天空の城ラピュタのレビュー・感想・評価
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観ない事で、エンターテイメントの基準が一つ減る。もし観ていないのであれば、それは・・・。
私が作品を評価するにあたっての基準の作品です。
この作品が100点と考えた上で、他のエンターテイメントに対する点数をつけていると言っても過言ではありません。
1986年の作品の為、この作品を見たことがないと言う人も増えてきました。
ジブリはサブスクも無い為、金曜ロードショーかDVD等で観る必要がある為、観る為のハードルが高いからかも知れません。
それに、あまりにも有名なフレーズやシーンの切り抜きの為、わざわざ観ようと云う気にならないのかも知れません。
だからこそ、今更ながら、この作品の素晴らしさを考えてみる。
極力ネタバレはしないように、理由だけを簡潔に。
①時間配分
2時間映画で難しいのはキャラクターの描き方だ。
掘り下げが足りなければ、感情移入が出来ず、進めすぎればストーリーが停滞する。
キャラクターの動機付けに不備が無く、彼らの目的意識が分かりやすい。
作品の中でキャラクターが生きている。生活の中から、冒険へと繋がる描写は上手さすら感じさせない。
映画は凝縮した人生体験だと思っている。だからこそ、1分1秒でも無駄なシーンは存在してはならない。
近年の映画は、2時間を有効に、効果的に生かしていただろうか? 無駄に冗長だったり、描かないのではなく描き切れていないようなことはなかっただろうか?
②世界観
オープニングテーマが流れる中、ビジュアルアートが流れるのだが、そこには天空の城を想像した伝承記のような映像が使われている。
開幕から飛行船などの技術体系はあるが、一報鉱山で泥臭く鉱石を掘るような人々の暮らしぶりも描かれる。これを開始10分程度で描くのだ。この世界の技術レベルがすんなりと入ってくる。
その上で、何か分からない謎の力「飛行石」と呼ばれる石に、とてつもない価値がある事も示唆される。
ここまで世界観をナレーションや説明台詞なしに理解させられる。
まさに、アニメーションで語られると云うやつだ。
世界観は映画を観る上で、もっとも重要な要素だ。ここが蔑ろにされると、細かな引っ掛かりを生んでしまう事が多い。
近年の映画は、何の説明もなく、導入から自然と世界観に浸らしてくれただろうか?
③緩急
アクションシーンやギャグシーンも随所に散りばめられる一方、命のやり取りとも言えるシリアスなシーンも要所要所に刺さる。
各キャラクターの会話は少しポップな印象を受けるものが多いが、銃撃砲弾が飛び交う様や、古代兵器の破壊力は世界を脅かすシリアスさを感じさせれる。
話を追っていくと、そのバランスの絶妙さに感動する。
張りつめて、緩めて、笑わせられ、興奮させられ、感動する。
もちろん、映画はジャンルで分類される為、全ての映画を同一視点から評価する事は難しい。
ただ、映画はあくまでも「娯楽」であり「エンターテイメント」である。
だからこそ、感情を操作して、体験後の感動を生み出す必要がある。その為には、感情の振れ幅を生み出すバランスが必要なのだ。
近年の映画は、エンターテイメントとしてバランスが良かっただろうか?
④名セリフ
観終わった後、絶対にマネしたくなるシーンや、口ずさみたくなる台詞が生まれる。
あなたが観た近年見た映画の中で、名セリフはあっただろうか?
思わず口から出てしまうような言葉はあっただろうか?
この作品は、最低でも2つ以上はある。
観終わった後、構成の良さや、シーンの印象は何となく覚えていても、セリフまで残る作品は意外と少ない気がする。しかしそんなセリフ「キラーワード」を生み出せた作品は、少なからず傑作と呼ばれる事も多いだろう。
近年の映画で、心に残るセリフは、いくつあっただろうか?
長々と書いてしまったが、
映画を語る上、特にエンターテイメント性を大切にした映画を語る上では、大切にするべきものだと思う。
だからこそ、この映画を基準として、
これ以上の作品を期待するし、求めてしまう。
ラピュタ以上の映画と出会う事は、なかなか難しい。
だからこそ、映画の基準の一つとして、観て欲しい。
そう云う映画だと、私は思う。
小難しいような話をしたが、一度何も考えずに観る事をオススメする。
何故なら、この映画は子供が楽しむ為の最高の映画であり、野暮な大人が難癖つけながら観るような映画ではないのだから・・・。
ジブリの真髄が詰まる‼️❓実に、面白い‼️❓雛型の名作‼️❓
ドーラさん
もう何度目か分からないくらい観たけど何故か何度でも観れるのがジブリ...
