「心に残る映画でした」アヒルと鴨のコインロッカー にゃらんさんの映画レビュー(感想・評価)
心に残る映画でした
音楽でも映画でも絵画でも小説でも
ぱっと目に付きキャッチーですぐに気に入るものと
時間をかければかけるほど
どんどん好きになっていく作品がある。
前者は何度か目にしたり聴いたりするうちに
飽き飽きしてきちゃったりするんだけれど
後者は何度目にしても聴いても新鮮に映る。
たとえば私にとってジョンレノンの音楽がそれに当たります。
そして私にとってこの映画も同様です。
この映画を観たとき確かに良い映画だと思ったけれど
どこか少し荒い気もして単に「いい映画」として観終わりました。
しかし何故だか気持ちのどこかに切なさと共に残っていて
そのうちテレビで二度目をに観る機会があった時には
この映画と中村監督、伊坂幸太郎さんの大ファンになっていました。
これはセンスと感覚の問題です。
これが出来る人たちはそんなにいないと思います。
中村監督と伊坂さんのコンビがこれからもあることを祈っています。
コメントする