アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
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初めての伊坂幸太郎作品
友人の薦めで観賞。初めから匂ううさんくささの為に途中はどうなることか?と、やや諦め気味に続けて見進め。しかし、謎が明るみになるにつれ、引き込まれた。なるほど。しかし、個人的に、終わり方が好きではない。
全部繋がる面白い映画
タイトルもきっと、あたしにはよくわからないままなんだろうって思ってたけど、最後ぜんぶつながった。
しっかり騙されたし…
終わりに近づく終わり方もいろんな想像ができる終わりで、出演者が思った以上に豪華でもあった。
ボブディランが良かったなぁ。
最初意味がわからなくなった。
ペットを虐待するヤンキーのリーダーが本やの息子というのが最初わからなくて、最後のほうで縛られていた男が誰かわからなかった。ヤンキーのリーダーの顔は暗闇ばかりで出るので殆ど記憶しておらず、巻き戻しして理解し、そういうオチかとわかった。
瑛太が嘘を言っているのはすぐわかった。もっとわからない嘘の付き方ならいいし、あまりに日本語がうますぎて、外国人と言われても違和感が。
難しい内容。
僕は外国人差別について考えさせられた。
いちばん伝えたかったことは何か。
愛する人を失った悲しみはわかる。
それに浜田を巻き込む意味は?
確かによくわからないけど、あながちむげに出来ない存在感のある映画ではあった。
浜田の誠実な思いと行動、それがいいのかな。
『アヒルと鴨のコインロッカー』
濱田岳、瑛太、松田龍平。邦画傑作に挙げられる作品の一つ。
本屋襲撃の撮り方がイイ。県道沿いの本屋、殺風景なその駐車場に何故か「風に吹かれて」がよく似合う。
大塚寧々のツンとした話し方、キムラ緑子のほぼ音声だけの演技も良かった。
優しく切ない物語。
仙台の大学に入学した椎名と、椎名の住むアパートの右隣の隣人である河崎と左隣に住むブータン人のドルジ。
河崎の言動に振り回されながらも、楽しい大学生活を送っていた椎名だが、ペットショップの店長である麗子との会話から、河崎の過去に近づいていき...?!
序盤はよく話がよくわからないことが多いのですが、話が進むにつれて、点と点が繋がっていき、最後には切なく、しかし優しい結末が用意されています。
見終わった後、胸がすっきりする内容ではないですが、濱田岳、瑛太をはじめとする役者陣の演技の上手さに、その世界観に引き込まれ、見てよかったと思うことは間違いありません。
キャスティングが最高。
ずっと昔に小説で読んだけど、内容ぜんぜん覚えてなかった。
終盤、種明かしのところは全部やるから長くなってちょっとマンネリ気味。でも鳥葬のくだりも、写真のくだりも、生まれ変わりのくだりもスッキリ。
ゲームセンター裏での決闘のシーンはちょっとドラマチック過ぎたかなぁ。いや絶対そんな展開にはなんないでしょ、と少し興ざめ。
でも伊坂幸太郎、濱田岳、瑛太の組み合わせ、ほんと最高。それだけで★5つ!
最後ドルジと犬はどうなったのかなぁ。。。
思いがけない
ゆるりとした雰囲気で流れ出した時間は、いつしかズキズキと痛むものになっていた。
ハッピーな映画じゃない。重いものがズンと胸に来る映画だ。
種明かしは、やめてくれと言いそうになる。
だけどわたしはこの映画の、邦画特有(とわたしは思う)の雰囲気が好きだ。鈍い痛みとでも言おうか、ゆっくりと抉られる心地がする、映画。
スーパーヒーローなんて居ないけど、誰かをすこしなら、救うことはきっとできる。
松田龍平が格好よく、濱田岳がいい。
名曲プラス、アメリカンニューシネマ的演出。
なんといっても、この映画の主役はボブディランの「風に吹かれて」だと思います。
私も大好きな曲ですが、この曲とアメリカンニューシネマっぽい演出がとてもよく合っていて、印象に残ります。
この映画を見た人は、見終わった後、必ず「風に吹かれて」を口ずさんでいることと思います。
テーマとか、メッセージ的なものは特にないようです。
その分、少し不満ですが、名曲プラス、アメリカンニューシネマ的演出が、すごくいい雰囲気を出してました。
主人公の濱田岳さんが、実にいい演技をしていました。
大塚寧々さんの謎の美人ペットショップ店長も、よかったです。(前後しますが、後の「みなさん、さようなら」のコンビで興味深いです。)