もう何度目か分からないくらい観たけど何故か何度でも観れるのがジブリのすごさ
色々と発想がすごいよなぁ
しかも近未来的なのではなく独創的な乗り物や世界観
ハウルやポニョまでいくと独創的すぎて目がチカチカするというか
ラピュタやトトロや魔女は上手に日常と創作を織り交ぜられているから観ていても違和感がない
昔のジブリみたいな作品作ってくれよ宮崎駿先生
もう幾度と無く鑑賞し、見飽きているはずなのに観てしまう。名作の証。
パズーが視線を逸らさずシータの目を見て話を聞くシーン。シータが髪をかき上げるシーン、目玉焼きをゆっくり"はむはむ"と食べるシーン。ムスカの人と話すゆったりとした間(ま)。
無くても物語自体には支障は無く、むしろ入れる事で尺を使ってしまっていたり。何て事の無い一瞬の仕草、数秒を大事に切り取って入れる事でキャラクターの深みに繋げる。
時間を作れる1クールのアニメではなく、2時間弱という尺の映画。鑑賞者は無意識に、この一瞬に感情移入してしまう。キャラクターに思い入れてしまう。
パズーの無謀に見えても、真っ直ぐな男の子らしさに惹かれてしまう。シータの女の子らしさの奥に見える、凛とした強さに魅かれてしまう。ジェンダー問題が叫ばれて久しいが、やはりこういうストレートな設定は分かりやすい。あ、ドーラは既にジェンダー問題を提起していたかも(笑)
もしかしたら『40秒で支度しな!』を、『バルス !』を、『人がゴミの様だ!』を、『もしもしもしもし』というセリフを聞く為だけに見始めているかも知れない。
それでも気が付くと、知ってる内容なのにワクワクして観ている自分が居る。でも映画はそれで良いと思う。満点。
初井言榮さんと寺田農氏!
声、セリフの言い回しがいい。
ドーラのキップと包容力。決して良いママなんかではない。息子たちの尻を叩きながら、常に先頭を突っ走る(息子がちゃんとついてこれているか、確認する場面もあり)。お局様だ、もう年だからなんて言葉が鼻白むほど、格好いい。
「女は50からだね。」って、感じ。
「ママみたいになっちゃうの?」なんてセリフ。本当の女の格好良さがわかっていないな。なんて、高笑いしたくなるほど。
こういう女の魅力がわからない輩が増えてきたことこそが嘆かわしい。
それを、初井さんがきちっと決めてくださる。普段の役も、結構男前の多かった女優さん。素晴らしい。
ムスカの乾いた声。それが上ずり興奮してきて、あの有名なセリフ。
なんて、役者だ。
常田さんは『にっぽんむかしばなし』でも見せた安定感。
地下で広がるあの空間。もちろんアニメーションの力でもあるのだけれども、常田さんのセリフで、ぱぁっと宇宙が見える。
さすがだ。
物語は冒険物語。
ムスカにすべてを握られてからの展開が速い。
「バルス」その言葉の潔さ・強さ。
断捨離、生き方に迷いがない。子どもなのに?いや、子どもだから?
二人とも天涯孤独だからの決断?と思えてしまうところも切ない。
それでいて、その後の展開。この頃のアニメファンの心の機微が解っていらっしゃる。
と、すばらしいのだが、
『未来少年コナン』の大大大ファンとしては、
パズーがコナンに、
シータがラナに、
ムスカがレプカに見えてしょうがない。
そのうち、ジムシー・モンスリー・ダイスも出てくるんじゃないかと期待してしまう。
物語の大筋も同じ。
細かい設定違うけど、
コナン・ラナより、バズー・シータの方がより思春期になっていて、ザボーイ・ミーツ・ザガールになっていて、その表現力には喝采を送るけれど…。
同じ監督の作品だからいいんだけどね。
というところで満点にはならない。
私にとっての金字塔は『未来少年コナン』。連続物でたっぷりと描き切った大作。
そちらに比べると、こちらの映画は124分で凝縮してよくまとめたと思う。
でも、Wikiには監督が長年温めてきた話が基とはあるものの、
『未来少年コナン』がなかったら、『カリオストロの城』も、この映画も、このような演出・編集で制作されていないと思う。
『未来少年コナン』の進化系ともいえるけれど、やっぱり私にとっては、未来にどちらを残すかと言われたら、『未来少年コナン』だな。
ジブリの中でいちばん好きな作品。 何度観たことか。空に浮かぶ島、飛...
