「仲間を救う為に」ディア・ハンター 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
仲間を救う為に
夜の町をフルチンで疾走するデ・ニーロがモザイク無しでメチャクチャ寒そうで!?
デ・ニーロとウォーケンの若々しい姿をスクリーンで観ていたらナゼか一瞬「ヘアスプレー」と「ダーティ・グランパ」での戯けた二人を思い出してしまい可笑しいんだか?悲しいんだか!?
ロシアンルーレットを強行される恐怖と緊張感の中で怒り狂うデ・ニーロがこの状況を打破する為に。
逃亡してから見捨てること無く仲間を背負い戻ってからの彼の姿に悲観する訳でも無く明るい元の生活に当たり前に居させる。
最後は絶望的に救えなかったがデ・ニーロの行動力と圧倒的に仲間を想う心。
全く違った視点からベトナム戦争を描いたM・チミノの手腕は「天国の門」と同様に素晴らしい。
戦争描写がメインでは無いがベトナム戦争の問題を人間ドラマや青春モノとして描いた傑作。
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