インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国のレビュー・感想・評価
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SF全振りのクライマックスに戸惑うも、コレはコレでアリ。
これは好き好きだとは思うのだが、このシリーズにノスタルジックな宝探しアドベンチャーを期待する者として、ルーカスが打ち出したSF路線には戸惑いがデカい。逆にルーカスは、同じところにとどまるのを良しとしなかったのだろうと思うし、そもそもの荒唐無稽さを考えれば「インディ・ジョーンズ 未知との遭遇」と改題したほうがいいと思える内容も、ルーカスのチャレンジ精神の賜物だったのだろうと納得はできる。
とはいえ見せ場を数珠つなぎにしただけで、物語がハネないという欠点はいかんともしがたく、新規参入組であるシャイア・ラブーフやケイト・ブランシェットもあまり生かされていない。かろうじて、本来はヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)を想定して書かれていたというジョン・ハートの狂人っぷりと、常に敵と味方の狭間にいるレイ・ウィンストンの不遜さが、過去作にない魅力だと感じた。
いや、序盤の1950年代らしい空気はさすがで、大学を出るまでのテンポもいい。しかし、思えば1作目3作目の完成度とは別に、2作めのグダグダ加減もまた「連続活劇」らしさなので、年月を経て、これはこれでアリだという気がしてきた。
インディ造って魂入れず。 作家として成熟してしまったスピルバーグに、パルプな冒険活劇は似合わない…🌀
考古学者兼冒険家、インディアナ・ジョーンズの活躍を描いたアクション・アドベンチャー『インディ・ジョーンズ』シリーズの第4作。
1957年、老境に入ったインディの下を、マットという青年が助けを求め訪れる。南米の秘宝「クリスタル・スカル」の捜索中に消息を絶ったインディの旧友オックスとマットの母親を探すため、インディとマットはペルーへと向かうのだが、その宝をソ連のKGBもまた狙っていた…。
監督はスティーヴン・スピルバーグ。
○キャスト
インディアナ・ジョーンズ…ハリソン・フォード。
クリスタル・スカルを狙うKGBのエージェント、イリーナ・スパルコを演じるのは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』の、レジェンド女優ケイト・ブランシェット,AC。
インディと行動を共にするバイカーの青年、マット・ウィリアムズを演じるのは『コンスタンティン』『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ。
製作総指揮/原案はジョージ・ルーカス。
第29回 ゴールデンラズベリー賞において、最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞を受賞🌀
前作『最後の聖戦』(1989)から実に19年。あのインディが帰ってきた!
興行収入はシリーズ最高となる7億8,600万ドルという大ヒットを記録。世界中が彼のカムバックを待ち望んでいたんですね。
ちなみに、劇場作品としては19年ぶりの新作という事になるのだが、その間に若きインディの冒険を描いた『The Young Indiana Jones Chronicles』(1993-1996)というテレビシリーズが作られており、長編テレビ映画も4本制作されている(ハリソン・フォードは1エピソードにのみ出演)。本作中、インディが「ケチュア語は昔パンチョ・ビリャに教えてもらった」云々と発言していたが、これはこのドラマからの引用である。
さらにこのドラマは1999年に『The Adventures of Young Indiana Jones』と改題。22本の長編映画として再編集され、ビデオ販売やテレビ放送などでアメリカのお茶の間に届けられた。
なお、人気を博した『ヤング・インディ』だが日本では何故かDVD化はおろか配信もされておらず、半ば幻の作品と化してしまっている。『スター・ウォーズ』オリジナル・トリロジー(1977-1983)の劇場公開版や『ホリデー・スペシャル』(1978)など、ルーカスが絡んだ作品はとかく鑑賞が困難になりがち。一大フランチャイズなんだから簡単に観られるようにして欲しいものである😠
さて、約20年の時を経て、新たに描かれたインディの冒険がどうだったのかというと…。
スピルバーグ&ルーカス、どうしちゃったの?具合悪かった?と心配したくなるほどの凡作…というはっきり言って駄作。胸が躍るシーンがなかった訳ではないし、コメディ要素にクスリとさせられるところもあったのだが、全体としては驚くほどに引っ掛かりがない。シリーズ恒例のドタバタアクションは完全に上滑りしており、なんのフェティッシュもパッションも感じられず、まるで出来の悪いパスティーシュを観ているようだった。
脚本もとっ散らかっていて、お話の都合でキャラクターが動いているのが見え見え。敵役の女将校も書き割りのようでまるで面白みがなく、ケイト・ブランシェットの頑張りが虚しくから回っていた。
そもそも、こんなことを言うとファンの人たちからお叱りを受けそうだが、ジジイの冒険活劇なんて見たくないっ!
