キサラギのレビュー・感想・評価
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ネットのファンサイトで出会ったアイドルファンたちが一周忌追悼の会で...
ネットのファンサイトで出会ったアイドルファンたちが一周忌追悼の会で彼女の死の真相を探っていく。
場面も切り替わることなく登場人物が少ないので、映画を観ているというより芝居を観ている感じ。
バラバラの境遇で集まったかと思いきや、話が進んでいくとともに接点が生まれていく。その展開が笑えておもしろい。
こういう映画けっこう好きです。ストーリーといい、終わり方といい、俳優それぞれのキャラといいおもしろかった。
コンフィデンスマンJPを凌ぐ古沢良太最高傑作
3度目の鑑賞
いずれもDVD
小栗旬の代表作の一つ
監督は『シムソンズ』『守護天使』『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』『累』『名も無き世界のエンドロール』の佐藤祐市
脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』『釣りキチ三平』『探偵はBARにいる』『鈴木先生』『少年H』『寄生獣』『コンフィデンスマンJP』の古沢良太
焼身自殺?したD級女性アイドル如月ミキの一周忌ということでファンサイトを介してアイドルオタクの男5人がペントハウスという密室に集まり追悼会を開催する話
如月の思い出話で盛り上がる趣旨だったはずがやりとりはやがて自殺じゃなくて殺されたんだというネットでありがちな展開に
5人の推理が始まる
議論していく中でどんどん5人の正体が明らかになっていく
如月がおっちょこちょいだったばっかりに思わぬ展開に
なんやかんやでまるくおさまる
登場順は
家元(小栗旬)
安男(塚地武雅)
スネーク(小出恵介)
オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)
いちご娘(香川照之)
あの有名ドラマを知っているとユースケの役名だけでも笑ってしまう
三谷幸喜の代表作にして名作の『12人の優しい日本人』的なノリ
舞台向きの作品をあえて映画でやっちゃうのが良い
脚本さえ良ければ場所は殆ど同じで良いを体現しているジャンル
但し野郎だけ
『12人の優しい日本人』には山下容莉枝など女性3人登場
『12人の死にたい子どもたち』は杉咲花橋本環奈黒島結菜など6人も女の子がいる
映画どころか芝居じゃないけど朝生だって昔は黒木香とかいたし今では三浦瑠麗がいる
アベプラだって毎回毎回得体の知れない女が出るしまれに紗倉まなに遭遇することがある
でも本家本元『十二人の怒れる男』は野郎ばっかりだからまっいっか
なぜか映画comのキャスト紹介には無いが大磯のアイドルイベントの司会者役として宍戸錠が出演している
エンドロールで如月ミキが歌を披露する
アイドルだけに歌唱力はないが決して音痴というレベルではない
如月ミキ役の人も実際に超マイナーなアイドルで全くブレイクすることもなく尾木をクビになり今は35歳になってフリーで細々と芸能活動してるってのが良い
この映画をきっかけにメジャーになっても良かったんだけどな
可哀想だから坂道系アイドルグループのどこかに混ぜてあげればいいのに
あと小出恵介の罰は重すぎた
濡れ衣だし長くても一年だろと
73点
ハッピーエンド
古沢良太が手がけたどんでん返し?の映画ということでかなり気になっていたが、ようやく鑑賞。昨日に引き続き古沢デーです。今回三本レンタルしたんですけど、
「Always 続・三丁目の夕日」「キサラギ」「リーガルハイ1・2」と全て古沢良太脚本。尽くしです
まぁ、面白かった。
期待してたよりはって感じだったけど、低予算ながらにしてなかなか面白い会話劇でした。
突如若くして自殺してしまったアイドルの如月ミキの一周忌にファンサイトで知り合った5人の男たち。最初は皆で語り合うような楽しい会のはずが、その内の1人がミキは自殺ではないと話し始める...
