「雰囲気重視な印象」アヒルと鴨のコインロッカー jellyfishさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気重視な印象
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人にオススメされて見てみたけど、特に響くシーンが無かった。
後から種明かしされる作りの作品は
あれはこういうことだったのか!と納得した時が一番面白いと思うが
別に誰が「河崎」でもブータン人でも何か意味が大きく変わるわけでもなく
真相を探りたくなるような重大な伏線もなく
真実を隠した理由も薄い。
タイトルのコインロッカーも最後にしか出てこず、その意味(神様に見て見ぬふりしてもらおう)も
ドルジがこの後そうやってしらばっくれて生きていきそうな気がしないし、どっちにしろ顔を見られているので捕まりそうだし
一体あの場で何の意味がある行動だったんだろうと思う。
オシャレな音楽を軸に進んでいくので雰囲気が良いけど、繰り返される単語もタイトルも取ってつけたように感じてしまう。
また、椎名が色んな人と話をするのに
誰の忠告も守らないし、誰もに全て正直に話してしまうし
訳が分からないまま犯罪まで手伝ってしまうし
あまりにふわふわしていて何を考えているのか(何も考えてないのか?)分からなかった。
生まれ変わりが強調されていたので
ボブディランを歌う椎名を見たドルジは
河崎が生まれ変わって戻ってきたと思ったのかな、だから出来なかった本屋襲撃を椎名と実行したのかな、もしそうなら面白いなと思った。
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