アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
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展開の緩急が素晴らしい!
大好きな作品、3回目の鑑賞。
さすがに最初に観た時の驚きはないけど、流れがわかっていてもすごくたまに観たくなってしまう。
適度にゆるく、展開の広げ方や回収、その緩急のバランスが秀逸。
ボブ・ディランの名曲を魅力的に効果的に使ってるのも良い。
役者さんも本当に良かった。
ラストがこちらに委ねられるのも色々考えられて好き。
原作が読みたくなる…
けど、ボブ・ディランが耳に残る映画が良いかな。淡々と、不思議な展開が急遽、爽やかながら、とても切ないストーリーへ。そういうことだったのかと。結局ドルジの周りの二人は死んでしまった。そんな中でボブ・ディランを口ずさみながら隣にやってきたのが濱田岳。運命を感じたかもしれない。この先、二人は再会したのだろうか。映画タイトルの意味がようやくわかった。
脚本がいい映画は、やっぱり面白い
脚本がいいというより、原作が面白いんでしょうね。
是非、原作未読なので、読んでみたいと思いました。
もしかすると、2回目観たら、また違う感想なのかもしれません。そんな映画でした。
しばらくしたら、もう一度観たいと思います。
【”風に吹かれて、”自由に生きるも、神の声に導かれ、正しき行いをする若者達を描いた作品。】
■全体的な感想
1.中村義洋監督・脚本の作品に”ほぼ”外れなしの法則が当てはまる作品。
2.瑛太と松田龍平のバディ・ムービーの切っ掛けになった作品。
・「まほろ駅前」シリーズ
3.淡々と進むストーリーが、初期、村上春樹作品を感じさせる作品。
・「風の歌を聴け」
・「パン屋再襲撃」
・「納屋を焼く」
⇒後年、「バーニング 劇場版」として、イ・チャンゴン監督により素晴らしき映画となった。
4.物語構成の見事さ
・原作を読んでいても・・、素晴らしい。
◆個人的感想<Caution! 今作のレビューですからね・・>
1.原作を書いた伊坂幸太郎氏は、大学(大学院は別の学校)の同学部の大先輩である。
(で、全ての著作は既読。)
彼の映像化された作品はほぼ、仙台で撮られているのが嬉しい。
一番好きな映像作品は「アイネクライネナハトムジーク」であり、仙台駅前のペデストリアンデッキで、毎晩歌をうたっている人は、”仙台の守り人”だと勝手に思っている。
2.懐かしき、八木山動物園。
私の母校ではないが、東北学院大学キャンパスが使われているのも嬉しい。
<伊坂幸太郎氏原作の映像化作品としては、初期作品になるが「ポテチ」「フィッシュストーリー」と並んで好きな作品である。>
伊坂作品を続けて鑑賞
終始ボブ・ディランの「風に吹かれて」が流れている。
小説の中では一体どうやって表現しているのだろう。
アヒルと鴨はそういう意味か。
この作品も悪は悪として描かれていて、成敗が成立している。
香港映画だけかと思ったら、日本も勧善懲悪ものが多いんだなぁ。
鬼滅の刃がヒットしたのは、鬼にも心情がある点だと聞いた。
悪を排除していくことで、何が変わっていくんだろう。
蜂の法則からすれば、働かない2割を排除したら、また新たに働かない2割が登場するという。
悪とされるコロナを排除したらハッピーな日々が待ってるのかなぁ。
難解すぎる。原作を知らないとついていけない作品かなって思った。自分...
