テレフォンのレビュー・感想・評価
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良くも悪くもB級の佳作
シーゲル選手はハリー・キャラハンの通り、B級の巨匠です。大作や問題作は似合わない。
これもマンダム君を主演にテンポ重視で話がポンポン進んで快適。
昭和30-40年代の日本映画黄金時代の時代劇や任侠、喜劇シリーズを量産していた東映や東宝の職人監督的ですね。
おードンシゲ監督作品か、やっぱダーティーハリーっぽくてカッコいい。...
おードンシゲ監督作品か、やっぱダーティーハリーっぽくてカッコいい。うーんマンダムとも組んでたんですね。
本当にありそう、ソ連の催眠テロ、今なら中東か。最後までハラハラできるスリリングな展開がGOOD。パートナーの女性も美しい、が、個人的にはハリー3の女性相棒タイン・デイリーの出演が嬉しかった。またハリー・キャラハンに会いたくなって来た(笑)
シーゲル×ハイアムズ×ブロンソン
「森は美しく、また暗く深い...」フロストの詩の一節をキーワードにして、これを聞いた瞬間、それまで普通に生活していた一般市民が、薬物催眠によって封印されていた任務を覚醒させ、自爆テロを起こすという恐るべき作戦。 これを電話で行うため作戦名が[テレフォン]
劇中でも語られる「優れた工作員は自分の存在を完全に隠す。それより優れているのは、自分が工作員と気づいていない者」
実際にこのような事が行えそうなだけに、リアルな恐怖が伝わってきます。
今なら携帯電話でもっと簡単に指示出せるしね。
残り51人のスリーパーの、名前、住所、ロシア名を完全記憶しアメリカに乗り込んできたのが、ブチンスキーことブロンソン! ロシア系なだけあって、KGB局員役がなかなかハマッています(見た目だけで、全くロシア訛りの英語を話さないが笑)。
アメリカ各地を移動してテロを繰り返すダルチムスキーと、それを追うボルゾフ少佐。 ボルゾフと行動を共にする女性局員バーバラの意外な正体と、もう1つの任務。 アクションは物足りないが、優れたサスペンスで、クライマックスの緊張感とラストの洒落も効いています。
でも本作の一番の成功点は、ドン・シーゲルの演出でも、ピーター・ハイアムズの脚本でもなく、バーバラ役にジル・アイアランドを使わなかったことだな(笑)
面白かった
ブロンソンが出ているので見た。全体的にゆるいアクションで、それほど緊張感もないのだが、それはそれでリアリズムを感じさせる抜けた感じがよかった。アメリカの田舎のダイナーのようなところでのクライマックスが面白かった。
しかしなぜ敵のあいつが、その作戦に固執していたのかよく分からなかった。
必見という映画では全くなかったがまあまあ面白かった。
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