私は貝になりたいのレビュー・感想・評価
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キャストの豪華さだけではない!
中居正広、仲間由紀恵、笑福亭鶴瓶を始めとしたそうそうたるキャストで贈る半世紀前の作品のリメイク。
日本人が一生考えなければならない第二次世界大戦(太平洋戦争)の凄惨さと理不尽さを上手く表現していた。
「戦犯」とは?
「敗戦」とは?
そういった、重く苦しく惨く、しかし直視しなければならないテーマが綴られている。
残虐描写はあまりないが、内面から来る何かがある。
キャストは名前が売れているだけでなく、演技力も高かった。真面目な中居くんに完敗。
仲間由紀恵もあんまりセクシー系の役は似合わない。どちらかと言えば本作のような薄幸、地味系か「TRICK」のようなお笑い系で真価を発揮する。
期待していなかっただけに、満足できた。
邦画で昨今増えているチャラい恋愛映画より遥かに芯がある。
鑑賞劇場:TOHOシネマズ西宮OS
思ったよりは。。。
中居君、思ったよりもがんばってましたね。リメイクだけに、ストーリーはばれてるのでどういう風に作ってあるのか興味津々でしたが、せっかく作り直したならジャニーズ使わない方が作品の格が上がったような気もします。ストーリーは、相変わらず痛かった、です。
親になって分かる感動のシーン
金網ごしの親子の面会のシーン。1歳にもならない我が子を抱きしめることのできない父親の虚しさ・・・・。親を持つ者にしか分からない特別な感情に涙が出ます。
思ったより秀作♪
原作も知らずに、そんなに気にせずなんとなく見にいきました。
中居クンもなかなか好演していましたが、短いけど草彅クンの演技が光っていたのと、鶴瓶がいい味をだしていました。あの時代には随分と無念な思いを抱えながら亡くなっていった人が多かったのだろうなあと思うと涙が止まりませんでした。
豪華キャストだったんだけど・・・^^;
「私は貝になりたい・・・」この名セリフが、そのままタイトルになった1959年のリメイク版がこれ。
オリジナルは観ていない私ですが、ラストとこのセリフは有名ですよね^^
戦争時代のあまりにも理不尽な哀しい話。
主演に中居君、ほか豪華キャストに初めは興奮してましたが
SMAPの剛君が出たときには唖然!!
もう笑うしかありませんでした^^;
剛君にしろ、鶴瓶さんにしろ、何だか身内がこぞって出演してるよ~な感じになっちゃって、
これじゃっ、開局記念特別番組とかでTV放映してもいいじゃん!!!
お金とるなよぉ~!!!
しまいにゃっ、そんな気分になってました^^;
せっかく頑張って痩せた中居君も、演技がイマイチだったしなぁ~^^;
私的には思いっきりバラエティーの中居君そのまんまで、イメチェンにはなりませんでした。残念っ(>_<)
12月4日109シネマズ高崎にて観賞
私は砂の方がいい。
テレビドラマの歴史に伝説を刻んだ名作「私は貝になりたい」。
1959年に橋本忍監督・脚本、フランキー堺主演で映画化された。
その後…おそらくTV再放送で何度か観た記憶があるのだが、
それがいつ頃だったのか、自分が何歳だったかも覚えていない。
ただただ強烈に残っているのが、絞首台への階段を上りながら、
例の「貝になりたい」理由を彼が切々と語るラストシーンだ。。
未だに自分の記憶から消えていない。
そこまでの不条理さに怒りを覚えながら、この遺書ともいえる
彼の小さな切望には涙が止まらなかった。
深い深~い海の底の…と彼が語るところで、モノクロの画面に
海の底へと沈んでいく小さな二枚貝が映る。
その貝と彼がリンクされて交互に映し出される長い語りの場面、
どうしてこのおじさんがこんな目に合わなければいけないの!?
