「それでもアルモドバル」ボルベール 帰郷 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
それでもアルモドバル
アルモドバルの作品でいつも不快になってるのに、それでも観てしまう。つまりこの人は確信犯なのだ。やはり天才だと思う。
で、この最新作。よかったです。
この人は男を描くと自然と変質的になっちゃうのでしょう。逆に、女を描くとその才能がうまく回転していく。この映画で描かれる女は素敵です。ミステリタッチの作品で、本作に登場する川と深淵の闇が、おそらく「女」の比喩になってるのだと思う。男にとってやはり女は深淵のミステリなのだ。
また観たいです。
コメントする