ゾディアックのレビュー・感想・評価
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そのポスターは私が書いたものだよ
横道それない脚本ですっきりしていて観やすかった。殺しの描写もゾッとするけどグロくない。特に盛り上がりを見せないまま終わるのだけれど未解決事件だしこうなって仕方ない。
未解決では済まさない
1968年のサンフランシスコで起きた連続殺人事件は未解決だったが、映画では、この人が犯人だ、と言っているようなもの。
劇場型の犯人”ゾディアック”に翻弄される警察とメディアがドラマを進行していくが、殺人シーンはデヴィッド・フィンチャー監督らしく、迫力があって不気味。
フィンチャー作品の中であまり目立ってない作品。しかし唯一無二の演出が光る大傑作。
フィンチャーといえばセブンやファイト・クラブ、ゴーンガールと誰もが口を揃えて言う。今作を表立って言う人はそう出会ったことがない。前述のフィルモグラフィーに比べたら確かに、分かりやすいエンタメではないのかと思う。しかし今作を初めて観たときは衝撃的だった。後にも先にもこんな映画は見たことがない。
映画全体を包み込む、明るくもどこかジメッとした雰囲気。セブンやゴーンガールとも違う。セブンでは登場する人間全てを疑ってしまうような空気感、今作ではその時代と街がまるで犯罪者の様。本当にゾディアックという人間は存在しているのか?と思ってしまう。
何かが不気味、けど写っているのは普通の街と普通の生活。
しかし時折やってくるゾディアックの惨殺シーンは身の毛もよだつ。ドラマティックに演出してるわけでもないのに。画面全体が無表情で殺される様子をしっかり見せる。
どのジャンルにもカテゴライズしたくない高等な何かという映画だった。
さすがフィンチャー。 話としては最終的には腑に落ちない終わり方だっ...
さすがフィンチャー。
話としては最終的には腑に落ちない終わり方だった。
モヤモヤする。
でもDNAが違うって事は結局違っていたのか。
IQがそうとう高かったらしいからその辺も巧妙に考えたのか。
真実が知りたいが知る術はこの世にもうないのが残念。
そのポスターはワシが書いたと言われた瞬間から家を出るまでのスリル半端ないって。
モヤモヤが残るけどこれは当たりだった
犠牲者が出るシーンは良い!!
前半の犠牲者が出るシーンの演出は怖くて良いですが、他の大部分のシーンは退屈でした。元々未解決事件なので起承転結がハッキリせず、映画は犯人側から描く等、独自の展開にして欲しかったです。77分頃にWikipedeiaにある犯人の似顔絵にそっくりな人物が出て来て笑えました。日本も帝銀事件や三億円事件、グリコ・森永事件、123便事件など不気味な未解決事件が多かったですが、現在は誘拐事件すらなく、大きな事件も昭和の時ほど大がかりな設定ではなくタイプが違うので、どれも政府の社会実験のように思います。
今やスーパーヒーロー
この作品でロバートダウニーjrとマークラファロを認識した。
ゾディアックは捕まってない事は承知だけど、
犯人を知りたい心理は、
プロ野球の試合結果を知りながらスポーツニュースを
いくつも見て、試合結果が変わってるのではないか?
と思うのと似てる気がしたのは僕だけか?
映画はゾディアックは誰か?というより
ゾディアック事件により人生が狂った人達を見る映画
のように思う。
ロバートダウニーjrは酒と薬に溺れて
ジェイクギレンホールは映画の中だけだと、
家族を犠牲にした。
ジェイクギレンホールの執念は見てて痛々しく、
狂っていた。
最後の表情からリーを真犯人だと彼は思ったのだろうか?
