劇場公開日 2007年8月25日

「このような映画はどうしても疑ってしまう」シッコ あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5このような映画はどうしても疑ってしまう

2008年7月19日

笑える

悲しい

怖い

一級品の左翼エンターティメントなドキュメンタリー映画。

たしかに面白かったです。
そして、とても勉強になりました。なにが勉強になったかというと、各国の保健制度の有様がわかったからです。いろいろ考えるきっかにもなりました。

しかし、他のマイケル・ムーアの作品同様、この作品もあくまで理想主義者の立場からの作品です。理想人が重箱を突っつくように、アメリカの保険制度の悪を、おもしろおかしく浮き彫りにしていく。しかし、そこで描かれている現実はあくまで表面的なものを都合よくピックアップしているだけなんですよ。裏を返せば、あまりにも浅薄に人が食いつきそうな側面だけ描いてるだけなのです。

ある種の宗教的な映画といっても過言ではありません。
慈愛の押し売りしているような映画です。

あんゆ~る