「グッドラックとバッドラック」Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 わしのネタを映画化せいや!さんの映画レビュー(感想・評価)
グッドラックとバッドラック
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これは面白かったですね。物語の中に、いろんな要素が入っていた。まず、本人のプロブレム。へんなやつに絡まれ、絡まれちまったこと。刑事の離婚問題。さらに、彼女のほうも変な奴に絡まれている。そして、主人公の娘の問題。これらの問題を2時間でうまくきっちりまとめて面白く仕上げたのは素晴らしいと思った。
ケビンコスナーの演技に非常に味わいがあって。本来、感情移入できないタイプの主人公にもかかわらず引きこまれた。デミ・ムーアも全盛期と比べると、だいぶダウンしていると思うが、それを感じさせななかった。
そこそこ古い映画であるが、今見てもネタが新しく。誰にでもお勧めできる秀作だ。
ちなみに。デミーがのぞき屋の部屋にいたらカラッポだったのは当然。ケヴィンコスナーがすべて片付けてしまったんだ。そして、彼女が荷物の配達先に行ったら、彼女を狙ってる敵がいた。これはグッドラックになるかバッドラックになるかわからないケビンのお遊びみたいなやつだった。偶然にも主人公の気分が乗って彼女の敵?を消したのは、彼女のグッドラック。そしてそれをグッドラックかバッドラックになるかわからない事で埋め合わせた・・なんてところが この男らしいというか、脚本のウィットが効いてるというか。面白かった。そういえば、この男の運命そのものが会社で成功したグッドラックとこのようなものを持って生まれてしまったバッドラックだな。・・もしかしてみんなもそうかい?
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