公開当時、ハリソン・フォードは65歳。そりゃ一般的な65歳のお爺さんと比べれば全然若々しいんだけど、それでもやっぱり65歳な訳です。超絶ワイルド&セクシーだった30、40代の頃知っているだけに、どれだけハリソンがアクションを頑張っていても「おじいちゃんが頑張ってるな〜…」という思いが頭をよぎってしまう。
何もハリソンがジジイだからダメだと言っている訳ではない。60代に30代とおんなじことをやらせているからダメだと言っているんです。せっかくマットという意気軒昂な若者を登場させインディとコンビを組ませたんだから、アクションはマット、謎解きはインディというように役割分担をしっかりさせるべきだった。この2人の役割が曖昧だったのでインディは老骨に鞭打つジジイにしか見えないし、マットに至ってはなんのために出てきたのか最後までよくわからん。
60代の老冒険家というのは面白い属性なのだから、そこを活かしたキャラにインディを据え直せば良かったのにねぇ。
ハリソンが歳を取ったという事は、当然スピルバーグとルーカスも同じだけ歳を取ったという事である。この2人に、もはや『レイダース/失われたアーク』(1981)を撮影したイケイケ若手映画監督時代の面影は一切ない。ハリウッド最大のヒットメーカーとなった彼らに、三文小説的なバカバカしい冒険活劇はもう似合わない。特にスピルバーグは、前作から本作までの19年間で『シンドラーのリスト』(1993)、『プライベート・ライアン』(1998)、『ミュンヘン』(2005)など、重厚でシリアスな作品を手がける事が多くなった。映画作家として成熟した彼に、もうパルプ・マガジン映画への興味は残っていないのではないだろうか。本作から伝わってくる情熱の薄さに、そんな事を考えてしまった。…嫌なら作らなきゃ良いのにねぇ。
リアルな戦争ドラマ映画に活躍の場を移したスピルバーグ。それなら今までとおんなじ事を繰り返すのではなく、冷戦と核の時代を本格的なテーマに据え、どっしりとした本格アクション映画として『インディ・ジョーンズ』を描き直すという方向性もアリだったんじゃないだろうか。
オールドファンからは嫌われるだろうが、こんなセルフオマージュみたいな映画よりはそっちの方がずっと観てみたいし、スピルバーグ本人もやる気が出たんじゃない?
※『魔宮の伝説』(1984)を観ていた時にも思ったのだが、やっぱこのシリーズって『ルパン三世』の影響をめちゃくちゃ受けてますよね。冷蔵庫に入って大爆発から逃れるというのは高畑勲/宮崎駿が手掛けた1stシリーズ(1971-1972)の最終回「黄金の大勝負!」とおんなじだし、ラストで遺跡に水が押し寄せるというのは『カリオストロの城』(1979)のクライマックスを彷彿とさせる。伝説の黄金郷が宇宙人由来のものだったというのは鈴木清順監督作品『バビロンの黄金伝説』(1985)で観たし…。
『魔宮』の時はたまたまかとも思ったのだが、ここまで色々と似ていると、やっぱり『インディ』シリーズは『ルパン』の影響下にあると見て間違い無いんじゃないか。どっかのインタビューで白状したりしていないのかしらん?
観るアトラクション
昨日ディズニーシーでインディ・ジョーンズに乗りそびれたので代わりに(?)鑑賞。
これぞ冒険活劇という感じ。
楽しい!
