ファンタスティック・フォー　銀河の危機 : 特集

特殊能力を秘めた4人のヒーローチーム“ファンタスティック・フォー”の活躍を描く超大作「ファンタスティック・フォー／銀河の危機」が、いよいよ日本にやってくる！　銀河系を飲み込まんとする巨大な危機、ミステリアスな全身銀色の謎の敵“シルバーサーファー”の隠された素顔など、この映画の“ファンタスティックな”見どころを解説する。（編集部）

「ファンタスティック・フォー」の4つのファンタスティック・ポイント！

【その1】：危機は「銀河系」規模！

なによりユニークなのは、ドラマのスケールの壮大さ。ファンタスティック・フォーを襲う危機は、タイトルにあるごとく、まさに「銀河」の規模なのだ。彼らが挑むのは、全身銀色の謎の敵“シルバーサーファー”だ。

シルバーサーファーが現れた惑星は、8日以内に必ず消滅してしまう。それは惑星を丸ごと崩壊させ、その際に生じるエネルギーを吸収して自らの存在を持続させている“プラネット・イーター＝星喰い”と呼ばれる“ギャラクタス”がシルバーサーファーの背後に控えているから。彼に狙われたら最後、地球は丸ごと消滅してしまう。危機に直面するのは、ファンタスティック・フォーが住むニューヨークの住民だけでなく、地球上の全人類、全生物、全物質なのだ。しかも、ギャラクタスはどの惑星でも崩壊させることが出来るので、銀河全体が危機に直面している。

ここまで壮大なスケールの危機はかなりレア。スパイダーマンはニューヨーク市民を救うが、ファンタスティック・フォーは地球丸ごと、銀河系全体を救う使命を担うことになる。

【その2】：クールな外見に熱い魂をもつ“シルバーサーファー”！

その名の通り、全身銀色のボディでサーフボード状の飛行装置を操るシルバーサーファーが、空間を超光速のスピードで自在に飛行する姿は、ただそれだけで美しい。

が、彼の魅力はその外見だけではない。シルバーサーファーに変貌する前の彼は、高度な科学文明を誇る惑星ゼン・ラの優秀な天文学者ノリン・ラッド。彼は、自分の住む惑星がギャラクタスに狙われたとき、単身、ギャラクタスと交渉し、故郷の惑星と愛する婚約者シャラ・バルを救うことと引き替えに、自らギャラクタスの下僕となる。そしてギャラクタスによってコズミックパワーを与えられ、超人的パワーとルックスを持つ存在となった。銀色のクールな外見の下には、そんな熱い自己犠牲の精神が隠されているのだ。

最新のVFXで描かれるキャラクターだが、その声は「マトリックス」シリーズで人気の俳優ローレンス・フィッシュバーンが担当している。