株式会社スタジオジブリ(初代)設立
ジブリ一いい男
宮崎駿の真骨頂はこれとコナンです。
飛行石と少女シータを巡る争いに巻き込まれた少年バズーの冒険譚。
初期の宮崎駿らしい、少年を主人公にした冒険活劇です。
可憐な少女、父親の遺志、巨大な敵、絶対的な悪、そして謎。少年の冒険譚に必要な要素を惜しげもなくつぎ込み、まったく無理を感じさせないストーリー展開は見事。
フラップターのスピード感、高度で浮かぶラピュタでの戦い。宮崎駿らしい見せ場も満載でした。
ナウシカ直後ということもあり、やや軽い印象もありました。しかし、逆に冒険活劇として振り切っていて純粋に楽しめる作品でもありました。
また軽いと言っても「土から離れては生きられないのよ」なんて凄く含蓄のあるあるシータの言葉が差し込まれていて、しっかりとしたメッセージを含ませるあたりは、流石「宮崎駿」と言ったところでしょうか。
「となりのトトロ」も「魔女の宅急便」も素敵でしたが、こんな冒険活劇をもう1本位製作して欲しかった、と強く感じさせる珠玉の1本でした。
(圧巻のオールドジブリ③)二十年ぶりの?オールドジブリ劇場公開に触発され〜
〜触発され、ひさぶりにレビュー。。。
(*余談ですが?サブスクに押されて?今GEOの旧作は14泊で¥55円!)
出会ったばかりの?空から降ってきた女の子を助けるパズー。
・天使かと思ったんだ!
・素敵な名前だね?
・素晴らしい事が起こりそうで・・
・出会ってたった1日の女の子の為、全てを捨てて海賊に入る!
バイオリンを作るストーカー予備軍でも無く〜
田舎の村から禁じられてる見送り迄した許婚?からの宝の首飾りを他の女に贈るでも無く〜
シャンプーの置き場変えただけで髪の色が!と泣き喚くでも無く〜
↑オールドジブリ一番のイケメンと言われるパズー!
そして???
ただただ可憐で無垢。
二つの太く大きな三つ編みおさげとワンピースに、片付け上手の料理上手で明るく優しいシータ!
これはジブリ版?小さな恋のメロディ?
冒険の中で、パズーは子供から大人になり、シータは女の子からひm‥eg‥im
オールドジブリの中ではそんなに好きな作品では無かったけど?何十年かぶりに見ると、やっぱり良い物ですね?
実は?ドーラ(伊太利風六兄弟含む)とか、パズーの村の人とか?洞窟のお爺さんとか?大人の方に惹かれてる自分が居て、加齢を痛感(笑)
一生懸命がんばる事は、成功への第一条件。
そんな若者(子供達)を応援したい!て大人達が現れれば、それは成功への第二条件であり、グッとゴールに近づいた!てのでは?
パズーの目玉焼きパン乗せや?シータのミートボールパスタ食べたい度】☆⑤
ラピュタのロボット欲しい度】☆⑤
ドーラの名言集みたいなの検索する度】☆⑤
宮崎駿監督の健全なロリコン度は素敵度】☆⑤
寺田農さんの代表作は?俺的にムスカ大佐とテラー度】☆④
ピカチュウの市村正親さんや竹中直人さんみたく?年配の俳優さん入ると、作品を見て引き締まるよね( ・∇・)!
夏になると、日本テレビが何度もオールドジブリを放映します。
えぇえぇ、何度でも何十回でも放送して下さい!
日本人の気質を育てるて意味でも、オールドジブリには価値が有ります!
さ、続きましては?
十回以上見てます、俺的に『オールドジブリ一番の』紅の豚で2020年夏のオールドジブリ四作目レビューとします。
宮崎監督、どうですか?もう一作!!!
宮崎駿作品ではNo1!
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