最後はぶっ飛びエンディング。
ラストの結婚式シーンが個人的に好き。
なつかしい
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ロシアの女将軍が、クリスタルスカルを奪おうとする。
インディアナジョーンズが昔携わった仕事に関係があり、
強引にジョーンズの力を利用しようとする。
最終的にジョーンズがクリスタルスカルを手に入れたが、
女将軍がそれを奪い、祭壇にささげた。
で、よくわからないが、そこから宇宙人が生まれた感じだった。
で、将軍は死亡しジョーンズらは逃げ切って終了。
元妻がジョーンズの子を産んでおり、
最初はお互い知らずに接していたが、やがて関係が明らかに。
ケンカし合うが、結局は仲良くなって最後は再婚し、本当の親子に。
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こないだこのシリーズの旧作を見て古いと書いたところだが、
新しいこの作品はやはり見やすく、面白かった。
相変わらず盛り沢山で、動く床や軍隊蟻や大蛇、食肉人種に宇宙人と、
人によっては色々あり過ぎと感じそうな内容だったが、面白かった。
よくわからない点も多かったけど。
3回大きな滝壺に落ちてへっちゃらなタフな人たち
久々に2度目の鑑賞
監督は『激突!』『ジョーズ』『E.T.』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『マイノリティ・リポート』『ターミナル』『ウエスト・サイド・ストーリー(2021年)』のスティーブン・スピルバーグ
脚本は『ジュラシックパーク』『ミッション:インポッシブル』『スパイダーマン』『宇宙戦争』『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のデビッド・コープ
2008年の作品
『最後の聖戦』から19年ぶりにまさかの制作公開されたシリーズ4作目
当時ハリソン・フォード60代半ばのおじいちゃん
これで終わりかと思ったら2023年になってまだ最新作って正気の沙汰じゃない
前作まで1930年代だったかな
今作は大戦も終わり1957年
ナチス教団ナチス今回はソ連KGB
強い磁力があるクリスタルの頭蓋骨をめぐって争う形
後頭部の形からいって明らかに宇宙人
インディアナ・ジョーンズ
愛称インディ
本名ヘンリー・ジョーンズ・ジュニア
表向きは考古学者だがトレジャーハンター
そして冒険家
諜報員として二重スパイも
女をとっかえひっかえのプレイボーイ
平凡な男の夢か
シニアは前作に登場しショーン・コネリーが演じたわけだが今回は写真だけの出演
前作で聖杯の水を飲み永遠の命を手に入れたわけだがまたどこかで宝探しをしているのだろうか
今回は第1作のヒロインとその彼女が産んだヘンリー・ジョーンズ3世が冒険に参加
宛らターザンになった3世や軍隊アリを含めてジャングルでのカーチェイスならびに車をゴムボート代わりに3回滝壺に落ちる一連の流れが一番の見どころ
前作もそうだが裏切り者でも助けようとするインディはわりと良いやつ
だから多くの人に好かれるんだな
蛇嫌いの設定わすれていた
テリーマンの義足みたいなものだ
別にそれもういいだろと
『インディ・ジョーンズ』観てたつもりだがいつのまにか『未知との遭遇』を観たような感じになってしまった
この作品は時代背景は20世紀だが21世紀なりの『インディ・ジョーンズ』だ
スピルバーグやルーカスの集大成の一つだろう
最後はなんやかんやで大変遅ればせながら2人の結婚式でハッピーエンド
なんでそっち方向へ行くのか
個人的には楽しめましたが、前作から間が開きすぎですね。
ストーリー前半は面白かったんだけどなぁ、後半からがなんか…受け付けず。
最後は宇宙人落ち?って言うのがちょっと・・・。
シリーズは大好きなんですけどね。
第一作目のヒロインのマリオン、年齢はかんじましたが、相変わらずキュート!
ストーリーの序盤で、一瞬「アーク」が映りましたね!
