劇場公開日 2007年6月16日

「野郎ばっかりモノクロトーンな密室劇なのに、万華鏡のようにカラフルに...」キサラギ かんりにんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0野郎ばっかりモノクロトーンな密室劇なのに、万華鏡のようにカラフルに...

2017年3月26日
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野郎ばっかりモノクロトーンな密室劇なのに、万華鏡のようにカラフルに引き込まれる秀作。オタクのオフ会というワンシチュエーションにもかかわらず飽きることなく、けっこう笑えて、少しどきどきさせながら、次々と明らかになる正体、終盤はたくさんの伏線がぴたっとはまり、最後はほろっとさせる。まず脚本がすぐれものだが、緩急つけた演出もすごい。監督は相当の腕前だ。邦画でこんなプロフェッショナルな作品がでるとはちょっとサプライズ。おすぎのいうとおり無名の役者ならさらによかった。もっと上映館増やして、お客さんもドラミさんも見かけ倒しのパイカリなんかやめてこれ観よう。今年初の8点

かんりにん