劇場公開日 1976年8月7日

「記者のプライドを徹底したリアリズムでもって、映像化した映画がこの映...」大統領の陰謀 グダールさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5記者のプライドを徹底したリアリズムでもって、映像化した映画がこの映...

2016年8月13日
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記者のプライドを徹底したリアリズムでもって、映像化した映画がこの映画であると思う。

当時権力の絶頂であった、ニクソン大統領を退陣に追い込んだウォーターゲート事件を題材にして記者のプライドを描いた。

感情の揺れ動きなどは一切描かず、淡々と物語を進めていく。感情という分野で言えば、一切の説明を省いた映画であるとも言えるし、ウォーターゲート事件というストーリーの分野で言えば説明ばかりの映画とも言えるだろう。

グダール