そこでちょっとうれしくなりました。
インディ・ジョーンズ 家族珍道中で未知との遭遇
最新作前に、シリーズ再見。
『~最後の聖戦』から実に19年ぶりとなる、2008年の4作目。
私のインディ初劇場鑑賞。
前3作は(当時)VHSなどで何度も見ていて、初めて劇場で観るインディを首を長くして待った。
私が映画にどっぷり浸かるようになった高校生時代くらい(1997年~1999年辺り)から新作製作の話が流れ、公開時期や新たなキャストが浮かんでは消えたのは幾度だった事か。
ようやく出発したインディ新たな冒険と秘宝は…
謎の力を秘めた“水晶髑髏(クリスタル・スカル)”。
それを幻の黄金都市“エル・ドラド”に戻せば、その力が宿る。
狙うはナチス…じゃなくて、ソ連のKGB。1957年、東西冷戦。政治的対立も絡み、あの頃とは敵も時代も変わった。
謎の“クリスタル・スカル”を巡って繰り広げられる冒険と争奪戦…。
この時66歳だったハリソン。
初老ながらも魅せる身体を張ったアクション。シリーズ名物、屈強な敵との格闘も。
アクションの最大の見せ場は、ジャングルでのカーチェイス。相手の車に乗り移って乗り移って、断崖絶壁のスリル。車上で剣を付き合わせ、猿やツタをスイングしてのターザン・ジャンプ。
コミカルなアクションも多い。序盤、勤める大学内でのバイク・チェイスも。
そんなアクション・シーンでハリソン共々身体を張るのは、今回の相棒。
シャイア・ラブーフ演じる青年、マット。
革ジャンにバイク、ポマード付けたヘアスタイルの“50年代ジェームズ・ディーン風”。
イケイケな若者ながら、初めての闘いや虫などにちょいビビり腰。
彼の母親がかつてインディと親しい仲。その母親というのが…、
第1作目のヒロイン、マリオン。カレン・アレンがカムバック。登場時、1作目を彷彿させる「インディアナ・ジョーンズ」の言い回しやジャングル・チェイスで運転奮闘。
1作目オマージュでは、あの“聖櫃”が一瞬…。
1作目の後、結婚する筈だったインディとマリオン。が、土壇場で逃げたインディ。その時マリオンは妊娠していて…。
そう。マットの本名は“ヘンリー・ジョーンズ3世”。インディの息子!
所々それを思わせる描写も。敵を振り切って笑うマットにブスッとした表情のインディ。これ、『~最後の聖戦』でのヘンリーとインディのやり取りのワンシーン。
息子と分かると、「ジュニア」と。対して「ジュニアと呼ぶな」。これなんかまさに。
大学を辞めたマットに、当初インディは「自分の好きな道を行け」。が、息子と分かると、「大学を辞めるな!」。途端に親心。
インディ、マリオン、マットの家族珍道中。
他旅の仲間に、インディとは古い友人の考古学者、オックス。“クリスタル・スカル”の影響で気が触れ、訳の分からない言葉を繰り返すが、彼が謎を解く鍵。ジョン・ハートが妙演。
当初オックスの役所はヘンリーに当てられる予定だったが、ショーン・コネリーがすでに引退していた為再演叶わず。(ヘンリーの役が大変お気に入りだったコネリーは復帰を真剣に悩んだという)
その為、ヘンリーは他界した設定に。インディの机に父の遺影。それを見つめるインディの眼差し…。
学部長マーカス役のデンホルム・エリオットはすでに故人で、ジム・ブロードベントが新たな学部長に。インディがKGBにマークされた事で事実上の解雇を告げるが、本人も職を辞し…。
以上がインディの仲間側。
敵対するのは…
インディと幾度も危機を経験し、頼れる相棒と思っていたマック。借金でKGBに寝返り。…いや、二重スパイ? …いや、本当は?
