劇場公開日 2002年

罪と罰のレビュー・感想・評価

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2.5処女作にして

2024年11月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

もう2023年までのアキ・カウリスマキ作品のほぼ全てが詰まっていると言っていい処女作でした。
カメラが動く、ストーリーが動く、孤独の美学で終わる、というこれからのアキ・カウリスマキの更新を知る上でも興味深い作品でした。
そして、好きです、それが居心地悪いとも思いました。

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あした

3.0"白夜のラスコーリニコフ"

2024年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

もちろん、ドストエフスキーの小説を読んでいる訳もなくロベール・ブレッソンの監督作は一本も観たことはない、ジャン=ピエール・レオ主演で撮った『コントラクト・キラー』のような犯罪映画、アキ・カウリスマキ流フィルム・ノワールは言い過ぎか、ジャン=ピエール・メルヴィルの『サムライ』のようでコレまた言い過ぎか、序盤から殺し屋の物語かと、殺しの動機は?個人的な復讐から後悔の念、警察を翻弄させながら自分で自分の罪を罰する、いや、エヴァとの出会いで心変わりが?

いつでも唐突に出会う男女、男はいつでも無感情で頼りなく地味ながらも積極的なのは女で逞しいのも女、電車に轢かれてしまう『枯れ葉』を思い出す描写が本作ではしっかりと描かれて意味も無く笑ってしまった、アキ・カウリスマキのデビュー作にマッティ・ペロンパーが最初から登場する安心感、主人公が禿げているから何となくジョン・カザール主演でコッポラとかでハリウッドで撮られていても面白かったような『カンバセーション...盗聴...』みたいな雰囲気で、違うか!?

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万年 東一