脱出のレビュー・感想・評価
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【”貴方を繋ぐ糸はまだないわ・・。と美しき女スリは漢気のある船長に言った。”今作は漢気のある釣り用大型ボート船長とアメリカ女スリとの恋を、ヴィシー政権下でのレジスタンス運動を軸に描いた作品である。】
■1940年。ナチスの傀儡であったヴィシー政権下のフランス領マルティニーク島で、釣り用大型ボートの貸しだし業を営むハリー(ハンフリー・ボガート)は、ホテルの主人からヴィシー政権に対するレジスタンス運動への協力を頼まれる。
初めは渋っていたハリーだったが、ヴィシー政権下の横暴な振る舞いに、彼も巻き込まれ自身のパスポートや金を奪われる。
文無しになったハリーに、レジスタンス達はある男と連れを潜伏している近くの島からマルティニーク島へ運ぶことを依頼してきて、仕方なく彼はそれを引き受け、得た金で、少し前に知り合ったアメリカの女スリ、マリー(ローレン・バコール)にマルティニーク島にいるのは危険だと思い、アメリカへの旅券を買い渡すのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作でも、ハンフリー・ボガート演じるハリーは、粋で漢気があるのである。そりゃあ、アメリカの女スリ、ローレン・バコール演じるマリーも、惚れるよねえ。(ダブル・ミーニング)
・レジスタンスに協力すると決めたハリーの活躍もナカナカで、ある男バルザックとその美しい妻を自らの船でマルティニーク島へ連れて行く途中に巡視船に見つかり跳弾を胸に受けたバルザックの銃弾摘出をしたり、アル中の相棒エディが警察に捕まると、逆にホテルに来た警察を脅し、エディを釈放させるシーンなどは、実に格好が良いのである。
・一連の場に居たマリーは、アメリカには帰らずにホテルに残りバーのピアノに合わせ、まるでハリーへの思いを告げる様な歌を歌うのである。
このシーンでのマリー演じるローレン・バコールの妖艶な眼と、独特の低音ヴォイスで歌を歌うシーンが、コレマタ良いのである。
そりゃあ、ハンフリー・ボガート演じるハリーは、惚れるよねえ。(マタマタ、ダブルミーニング。)
<今作は漢気のある釣り用大型ボート船長とアメリカ女スリとの恋を、ヴィシー政権下でのレジスタンス運動を軸に描いた作品なのである。>
カサブランカか脱出か
ローレン・バコールの圧倒的存在感
ボギーとバコール‼️
1940年のフランス領マルチニク島で、レジスタンスの島外脱出を助けるアメリカ人の釣り船の船長。そして彼に接近するハスキー・ヴォイスの歌手・・・‼️まるで「カサブランカ」のリメイクのような作品ですね‼️アーネスト・ヘミングウェイの小説をホークス監督が映画化し、ボギーとローレン・バコールが今作で出会った、それだけで映画史に残る‼️全盛期のボギーのカッコ良さ、ボギーに負けず劣らずローレン・バコールもホントにカッコいい‼️名台詞「会いたくなったら口笛を吹いて」の破壊力‼️当時19歳だったんですよね、信じられない‼️
ジョニービーグッドより古い
とっても 洒落た映画だった。 特にこれと言って 鋭いことや クールなことはしてないのに雰囲気だけでかっこいいボギー。 こんないい男がいてたまるか・・っていう。そして女も。 戦時中のスリリングなシチュエーションの中で男と女の駆け引き や雰囲気の見せ合い みたいなのをして楽しんでるような とっても 洒落た映画だった。 これがハワードホークス。・・ハワードホークスて 幅広いなと思った
そしてこれからクライマックスが始まるのかな と思ってたら終わってしまった。意外な終わり方だった。それでいて1時間45分という十分な尺があった
これは映画を繰り返し見るタイプの人だったら2度3度と見て楽しめる映画だと思うな
そしてロックンロールってのはチャックベリー が発明したとばっかり 思ってたけど この時代にすでにロックな感じの曲があったんですな。 新しい発見ができて嬉しかった
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