歌っているシーンが悲しくて。とても印象的な映画です。映画館で鑑賞、うらやましいです😊