「長くて眠い」インランド・エンパイア 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
長くて眠い
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リンチの伝記本『夢見る部屋』によると、リンチもカメラを回していたという。そう思って見ると、ローラ・ダーンの顔にやたらと寄ってピントが合っていなくてぐらぐら動くカットがリンチであると分かる。そんなカットがやたらと多く、見ているうちにまたその下手くそなカットかとイライラする。デジカメだとしてもやはりプロの技術は大切だというか、リンチが下手すぎる。芸術家っぽく、こういうのも味だとか思っていそうでイライラする。
映画館で見て以来2回目で、1回目は派手に寝てしまったため理解できていない。しかし今回も45分ずつ4回に分けて見て、よく分からない。眠くならずに見たとしても理解できないのではないだろうか。
売春婦がみんなで『ロコモーション』に合わせて踊るなど時折ハッとするほどいい場面がある。
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