選挙

劇場公開日:

解説

2005年秋に自民党公認候補として川崎市議会議員補欠選挙に出馬した切手コイン商・山内和彦氏の選挙活動を追ったドキュメンタリー。成りゆきから立候補することになった山内氏が、「電柱にもおじぎせよ!」を合言葉とする過酷な“どぶ板選挙”に挑む姿に密着。巨大政党・自民党が“政治の素人”を公認候補に仕立てあげ、選挙戦を展開していく過程を、ナレーションや音楽を排した映像で捉え、日本の民主主義の実態を浮き彫りにしていく。

2006年製作/120分/日本
配給:アステア
劇場公開日:2010年6月19日

その他の公開日:2007年6月9日(日本初公開)、2009年7月4日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.0ナレーションがない!

2024年4月1日
PCから投稿

通常この手の作品にはナレーションがあるはずなのに、この作品にはナレーションがありません。 凄く斬新です。 本当に選挙の様子をカメラで撮影しただけ。 臨場感が半端なかったです。

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みる

2.0マシな候補

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 山内和彦、東大卒、40歳。東京に住んでいたが、自民党からの要請で、“よりマシな候補”として川崎市議補欠選挙に立候補することにした。  彼に密着したドキュメンタリーではあるけど、“選挙運動の裏まで見せた史上初のドキュメンタリー”という謳い文句はさほど感じられなかった。選挙後にTVで特集を組んだような番組もあることだし、目新しい事実はない。ただ、山内氏がポロリと本音をこぼしたり、愛車の軽4で寝泊りしたりする悲哀さは充分に伝わってくる。  政党の公認を取り付けることができたということで、「まぁ、当選するでしょうけど・・・」などと勝ち戦だと確信していて、諸先輩方の力添えに対して恥じぬ行動を取ることに必死な様子。保育園の運動会でのラジオ体操、ただ名前を連呼することに執心する様子、ディベートよりも顔と名前を売ることが選挙運動の骨格となっているのです。好感の持てる人物だっただけに、「有名になってから立候補したかった」などという言葉には俗物さも感じ取れ、財産を擲ってまで賭した意気込みまでうそ臭く感じてしまいます。  小泉自民党が大勝した2005年。追い風ということもあって、小泉純一郎、川口より子、それにタレント議員の面々の街頭応援演説に人が群がること群がること。他の候補者の映像も映し出されたけど、これじゃ楽勝だな~などと思ってしまいます。ただ、その楽勝さの裏には、次回の統一地方選挙には、応援してくれた先輩議員がライバルとなってしまうジレンマもあったりして、タテ社会の柵に苦悩する面も・・・  映画には海外向けの英語字幕もついていて、英語の勉強としても役に立つように思います。欧米人から見ると、多分、不思議に思われるであろう日本の選挙の実態。“体育会”などという言葉が“military”と訳されていたので、幾分皮肉も込められているのだろうけど、監督が同級生であるということもあって、それほど批判性は感じられなかった・・・もっと悲哀の部分を強調してもらいたかった。  “妻”と“家内”の使い分けエピソードは面白かったけど、それなら「山内一豊の妻」というギャグをかましてくれたほうが・・・ 【2007年7月映画館にて】

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kossy

5.0選挙て、すごい茶番、すごい様式醜

2021年8月1日
iPhoneアプリから投稿
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redir

3.5小泉自民党の山内です。

2021年7月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

投票率が低い。政策よりも名前の連呼の方が票が入る。お金がないと立候補できない。日本のおかしな選挙を改めて映画として冷静に観てみると、ギャグにしか思えない。まるでフィクション映画みたいなノンフィクション映画。想田監督流石です。 本作が公開された時代よりも現在の方が、政治が酷くなっています。政治のパッケージ化も進みましたね。政治家が酷いだけなのではなく、有権者様もレベルが低いのです。日本人に民主主義は高尚すぎて合わないのでしょうか。全体主義の方が合う? 劇中、主役の山内さんは必ず「小泉自民党の山内です」と自己紹介していましたが、今だったら「菅自民党の山内です」とは言わないだろうなあ。当時小泉さんは庶民から人気がありましたが、庶民にとっては諸悪の根源が小泉改革だったわけです。騙されましたね!

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ミカ

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