公開当時は未だ進展せずという事だったけど、
あれから時は経ち、自分の義父こそゾディアックだと
言うのも出て来た。
映画としては面白い題材だけど、恐ろしい。
ちょっと態とらしい
凄くゾクゾクする描写で容赦無い。
鬼気迫る殺人描写が中々、自分好みであった。
グロテスクかというと、そう言うわけでは無いが殺人場面の唐突さ、容赦無
さが見ていてゾクゾクする。
話の筋としては
様々な情報が錯綜する中、警察も匙を投げたこの事件を
新聞お抱えの漫画家が独自に追うというもの。様々なピースがハマっていく様は手に汗握るサスペンスの王道といった体だが、二つほど微妙だと思ったことがある。
一つは警察がすでに捜査したことを主人公も後追いしているため、冗長な
迫り方をしている。これは警察サイドの捜査シーンと主人公の探偵パートを
極力被らせないようにすることで比較的上手に処理している気がしたが、
やはり同じ事件を追跡しているので得られる結論は後追いのそれであった。
二つ目は終盤でリーマーシャルの友人の家へ訪れる時、意味ありげな描写を
していたが、その後何事も無かったかのように忘れられている事だ。怖がらせるためだけのシーンとしか思えなかった。
セブンやゴーン・ガールのような感動は無かったが、実在の事件という事で
そちらに興味を持つきっかけとはなった。
退屈。
出来事を線でなぞる、そんな映画でした。
犯人を捕まえられない悔しさとかがなく、
ずっと他人事のように感じられました。
主人公が動き出すまでとても長い。
ゾディアック事件に興味があるって人は
観たらいいんじゃないでしょうか。
サスペンスを期待してる人には
オススメできません。
没入し過ぎるとつまらなく感じ、引いてみればまずまず
「セブン」に度肝を抜かれたフィンチャーフリークがこぞって言い放つ感想は「らしくない」とのことだが、映像的ホラー感の一切を欠いた作品後半の1時間(誰も死なないし手紙も届かないので若干地味)にこそこの作品の魅力があるのだと思う。
ジェイク・グレンホール扮するロバート・グレイスミスは原作の作者であり、事件の真実に最も近づく最重要人物であり、この映画の主人公でもある。一方ロバート・ダウニー・Jr(好き)扮するポール・エイブリーとマーク・ラファロ扮するデイヴ・トスキーが物語前半では主役級に脚光を浴びており、グレイスミスなんて「あ、居たの?」くらいの活躍。猟奇殺人、手紙、暗号など、観客を魅了する数々の出来事も同じく物語前半に起きるため印象深い。今までのフィンチャーっぽいし、見てて楽しい。フィンチャーフリークは万歳してたと思う。ってか、え、グレイスミス何やってんの?ジェイク・グレンホールの芝居地味じゃね?というのが私の感想。
ところがどっこい、エイブリーはあることをきっかけに新聞社を辞め、同時に映画からもフレームアウト、トスキーも謎の自作自演容疑をかけられ捜査から外される。そこからグレイスミスの逆襲。次第に取り憑かれたように事件を調べ始め、たった1人でどんどん真実に近づいていく。地味だけど、心配する妻ををシカトして事件を調べ続けちゃうところとか、子供を巻き込んで暗号解読し始めるところとかは狂気を感じる。ノンフィクションモノにありがちな「暇」みたいな展開ではなくて、グレイスミスのメンタルの変化が見事に描かれている。ひとかわ剥けましたねフィンチャーさん。
誰も死なないし手紙もしばらく届かないから展開としては地味なんだけど、グレイスミスの狂気と徐々につまびらかになる真実に、興奮する。でもやっぱり映画としては地味だし、2.5時間でいう上映時間も異常なので眠い。人にはオススメできない。俺は好きだけど。
あと観客にミスディレクションしまくる地下室のヤバイシーンがあるんだけど、ここはサービスカットっていうか往年のフィンチャー節が炸裂しましたねありがとうって感じ。
「映画だしね」みたいな気持ちで観てると面白いんだけどあんまり没入し過ぎると「昔の警察ザル過ぎるだろ…」みたいな気持ちになってきて気がきじゃなくなるのでオススメしません。ムカついてきます。普通にさっさと捕まえろよ…と。筆跡と指紋だけが科学ではありませんよ。
フィンチャーとしては地味
実話の未解決事件なのでスッキリ解決は無く映画のオチがドウなるのか?
ストーリーにLOOKが地味だがフィンチャーの色はチャント出ている。
インパクト大なゾディアック事件に関わった多種多様な人々に演じるキャスト陣にフィンチャーと70's〜サイケなロックが素晴らしい。
なんていうんですか緊張感。
「セブン」のときもそうでしたが、
監督のフィンチャーは、こういう薄気味悪い事件の描写が最高にいいと思う。
なんていうんですか緊張感。
ゾディアック事件はアメリカで本当にあった未解決の殺人事件なので
結局映画の中でも未解決で終わってしまったのでそれが物足りなかった。
未解決事件の難しさ
映画としては評価は2ぐらい。
全然解決しなく、最後でやっと結末がわかるという。早く結果を知りたいって思ったりワクワクする展開は皆無。
でも映画で言ってた通りに事件は簡単に解決できなきない。
映画だったら捕まえてるかもな
ってすごく感じました。
証拠や実証がないと令状がとれなく捜査はできない。
けどほかは全て一致しているのに逮捕ができない。
もしかしたら現実世界そういう事件は多いのかもしれないとこの映画をみて思いました。
そういう意味を込めるとこの映画の大切さや評価はあがると思います。
意味のある映画。
実際の事件を扱う難しさ
実際のしかも事実がわかってない事件を題材にするのは難しい。そりゃそうだ。実際、この映画で犯人とした人はDNA鑑定で違うことが判明してしまった。
でも、この映画は真実を追究するというより、ゾディアック事件にとりつかれた人々の生き様と、現実は映画や漫画のように都合良く解決しないって事を描いていて、映画としての意義は残ってると思う。
気持ちが悪い、、、
なんとなくセブンと同じ感じなのかなーと軽い気持ちで見たものの、、、リアルすぎる。
殺し方、登場の仕方、苦労、恐怖、街並みなど細部まで事細かく描かれています。
疲れた、、、会話も多いし、中だるみというかぐったりする時間がある。
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