5人の演技が素晴らしい。
個性的なキャラの濃ゆい人物を各々演じて、それだけでも見応えあって笑える。特に塚地武雅は芸人なだけあって本当に面白い笑 どんだけ気にするだ笑笑
100分越えなのにテンポが良くて、話が2転3転以上するので飽きる事は一切ない。ずっと同じ場所なのに、観客の目を1度も離させない脚本には脱帽です。色んな方言われてますが、舞台みたい。会話劇は楽しいねぇ
まぁ、どんでん返しまではいかないかなと。
常に転がっている感じなので、うわ!そうだったのか!という掃海艦は無い。コンフィデンスマンJPを期待していたら肩透かしを食らうかも。
ツッコミ所も多々。
葬式で知れなかったの?とかなぜその情報手に入れれなかった?とか無理があるだろ!と思わざる負えなかった。巧妙さが今ひとつって印象。
まぁ、良かったかな。
ってかさ、初めて見たんだけど「リーガルハイ」面白すぎない??最高じゃん笑笑
おもしろいですが
これを「見事な伏線回収」とは呼びたくない
この映画実際見たのは2年ほど前なので、レビュー内容に記憶違いや勘違いがあったらすみません。
「伏線回収が見事な映画」としてネットで紹介されていたのを見かけて、伏線回収モノが大好きな私は期待して鑑賞いたしました。
結論。これを「見事な伏線回収」とは呼びたくありません。「実はこうでした」「実はこうでした」が繰り返されるだけの単調なもので、期待していた伏線回収とは程遠かったです。これを「見事な伏線回収」と呼んでいる方は、今まで伏線回収というものを観た事がないんでしょうか。
「1つの部屋で物語が進行する斬新な映画」とレビューしている方もいらっしゃいますが、このようなワンシチュエーション会話劇は舞台演劇の戯曲を基にした映画ではよくあることなので、斬新でもなんでもありません。
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焼身自殺でこの世を去ったD級マイナーアイドルの如月ミキの一周忌を行なうために、ファンサイトを通じて集まった5人の男たち。もともとは主催の家元(小栗旬)が彼女の死を悼むことを目的としたオフ会だったが、メンバーの一人であるオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)が彼女の死を「自殺ではなく他殺」と言い出したことによって事態は一変。如月ミキの死の真相を巡り、それぞれが持つ情報を出し合いながら、議論が繰り広げられることになった。
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「地下アイドル」じゃなくて「D級マイナーアイドル」っていう呼び方をしているところに時代を感じます。当時は「地下アイドル」っていう呼び方は全然一般的じゃなかったんでしょうね。
前評判が高かったので期待しすぎてしまったというのもありますが、私にとっては期待はずれな作品でした。批判ポイントは大きく分けて3つあります。
1つ目はこの作品の売りでもある「伏線回収」について。
私個人の考えではありますが、伏線が出てきた時に「これが伏線ですよ」とパッと見では分からないようにすべきと考えています。見えている伏線は伏線とは呼べません、それはただのネタバレです。巧妙に隠された伏線が後から回収されることで「そうだったのか!」「なるほど!」という驚きと快感を得られるのです。
しかし、この作品は「分かりやすい伏線が登場する」→「実はこうでした」という展開が短いスパンで連続するので、伏線回収の驚きも快感も全くありません。繰り返される「実はこうでした」演出のせいで、途中から退屈でした。
2つ目は説明的な台詞が多いということ。
原作は舞台用に書かれた戯曲だということで、状況説明的な台詞が多いです。これは小道具をアップに映せない・細かな表情や動作を観客に見せるのが困難な舞台であれば問題はないのですが、映画ではキャラクターが説明的な台詞をベラベラ喋ると違和感を覚えます。他のレビュアーさんに「ラジオドラマ聴いてるみたいだ」とおっしゃっている方がいましたが、私も完全同意です。舞台を映画にするにあたっての脚本の改正をきちんと行なっていないのかな?と思ってしまいました。
最後に、ラストシーンについて。
映画のラストで如月ミキの死の真相が明らかになります。当初想像していた真相とは全く異なる展開で、先ほど伏線回収の杜撰さを指摘した手前で恥ずかしいですが、ラストの真相が明らかになるシーンは「なるほどな」と感心するくらい良かったと思います。
ただし、その真相を突き止めた後の展開が私に強烈な違和感を抱かせるものだったのです。何故か5人全員が「良かった良かった」と言わんばかりの表情を浮かべるのです。「人が死んでるってのに何だそのスッキリした表情は」って感じです。特に小栗旬演じる家元は如月ミキの死の原因を作り出した張本人です。普通は「自分のせいで如月ミキが死んでしまった」と罪悪感を抱く場面じゃないんでしょうか。それをいい話っぽく最後に締めているのが私には納得できないし、強烈な違和感があるし、意味の分からないオタ芸をするし、それまで頑なにモザイクかけてた如月ミキの顔が出るし。
正直、このラストの展開は最悪だったと言わざるを得ません。あれを観て「いい話だなー」と思ってしまった人は、よく考え直して欲しい。全然いい話じゃない。女の子が死んでんだぞ。
以上の理由から世間の評価とは異なり私は全く楽しむことができませんでした。
あと細かいところで言えば、ちょいちょい挟み込まれるギャグシーンもイマイチ笑えません。シリアスもダメだしギャグもダメでした。
ただ、世間的には評価されている作品ですし、所々面白いと思える場面もありましたので、試しに一回観てみることをオススメします。
舞台を見てるみたいでした!