子供でだって絶対そう思うはずだ。こんな結末でいいのか、と。
そんな戦争の不条理と悲劇を描いた不朽の名作を、同じ
橋本忍の脚本でリメイクした本作、特に違和感はなかったけど…。
まぁ、、どうしたって過去作と比べられるのは仕方ないし、
なんで中居と仲間??みたいな違和感も多少はあると思うけれど、
ある意味現代版:貝になりたい。という感じで観ればいいと思う。
訴えていることは同じだし、どうしたってこの不条理さを感じざるを
得ない作りになっているので、初めて観る人でも大丈夫だと思う。
原作者:加藤哲太郎の手記も最近ドラマ化されていたが、
全てがノンフィクションではないものの、BC級戦犯死刑囚の悲劇と
その後、講和条約締結で釈放されることを信じていたくだりなどは、
今作で描かれているのと同じだった。助命嘆願を続ける妻の苦労も
同じように描かれていたと思う。アチラは逃亡劇だったのに対し、
コチラは誰もがもう釈放されるものだと信じ、
それを待つ流れにのっていた矢先の、突然の悲劇ということになる。
実際には豊松のような二等兵が処刑された事実はないそうだが。。
こんな悲しい時代に生まれ、嫌な時代を生きた人々にこそ、
本当の人間らしい暮らしがもたらされなければいけなかったのに、
戦後にそれが叶う反面、不当な扱いを受けた名ばかりの戦犯達が
たくさんいたのだということ。
米国主導で執り行われる裁判のアチラ側とコチラ側の温度の違い、
中居くんでなくても叫びたくなるだろう…!と思うほどの意識差、
無情な国家犯罪に巻き込まれた市民には、本当に固く口を閉ざし
深い海の底の貝になるしか方法はないのか…と思うばかりだった。
(辛いけどもう一度フランキー版が観たい。これぞ必見反戦ドラマ。)
やな時代に生きて、やなことをしたものです
映画「私は貝になりたい」(福澤克雄監督)から。
ストーリー的には、やや物足りなかったけれど(笑)
この映画を思い出すには、この台詞かな、と選んでみた。
従軍中の事件の戦犯として、拘留される部屋にいたのは、
なんと、SMAPの「草薙」くんだった。
今回の気になる一言は、そんな彼の台詞である。
「やな時代に生きて、やなことをしたものです」
重たい雰囲気の中、ボソッと呟いた言葉に力があった。
「士官の命令は、陛下の命令だ」と過酷な命令を出す辛さ、
そしてそれを実行しなければならない辛さ。どちらも辛い。
そう考えれば、今の時代、確かに違った意味で辛いこともあるが、
戦時中の彼らに比べれば、まだ耐えられる時代だと思う。
彼(草薙)が絞首刑にされる前日に出逢い、一晩で別れを迎える。
「一晩だけでしたがこれも何かの縁でしょう」の台詞が、
妙に面白くて、重い映画なのに笑ってしまった。(汗)
リバイバルとあって、ストーリーがわかっているのも、
ちょっと、新鮮さに欠けた理由かもしれない。
戦争はやっぱり嫌だ...
内容は知っていましたが、やはり考えさせられる映画ですね...
戦争とは無縁の世代に生まれましたが、だからこそ、ちゃんと考えて、戦争がない幸せを大切なことだ思えることが大事だと思いました。
平和なことに慣れすぎると、平和であることの大切さが減ってしまう。
だから、『誰でもよかった』なんて言葉でるのかな...
せつない・・・でも観ておくべき素晴らしい映画
この映画は素晴らしかった。
久しぶりに本物の映画を観た気がします。
ドラマの延長線のような映画が多かった中、心が震えました。
たくさんの場面で不思議と自然に涙がでてきて、自分がいかに幸せかを感じました。
映像も素晴らしく、俳優陣も含めて細部までこだわっており、主演の中居さん、仲間さんもすばらしい。脚本の橋本先生が彼らを指名した理由がわかります。
先入観を捨てて観てほしいし、日本人としてこのような現実があったことを知っておかなくてはいけないし、感じる部分がなくてはいけないと思います。
是非大切な人と見てほしい。
こういう映画を大切にしないと日本はだめだと思います。
重くも軽くもない。
清水豊松と房江の出会いから現在までを
散髪に重ねる開始後まもなくの回想の演出と,
美しい日本の四季の映像が素晴らしい。
中居正広の熱演も見事。
(見た目がちょっと若過ぎるのが惜しい)
ただ,物語は・・・いまいち。
主人公の清水豊松が,
ただ,出来ちゃった婚を嘆いているだけにしか見えず,
房江との間にあるはずの夫婦愛を感じられなかった。
強烈な反戦メッセージの込もった遺書に泣きはするも,
その感情は,戦争そのもの腹を立てただけ。
彼の,家族と自然への愛が見えなかったから,慟哭が中途半端。
つまらなくは無いし,悪くも無いんだけど,
若くて軽い人間ドラマがただ残念。
面白くない
試写会で無料で見たから腹立たしさもなかったけど
お金を払って貴重な時間を使って見る映画ではありません
中居さんのファン以外は見ないほうが良いと思います
歴史資料だと思って見るのには少しは価値が見出せます、
免許更新時に見せられる映画の部類です。
同じ死刑囚を題材にしたグリーンマイルとは雲泥の差、
比較するのもおこがましいくらいです、あちらは残酷シーンもありますが
見たあと感動の名作という感じがしましたし、また見たいです。
こちらは二度と見たくはありません。
この差は監督の資質の問題だと思います。
それとシナリオ、ストーリーを見たときに撮影許可を出した企業の
責任さえ感じます。営利企業として利益が出せると思ってるのでしょうか。
この映画は単に歴史資料です、そう思ってみれば少しは救われます。
暗く重い作品です・・・。
人の人生を狂わせてしまう「戦争」!当然ですが、もう二度とこんな想いをする人を出してはいけないと思いました。
無実なのに裁かれるって・・・納得がいかないですよね。
なぜ、貝になりたいとうタイトルなのか、最後まで観てその意味も
やっと分かりました。
いつもの中居さんとは違った一面を見た気がします!!
最後のミスチルの曲と映画の中の風景がとてもキレイでした。
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