「「“The Way We Were” 追悼ロバート・レッドフォード①」」追憶(1973) ひなさんの映画レビュー(感想・評価)
「“The Way We Were” 追悼ロバート・レッドフォード①」
「2025年9月16日、俳優のロバート・レッドフォードさんが、ユタ州の自宅で亡くなったことをアメリカメディアが報じている─」。
今年1月に、仕事の打ち合わせで懐かしい『追憶』の映像を観る機会がありました。
今年7月には、フォロワーさんの『追憶』のレビューで話題にしたばかりでした。
突然の訃報はショックで、享年89歳という年齢も信じられない思いです。
《PROレビュアー須藤秀人「リメイクするにも人材がいないスターの時代への郷愁」より》
「たとえ行き着く先は違っても、ふたりが辿った時代への郷愁を掻き立てて止まない。それは同時に、すべての映画ファンをスターの時代への回帰させる時間でもある。
しかし、時代はさらに移ろい、もはや、今のハリウッドにはレッドフォードとストライサンドに代わる存在はいないことに気づいた。タイトルの「The Way We Were(私たちが辿った道)」は、そのままハリウッド映画が辿った約半世紀と重なるのだ。」
《9/17付「GQ Japan」「ロバート・レッドフォードがスタイリッシュに演じた役柄7選」より》
『明日に向かって撃て』(1969年)
『白銀のレーサー』(1969年)
『追憶』(1973年)
『華麗なるギャツビー』(1974年)
『コンドル』(1975年)
『スニーカーズ』(1992年)
『幸福の条件』(1993年)
《9/20付「エスクァイア米国版」「故人となった映画スターを追悼し監督した作品の中から珠玉の3本をピックアップ」より》
『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992年)
『クイズ・ショウ』(1994年)
『モンタナの風に吹かれて』(1998年)
作品の中で永遠に輝きを失わずに、生き続けてほしい…と願っています。
✎____________
ロバート・レッドフォードの映画を初めて観たのは、中学生の時に同じクラスの映画通の男の子のオススメで、『明日に向かって撃て』と『スティング』のリバイバル上映でした。
それからは、映画会社に勤めていた父と映画ファンの母のコレクションから、レッドフォード出演作のお気に入りを見つけることが楽しみになりました。
『追憶』は高校と大学の時に観ましたが、今思えば当時はよく理解していなかった作品で、主題歌の「The Way We Were」だけが心に残りました。
映画化された『Sex and the City』のドラマシーズン2最終話が、映画『追憶』をテーマにしたストーリーで、そのドラマを見て初めてこの映画を理解できたような気がしました。
監督作の『リバー・ランズ・スルー・イット』で、美しく輝くブラット・ピットを観た時は、レッドフォードの生まれ変わり!?と驚きました。
そのブラピも今年は『F1エフワン』で主演のオールドルーキー役、私の中のレッドフォードだけが、時の流れが止まっているみたいでした。
レッドフォードの出演作と監督作を追いかけてきたつもりでしたが、いつの間にか観なくなってしまって、最後に観た作品が思い出せません…
✎____________
映画館で鑑賞
BS・地上波で鑑賞
1月16日配信で鑑賞
10月4日映画館で4Kリマスター追悼上映鑑賞
9月17日★★★★★評価
9月22日レビュー投稿
10月4日レビュータイトル編集
おはようございます。
追憶を観ると、
自分がバーブラ・ストライサンド側の人間なのだと、
この年になっても、やっぱりバーブラ・ストライサンドの側なのだと、
思います。
それは自嘲ではなく、まあ自分らしく生きているだけで、それもまた幸せかもしれない、と。
初めて買ったサウンド・トラックLPは『追憶』。
追憶は4KULTRA HDがまだ出ていないのでこの機会に販売されるのでしょうか期待しています。
コメントありがとうございました。
ケイティが再婚してないというのは、自分も思いました。
不自然ではなく、それをニュアンスとして感じさせるバーブラ・ストライサンドの演技、そして、それを理解した上で、目を潤ませながら話を合わせているんだろうと想像させるロバート・レッドフォードの演技がすごいんですよね。
この年だから感じ取れたものが確かにありました。
コメントありがとうございました。
視覚優位の人間なので、いろんなところが気になってしまうのですw
扉に貼られていたポスターは、どんな絵なのかちゃんと見たいと思ったら、Googleレンズが反応してくれてわかりましたが、レンブラントの水浴の女は、全然読み取ってくれず、たしかレンブラントだったよなと思って、色々言葉を入れて、執念でヒットさせて確認しました。
ファクトチェックは、やっぱり大事ですよね(^^)
ひな様
たびたびお邪魔します(笑)。
>映画会社に勤めていた父と映画ファンの母のコレクションから、レッドフォード出演作のお気に入りを見つけることが楽しみになりました。
映画一家なんですね!うちの両親は、ほとんど映画を観ないのですが、たまたまテレビで「ゴッドファーザー」を観ていて、なんとなく私も一緒に観ていて、マシンガンで人間がズタズタにされるシーンが脳裏に焼き付いています。小学生だったので、なかなか刺激的でした!
