「圧巻の自然美&映像美!!」天国の日々 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
圧巻の自然美&映像美!!
1978年の作品でここまで圧巻の映像美を堪能できるとは!
テレンス・マリック監督、恐るべし!というのが所感。
主人公ビル役のリチャード・ギアはじめ、アビー役のブルック・アダムス、
チャック役のサム・シェパード、リンダ役のリンダ・マンズ、
みんなカッコいいし美しい。
演技も素晴らしくて、物語から目が離せなかった。
最初は1910年代の農場での生活を、美しい自然美とともに把握。
私の思考のクセだが、トイレはどうしているのだろう?と、つい思っちゃう。無粋。
麦畑は大変手がかかりそうだが、人々が生き生きとしている。
アビーとチャックの結婚後は、
幸せそうな夫婦生活というよりは、ビルとアビーの仲をうたがうチャックの図。
昔も今も男女のいざこざは不変だな。これが人間なのだなと思う。
イナゴ🦗の大量発生からの、火事で麦畑が焼失、
そこからビルとチャックの関係性も急速に変化が!!
よもやビルがチャックを殺しちゃうとは。勢いだとしても。これも時代がそうさせたのか。
警察から追われるビル(アビーとリンダも一緒だが)が殺されるのも、まさかの展開。
そしてアビーとリンダはふたりに。
実に波乱に満ちた人生。
逞しく生きていくのだろうなというエンディング。
どこが天国の日々だったのか。
このあたりの理解は、パンフレットを購入したので、後ほどじっくり目を通すことにする。
それにしても、この時代にこの映像をつくれてしまうテレンス・マリック監督はすごすぎる。
正直、驚いたし、他作品も機会を見つけて鑑賞しようと思う。
共感ありがとうございます。
地主の強権力にへきえきでしたが、イナゴ襲来!ざまあみろと思う間もなく無力感に自分も打ちひしがれました。イナゴの顔のドアップはもう恐怖ですね。