 ほぼ脚本一本勝負なだけあって、ストーリーは抜群に面白かったです。ネットで募って集まったアイドルファン5人。ただのファンと思いきや、次々とアイドル本人との接点が発覚していく。そして、自殺当日の行動のふとした疑問から推理が始まり、2転3転する中で、ミキの死の真相にたどり着く。この5人の直前の行動が真相にリンクしていて、まさにこの5人じゃないとたどり着けない答えだったのが、よかったです。映像的には、変化がほとんどない作品でしたけど、脚本的にはとても変化に富んだギャップのある作品でした。場所は一箇所だけだから舞台を見てるような印象もありました。
 小栗旬さんがこんなに謙虚な役だったのが珍しい。ユースケさんが、オダ・ユージを名乗ってるのがシュール(笑) 小出恵介さん、ストーリーの展開を増幅させるようなオーバーの演技、よかったです。
 そして、最後、如月ミキの歌のシーン。なんとなくかわいい見た目を想像していた私に、なかなかシビアなどんでん返しを見せてくれました(笑)
100分ほぼ一室 こんな映画なかなかない
全く飽きなかった。もっと見たい。
もともとコメディやサスペンスっぽいジャンルが好きなので、この映画は自分の中ではとても面白かった。
10年以上前の映画で、小栗旬さんが特に、若いな!って感じがした笑
香川照之さんは昔から変わらず演技が面白い。
ツボにはまる会話劇
あんたのHNはなんでオダ・ユージなんだ?共演してたから?でも、嫌いなんだ・・・
 面白い脚本!まるで三谷幸喜の舞台劇を観ているような錯覚にも陥ってしまう。自殺したアイドルが実は他殺だった、事故だったと、二転三転する展開はまるで裁判劇のようなスリル。それに個性豊かな5人の俳優によって織り成される、漫才のようなコミカルなツッコミが満載でした。舞台となるのはあるビルの屋上の小部屋。密室劇として展開します。
 設定そのものに奇抜さがあり、グラビアアイドル如月ミキの一周忌にファンサイトの常連がオフ会のごとく集まり追悼会を催すのです。お互い見ず知らずの5人:家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、イチゴ姫(香川照之)。オフ会の楽しさもあるのですが、オダの“礼節”という言葉に故人を悼む場なんだと雰囲気は一転する。
 ストーカーの存在、そのストーカーが目撃したモヒカン男、警察の失態、故郷にいる恋人の存在等々・・・次から次へと意外な人物が浮上してくるものだから、清純派のイメージも崩れかかったり、復活したり・・・ファンレターを200通も送ったという小栗旬もたじろぐばかり。デビュー前のプレミア写真や手紙という、ファンの中でも一番のコレクターだった彼も徐々に疎外感を覚えていく過程がとてもよかったりする。
 もちろんサプライズでもあるモヒカン頭や巨漢から55kの減量のCG処理。それにコマ撮りにしたコミカルな映像も回想シーンにはピタリと当てはまる。そして、更なるサプライズの展開のために、「偶然なんてものはない」という台詞がプロットそのものを引き締めてくれるのです。もし、真の意味での部外者がいたのなら、それはそれで自然なのだけれども、如月ミキ(酒井加奈子)の実写映像を見る限りでは、これが必然だったのかもしれません。
 水泳大会の隠し撮り映像も終わり、エンドロール後にその司会者である宍戸錠の登場。事件は解決し、これ以上詮索しないと誓った5人がまたうんざりさせられる表情がいい。彼が持っていたのはシャレのつもりで鍵(名前が錠だから)?押入れ部屋に閉じ込めた犯人は・・・もういいよ。
軽快な物語
面白くない
如月の一ファン家元が如月本人と接触したことのある4人と如月は自殺か他殺かの議論を通して自分が一番彼女を支えていたと知る物語
起:追悼会やりましょう→犯人探し
承:全員が疑われ身元を明かす。
転:一通り疑った後でやすおさんの電話内容を機に思い出話をする。→自殺の仮説を立て始める。
結:感傷に耽る。ミキの思い出話をする。動画を見た後司会が真相を見せる。第2回追悼会
ラスト30分は泣きそうになった。自分はミキと何も接点もないのに一番知ってるなんて言ってた。でもミキは一番遠い存在だった一ファンを命よりも大事に、一番近くに感じていた。
舞台版も見てみたい
舞台向き
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