アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
全80件中、1~20件目を表示
もう少し短く纏められたのでは?
原作を読んでいないのでなんとも言えないが、ちょっとまどろっこしかった。恐らく原作の方が面白かったのではないだろうか?そしてもう少し短く出来なかったか?永山瑛太は外国人にも見えるが、日本語の上達スピードにはやや違和感がある。動物虐待のシーンは(例えフェイクだと分かっていても)観るのが辛い。正義感の強いヒロイン(琴美)役の演技が爽やかで良かった。
素晴らしい伏線回収劇
悲しいストーリーにもかかわらず
裏にあるテーマも引き立てる
演出が素晴らしい。
メッセージ性の強いラストが
とても印象的です。
冒頭からすでに仕掛けが発動
していて、種明かしがされるまで
終始何かしらのヒントが提示
されている。
出てくる人物が全員怪しい。
がそれもワケがある。
ディラン(歌)が紡ぐ連鎖の輪に
入ったが最後。真実を知るまで
抜け出せない。
1本の軸があるので、蛇足や余分な
部分を入れず、コンパクトに
まとめられながら満足度の高い
作品。
隣の隣のブータン人、確かに隣の隣ですね。ホントのカワサキが登場し...
隣の隣のブータン人、確かに隣の隣ですね。ホントのカワサキが登場してからの映像で、あぁなるほど!とスッキリするような。
動物虐待の犯人をボーリング場で捕まえようとする警官、鈍臭すぎない?のんびりしてるし、逃げ口塞がないし、琴美ちゃんが気の毒。
コインロッカーとは?最後に登場。なんかいい感じだけど、ほんとだったら通報されちゃいそう。
伊坂作品に濱田岳がなんともピッタリ合います。
この原作未読なので、やはり読まないと。読んだらまた観たくなりそう。
原作を読んでしまってるので、
伊坂さんが大好きで、その中でもこの作品は1番と言って良いくらい好きです。
最初に読んだ時は衝撃を受けて、
ページをめくる手が止まり涙が出てきました。
この映画を映像に?!どうやるんだろう、、、
と、既にトリックは知ってるので
原作を読んでない状態でみたらどうなんだろう??
と色んな思いが。。。
でもやっぱり、伊坂さんの作品は
まどろっこしい言葉の言い回しと、
自分の頭でつくる人物像や映像が好きなので
この点数にしました!
前半を観た感じだとコメディかと思った。 しかし、後半一気にシリアス...
前半を観た感じだとコメディかと思った。
しかし、後半一気にシリアスになる。
モデルガンを持って本屋に強盗に押し入ろうと言う瑛太、まともな人間とは思えないが、そういう理由があったとは。
奇妙な人間関係
濱田岳扮する大学生椎名は仙台に着いた。引っ越しの片付けをしているときボブディランを歌っていると瑛太扮する隣の河崎に声をかけられた。河崎は、隣人のブータン人のために本屋を襲い広辞苑を手に入れたいと言った。
引っ越したばかりで変な人とからむのはちょっとかなわんだろうね。それなのにどうして椎名は河崎と行動するかな? 奇妙な人間関係と不思議な行動で良く分からんなと思ってたら逆をつかれた様な悲惨な話だった。
下描きをなぞるだけの映画。
テンポが緩慢過ぎるは、途中でストリーの構成が見えてしまうはでこの映画に高得点つける気が知れない。唯一救いは関めぐみが可愛かったこと。一方で濱田岳はその演技もキャラもどうも好きになれない・・・。
隣の隣はブータン人だ。
何故か見て15年経っても色褪せず、心に残る作品。
「風に吹かれて」が流れるとこの映画を思い出します。
「隣の隣はブータン人だ」この意味がわかると物語が一気に展開します。
濱田岳さんと瑛太さんをこの作品で知りました。
今日また見直して切なくなりました。
面白かった。
どんな映画か全く知らずにNetflixで観た。仕掛けが最高に面白く2回連続で観た。
良い奥行きを残した秀作だと感じた。
震災後、この街はどうなったか気になる。
「後悔する前に今日帰っておいで」
本筋に大きく関わらないたいしたシーンでは無いが心に残るセリフ。
自分も言ったことのあるセリフだから。
69点
キサラギ同様10年以上前の作品の中で指折りの傑作の一つである邦画。
瑛太の演技が光っていたし、からくりの仕組みも秀逸でした。
個人的に瑛太とコインロッカーというワードからアンフェアに意識しているのでは、、、と思ってしまった。
是非。
展開の緩急が素晴らしい!
大好きな作品、3回目の鑑賞。
さすがに最初に観た時の驚きはないけど、流れがわかっていてもすごくたまに観たくなってしまう。
適度にゆるく、展開の広げ方や回収、その緩急のバランスが秀逸。
ボブ・ディランの名曲を魅力的に効果的に使ってるのも良い。
役者さんも本当に良かった。
ラストがこちらに委ねられるのも色々考えられて好き。
【”風に吹かれて、”自由に生きるも、神の声に導かれ、正しき行いをする若者達を描いた作品。】
■全体的な感想
1.中村義洋監督・脚本の作品に”ほぼ”外れなしの法則が当てはまる作品。
2.瑛太と松田龍平のバディ・ムービーの切っ掛けになった作品。
・「まほろ駅前」シリーズ
3.淡々と進むストーリーが、初期、村上春樹作品を感じさせる作品。
・「風の歌を聴け」
・「パン屋再襲撃」
・「納屋を焼く」
⇒後年、「バーニング 劇場版」として、イ・チャンゴン監督により素晴らしき映画となった。
4.物語構成の見事さ
・原作を読んでいても・・、素晴らしい。
◆個人的感想<Caution! 今作のレビューですからね・・>
1.原作を書いた伊坂幸太郎氏は、大学(大学院は別の学校)の同学部の大先輩である。
(で、全ての著作は既読。)
彼の映像化された作品はほぼ、仙台で撮られているのが嬉しい。
一番好きな映像作品は「アイネクライネナハトムジーク」であり、仙台駅前のペデストリアンデッキで、毎晩歌をうたっている人は、”仙台の守り人”だと勝手に思っている。
2.懐かしき、八木山動物園。
私の母校ではないが、東北学院大学キャンパスが使われているのも嬉しい。
<伊坂幸太郎氏原作の映像化作品としては、初期作品になるが「ポテチ」「フィッシュストーリー」と並んで好きな作品である。>
全80件中、1~20件目を表示