小ネタもけっこう入っていましたが、あまり笑える映画ではありません。
謎が謎を呼び、何が本当なのか、最後にわかるという組立です。
この映画の場合、ネタバレは厳禁です。
題名の意味も、最後にわかります。
たとえるなら、内容的に、落語の謎かけ問答(漫才師のネズッチが、やっているもの)的な映画です。
かなりよかったので、名曲プラス、アメリカンニューシネマ的演出が、邦画の一つの流行になってくれるといいなと、少し思いました。
瑛太の微妙な演技も繋がるどんでん返し
何も知らないでただ勧められて見ました
最初はホントに意味わかんなくて 浜田君と同じくきょどりながら見てました
前半が全て伏線みたいな映画なんで後半で爆発します
前半で邦画ならではのほのぼ 後半でドキドキハラハラ でもきっちり全体を通して伝えたいことが一つしっかり核にあるいい映画
内容の割にフンワリとした邦画好き
気合をいれずにみてたけどなかなか面白かったw
みてる時にゴールデンスランバーに雰囲気が似てると思ったら、
脚本と監督が一緒でなんか自分がちょっと映画通かと勘違いしたw
結構悲しい部分もあったりするのにすごく見やすい。
瑛太の演技がすごい良くて引き込まれる。
ゆるっと観てる間に
面白かったです。
ゆるっと観てる間に引き込まれて、気がつくと思いがけない所に連れていかれて、ポンと置いて行かれて。
色々考えさせられました。
映像表現ならでは!の部分がとても良かった。だからしばらくは原作は読まないで、映画作品として心に置いておこうと思います。
エンドロール、なんだかとても印象に残ってます。
伊坂幸太郎は仙台が多いね
伊坂幸太郎は仙台のお話が多いですね
重力ピエロにしても
ゴールデンスランバーにしても
なんとも捉え所がない始まり方ですが、
ストーリーが進んでいくうちに、ひとつひとつ意味・すり替えが明らかになってきます
タイトルの意味はラストシーンでやっとわかることになります
でも、
重力ピエロと同じような後味の悪さが残るストーリーなんですよね
もう少しスカッと終われないもんかね~
ってところが難点だと思います
心に残る映画でした
音楽でも映画でも絵画でも小説でも
ぱっと目に付きキャッチーですぐに気に入るものと
時間をかければかけるほど
どんどん好きになっていく作品がある。
前者は何度か目にしたり聴いたりするうちに
飽き飽きしてきちゃったりするんだけれど
後者は何度目にしても聴いても新鮮に映る。
たとえば私にとってジョンレノンの音楽がそれに当たります。
そして私にとってこの映画も同様です。
この映画を観たとき確かに良い映画だと思ったけれど
どこか少し荒い気もして単に「いい映画」として観終わりました。
しかし何故だか気持ちのどこかに切なさと共に残っていて
そのうちテレビで二度目をに観る機会があった時には
この映画と中村監督、伊坂幸太郎さんの大ファンになっていました。
これはセンスと感覚の問題です。
これが出来る人たちはそんなにいないと思います。
中村監督と伊坂さんのコンビがこれからもあることを祈っています。
近頃真っ当な日本映画
その独特の文体とユーモアで知られる伊坂幸太郎の小説を映画化した本作は、小説と同様に何とも魅力溢れる作品だった。
気取っている、と一言で片付けるのは簡単だけど、それだけでは片付けられない、抗いがたい魅力が本作にはあった。正直に言えばテンポはあまりよくないし、あまりに演出が優等生過ぎるような気もする。だがしかし、よくぞまあ、あの映像化が難しかったであろう原作を、ここまでの映画に仕上げたなぁ、というのが素直な印象だ。原作のテイストや魅力を理解できないまま、話題性だけで映画化され、死屍累々と並ぶ作品が多い中、本作に限って言えば、近頃真っ当な日本映画だと本当に思った。
なお、中村監督は本作をきっかけに(?)「チームバチスタの栄光」の監督へと抜擢されたが、彼を選んだプロデューサーの見る目は確かだったと思う。メジャーでは自分の思うような作品が撮れず苦労している気がするけど、それでも才能を持った監督であることは間違いないと思うので、中村監督の次回作「ゴールデンスランバー」に期待したいと思う。(「フィッシュストーリー」は未見)あと、監督は違うけど「重力ピエロ」も楽しみだ。
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