アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
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濱田岳さん!
笑えるシーンは幾つもあったけれど、特に椎名の「何か困っている事はありませんか?」ジェスチャーは何回観ても笑った!
椎名の他人から聞いた想像シーンは白黒となり、これは真実ではない。偽カワサキの言葉遣いが演技地味ているし異様だったけれど、日本語をよく理解してすぐ返事していたし彼がブータン人だとは気付かなかった。椎名のちょっとマヌケで素直な性格がなければこの映画は成立しない。ブータン人ドルジも動物を想う気持ちは人一倍強いのに、悪い人間には酷い事も出来てしまう。
最後コインロッカーに神様を閉じ込めて映画は終わるけれど、その後それぞれどんな選択をしたのだろう?
日本人カワサキはエイズを患うが琴美の事を本当に愛していたから敢えて友人に戻り、琴美をドルジに委ねたのだろうと思う。
奇妙な人間関係
展開が衝撃的
原作の前に映画を観たので、その結末に衝撃を受けた。
「広辞苑」を「広辞林」ということであったり、前半ではクスッと笑えるネタのようなものが、あとあとになって切なさを助長させる。
ドルジのピュアさが、悪とは何かを考えさせる。日本で孤独を感じた彼が、再び孤独になった瞬間の気持ちを考えると居た堪れない。
隣の隣はブータン人だ。
何故か見て15年経っても色褪せず、心に残る作品。
「風に吹かれて」が流れるとこの映画を思い出します。
「隣の隣はブータン人だ」この意味がわかると物語が一気に展開します。
濱田岳さんと瑛太さんをこの作品で知りました。
今日また見直して切なくなりました。
面白かった。
69点
展開の緩急が素晴らしい!
原作が読みたくなる…
けど、ボブ・ディランが耳に残る映画が良いかな。淡々と、不思議な展開が急遽、爽やかながら、とても切ないストーリーへ。そういうことだったのかと。結局ドルジの周りの二人は死んでしまった。そんな中でボブ・ディランを口ずさみながら隣にやってきたのが濱田岳。運命を感じたかもしれない。この先、二人は再会したのだろうか。映画タイトルの意味がようやくわかった。
脚本がいい映画は、やっぱり面白い
脚本がいいというより、原作が面白いんでしょうね。
是非、原作未読なので、読んでみたいと思いました。
もしかすると、2回目観たら、また違う感想なのかもしれません。そんな映画でした。
しばらくしたら、もう一度観たいと思います。
【”風に吹かれて、”自由に生きるも、神の声に導かれ、正しき行いをする若者達を描いた作品。】
■全体的な感想
1.中村義洋監督・脚本の作品に”ほぼ”外れなしの法則が当てはまる作品。
2.瑛太と松田龍平のバディ・ムービーの切っ掛けになった作品。
・「まほろ駅前」シリーズ
3.淡々と進むストーリーが、初期、村上春樹作品を感じさせる作品。
・「風の歌を聴け」
・「パン屋再襲撃」
・「納屋を焼く」
⇒後年、「バーニング 劇場版」として、イ・チャンゴン監督により素晴らしき映画となった。
4.物語構成の見事さ
・原作を読んでいても・・、素晴らしい。
◆個人的感想<Caution! 今作のレビューですからね・・>
1.原作を書いた伊坂幸太郎氏は、大学(大学院は別の学校)の同学部の大先輩である。
(で、全ての著作は既読。)
彼の映像化された作品はほぼ、仙台で撮られているのが嬉しい。
一番好きな映像作品は「アイネクライネナハトムジーク」であり、仙台駅前のペデストリアンデッキで、毎晩歌をうたっている人は、”仙台の守り人”だと勝手に思っている。
2.懐かしき、八木山動物園。
私の母校ではないが、東北学院大学キャンパスが使われているのも嬉しい。
<伊坂幸太郎氏原作の映像化作品としては、初期作品になるが「ポテチ」「フィッシュストーリー」と並んで好きな作品である。>
伊坂作品を続けて鑑賞
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