>『追憶』は高校と大学の時に観ましたが、今思えば当時はよく理解していなかった作品で、主題歌の「The Way We Were」だけが心に残りました。
こないだ観ましたが、私はまだよく理解できず、「The Way We Were」だけが心に残ってます(笑)。
赤ヒゲでした。
「追憶」はバーブラ・ストライサンドの映画、
とよく言われますが、バーブラが想うレッドフォード(大学時代のスター&文学のスター&私のスター)なので観客も魅了されるのは無理はない、シドニー・ポラックの計算通りです。
アメリカン・ニューシネマのなかで僕は何時も1位です。
たびたびすみません!遅ればせながらフォローありがとうございました!私もフォローさせていただきました。バーブラストライサンドのあの曲は、実は高校時代今のカミさんがテープに録音したくれたんです恥ずかしながら笑。お義母さんが好きで良く聴いていたそうで、いい曲でしたよね!
お世話になります。
私も高校の時ですが、「明日に向かって撃て」が、高校の学園祭の体育館で映画研究会によりかかっていたのを観て、その時初めて洋画というものに触れた感じでした。それまで、怖いもの見たさの洋画や東映まんが祭りとかしか観てませんで笑
大人の階段を一つ上ったような、すごくいい映画だった記憶があります。それから洋画が好きになりました。(その後ちょっと勢いづいてポールニューマンの「評決」という映画も観ました。良かったです)
「スティング」は学生時代、ハイソな三越ロイヤルシアターにタダ券で(貧乏くさい格好でバイクで)観に行ったんですよー。実は入口で、「お客様、こちらの券は土日はご使用いただけない券でございます」と言われ、豪勢な大理石の階段を並んでいる紳士淑女の冷たい視線を浴びながら、ヘルメットを抱え降りて帰ったのでした。(きっと、あの貧乏くさい学生ドレスコードにでも引っかかったのかしらと思われましたか、ハズカシー記憶です。大人の階段降りちゃいました)結局他のぼろい映画館で観たんですがすごく面白かったです!
(ロバートレッドフォード氏のご冥福を祈ります)
ひなさん、コメントありがとうございました。バーブラ・ストライサンドの追憶…もう、ここ何十年と聞いていませんでしたが、文字を見ただけで、曲が蘇ってきました。映画、観たことがあるのかもしれませんが、全く覚えていないので、近々観てみたいと思います。
まずは、Spotifyで、追憶聞いてきます。
mac-inさま
『追憶』に丁寧な再コメント、ありがとうございました🤭
私のレビューに足りないエモーショナルな部分を補完していただいたみたいで、うれしかったです。
ポリコレの時代にこんな話は…と思いますが、男性はハベル、女性はケイティを見る映画だと思います。
レビューに書いた米国ドラマで、女子会で飲んでいる4人が、「女はケイティかケイティじゃないか」の2種類で、男が選ぶのはケイティではなくハベルの再婚相手だと納得したら…
突然お店で、4人で主題歌を歌い出して、それ位永く愛されている映画と主題歌なんだなぁと思いました。
映画のラストで再会した2人の、ケイティが「可愛い人ね、ハベル」とハベルの前髪にそっと触れる、あのシーンのオマージュも登場しました🥰
ひな様、共感、コメントありがとうございます。
私も「追憶」は大好きで、何度も見ています。
オープニングのレッドフォードがバーで飲みながら寝ているシーンからオーバーラップしてレッドフォードの走るシーンになり「The Way We Were」が流れてタイトルが出てくるシークエンスは、それだけで何度見ても泣けます。
他にも、ケイティと別れることを決めてから、ヨットで親友のJJに「最良の年は?」と聞かれてハベル(レッドフォード)が「44年、いや45年、いや46年かな」(多分ケイティと楽しく過ごした頃)と悲しそうに答えるシーンも大好きです。
ラストのレッドフォードの表情もいいですよね。もう戻れない悲しさが出ていて。
と、好きなことを書かせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
「明日に向かって撃て!」と「スティング」ですか。その男の子、センスがいいですね。
私も中学生の時に「明日に向かって撃て!」を見て感動したのを覚えています。「スティング」は高校生の時でした。
「リバー・ランズ・スルー・イット」での感想は、私もそのまんまです。ロバート・レッドフォードの生まれ変わりかと思いました。釣りの時の美しさは心に刻まれました。
なかじwithみゆさんのコメント
2025年9月20日
コメントありがとうございます。
『追憶』『スティング』は東京スター座という名画座でよくかかり数回観に行きました。
ロバート・レッドフォード、衝撃でした。
ヤンチャなミッキー・ロークやブラピよりも、でした。
決め手はイケメン+頑固な誠実さ。でしょうか。
訃報は年齢的にも仕方ないので、そう自分に毎日言い聞かせています。