難解すぎる。原作を知らないとついていけない作品かなって思った。自分の理解力が足らないからか、訳がわからずに終わってしまったが、人気が高そうなので、きっと面白いのだろう。
異文化視点を入れたどんでん返し
秘密がわかる、見ていた風景がガラッと変わるっていう映画。個人的には秘密が分かるまでの間が中だるみしたかなと思いました。異国文化、そこからの視点を盛り込み、人の死を切り取る切なさが残りました。
「よくこれを映像化できたな」というのが一番の感想
原作である伊坂幸太郎の小説のファンで、何度も読み返したことがあるくらい好きな作品です。
「映画化された」という話を聞いたときは本当に驚きました。この作品は過去と現在のストーリーが交互に展開され、後半にその二つのストーリーが繋がっていくという作品で、伊坂幸太郎の持ち味である怒涛の伏線回収が存分に発揮された魅力的な作品でもあります。しかしこの作品は叙述トリックが多く登場する作品でもあり、「絶対に映像化不可能」だと思っていました。
原作ファンだからこそ、正直あまり期待せずに鑑賞いたしました。
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大学入学のために仙台のアパートに引っ越してきた椎名(濱田岳)。隣人の河崎(瑛太)という男から「同じアパートにいる引きこもり留学生のドルジに広辞苑をプレゼントしよう」という提案をされ、言われるがままに書店強盗を手伝わされるハメになる。渋々書店強盗に協力した椎名だったが、この事件の裏には2年前に起こった河崎と元恋人の琴美とドルジにまつわる物語が大きく関わっているのだった…。
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原作小説では主人公の椎名が書店強盗を手伝い河崎と親交を深めていくパートと、二年前に起こった河崎と元カノの琴美、そして留学生のドルジに関わる事件が描かれるパートに分かれており、二年前に起こった様々な出来事が現在の出来事の伏線となっているのがこの作品の魅力です。巧妙なミスリードもあり、恐らく初見で真相に気付くことができる人はいないんじゃないでしょうか。
しかし先述の通り原作小説は「文字だからこそ通用する」ような叙述トリックを多用する小説であるため、普通に映像化してしまうと絶対にラストに関わる重大なネタバレになってしまうんです。
「映像化不可能と言われていた作品を映画化」という作品はいくつもありますが、残念ながらそれらの作品は驚くほどにハズレの作品が多いです。無理やり映像化しようとして原作のストーリーを削ったり改変を行ったりして、せっかくの原作の魅力が削ぎ落とされている作品がほとんどなんですよね。
しかしこの「アヒルと鴨のコインロッカー」、期待しないで見たというハードルの低さもあるかもしれませんが、「ちゃんと映像作品として成立している」のです。これは本当に驚きです。もちろん映像化するにあたっての改変はありましたが、原作の良さを損なうことなくしっかりまとまった内容になっていたように感じました。原作ファンの私としても大満足のクオリティでした。
この映画を観て興味を持った方は、是非原作小説もご覧になってください。映画化にあたってカットされた部分もありますし、映画版と比較してみるのも面白いんじゃないでしょうか。オススメです!!
切ない
関ムカつくなぁ。あーゆーやつは多分あんな目にあっても生きてさえいれば懲りないと思う。なんで轢かれた時点で捕まらないの?やっぱ外国人の言ってることは邪険にされるから?全ての経緯が切なくて、救われなくて、みてられない。動物虐待を罪にしたのも解せない。惨すぎるよ。。だからこそこの映画にはいいのかもしれないけどね。
とにかくエモい
小説だからこそ活きるトリックを、上手いこと映像に落とし込めたなあ、と思います。
映画としても、
全体的に雰囲気がエモーショナルで素敵です。
濱田岳さんとボブ・ディランがいい味出してます。
映像的には素朴なのにいつまでも印象に残る作品です。
映像化するのが難しい題材。やっぱり成功とは言い難い。映画としてそん...
映像化するのが難しい題材。やっぱり成功とは言い難い。映画としてそんなに悪くないんだけどね。ちょっとショボいけど。
違和感
原作未読ですが、伊坂幸太郎の本は過去に何冊か読んでます。なので、伊坂幸太郎の本の雰囲気は出ていたと思いますが、なんだか作品に違和感がありました。まずドルジの日本語がいくらなんでもネイティブ過ぎる。色々と唐突すぎる。ドルジが車の運転ができる事は普通のこと?などなど、観ていて疑問に思ってしまいました。
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