そして立ち塞がる最大の敵は、ソ連軍大佐でKGBエージェントのイリーナ。
格闘や剣術に長け、超能力を求め“クリスタル・スカル”とその不思議な力を執拗に狙う。
おかっぱ頭で、ロシア人を非ロシア人が演じる今でなら“ホワイト・ウォッシング”だが、そこはケイト・ブランシェットがインパクト充分に巧演&怪演。
ケイト自身もシリーズのファンだったという。が、周りの女性がインディとキスしたいと思う中、ケイトは“インディになりたかった”。それは叶わなかったが、敵としてインディを窮地に追い詰める。
何せ19年ぶりの新作。待ちに待ったファンの期待は凄まじいもの。
暗く思いシリアス作品が続き、スピルバーグも久々の娯楽作を楽しんで撮ったかのよう。
エンタメ性とサービス精神はたっぷり。
勿論充分楽しめたが、前3作ほどでは…。ちょっと気になる点も…。
“核の冷蔵庫”と揶揄される冒頭シーン。核実験場に紛れ込んでしまい、寸での所で鉛製冷蔵庫に入って難を免れる。巨大なキノコ雲も目撃。核爆発を冷蔵庫で凌ぐ…? あんな至近距離でキノコ雲を…? ハリウッド映画によくある核へのお粗末描写…。やられた側は忘れないが、やった側はその恐ろしさを知らない。
序盤の保管倉庫や“クリスタル・スカル”からも薄々分かる通り、宇宙人絡み。
ルーカスは50年代B級SFへのオマージュとして作るも、当初スピルバーグやハリソンは反対。脚本は何度も練られ(M・ナイト・シャマランやフランク・ダラボンも携わった)、今の形に。でも結局、最後はもろSF。宇宙人やUFOまで出るし…。
何か前3作までの毛色とは違う…。オカルト的な超常現象ミステリーの線を越えて欲しくなかったかな…。
まあでも、個人的インディ初劇場は楽しんだ。
ラストシーンはインディとマリオンの結婚式。
インディも遂に身を納める…? あの帽子を被るは、マット…?
…いやいや、まだまだ!
15年ぶり、最後の冒険へ!
19年の時を経て、なぜこの4作目を作ったのか? 製作意図が全く理解できない
ヴィランを演じるケート・ブランシェットさん
黒髪のおかっぱでロシア訛りの英語がメチャクチャ迫力があって怖かったけど、とても綺麗な女優さんだと思います
シャイア・ラブーフさんが勇ましく、すごく役に合ってて良かった、スリリングなバイクチェイスも見ごたえありました
1作目以来の登場でかっぷくのよくなったマリオン役 カレン・アレンさん、そして白髪になったインディアナ・ジョーンズを演じるハリソン・フォードさん、共に走って飛んで元気よくいきたいところですが、とてもしんどそうだったのが印象的でした
19年ぶりに作った割にストーリーがとてもチープ
前3作に比べ宝物を捜索する動機が不自然で全然入っていけなかった
クリスタル・スカルがすごくちゃちなのと、しまいには宇宙人だった、しかも超古代文明の時代に仲間と一緒に地球に来て、高度な技術を地球人に伝授し、この度 帰っていった、というトンデモないストーリー展開
このあまりにもぶっ飛んだSF映画のノリは、さすがにインディ・ジョーンズ シリーズではないわー、という感想です
もうひとつ不可解なのは原爆実験のくだり
あの爆風の中、インディが冷蔵庫に入って生き延びるあたり、ストーリーと何の関係が。。。?
と、終始イマイチな描写と展開で、何のためにこの4作目が作りたかったんだろう、と不思議でなりませんでした
【”クリスタル・スカルに隠された謎。”皆、大好き。ハラハラドキドキアドベンチャーシリーズのコメディ要素強めの第四弾。最後は壮大なSFになっちゃいました。】
■1957年。ネバダ州の米軍基地。
ソ連軍の女諜報部員・スパルコ大佐(ケイト・ブランシェット:当たり前だが、ムッチャ若い)に拉致され、米軍基地の襲撃に担ぎ出されたインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)と相棒マットだったが、何とか逃げ出すことに成功。
スパルコが狙っているのは、宇宙の神秘の力を解き明かす秘宝、クリスタル・スカルだった。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・今作は、世間的には評価が低いが観てみるとコミカル要素が強めで、結構面白い。
・相棒マットも頻繁にインディ・ジョーンズ達を裏切り、スパルコ大佐側に付いたり、戻ったり・・。二重スパイ、三重スパイ・・。
・インディ・ジョーンズ達が段差のある滝を、落ちていくシーンや軍隊蟻に囲まれるシーンも、どこかコミカルな風情が漂う。
・ポマード青年マット(シャイア・ラブーフ)とその母マリオン(カレン・アレン)との再会。
ー という事は、マットの父親は・・。-
■クリスタル・スカルの真実が分かる壮大なシーン等、ナカナカである。
<仲違いしていた恋人が正式に奥さんになり、息子も出来たインディ・ジョーンズ。最新作はどうなるのかな?
毎回、書いているけれど、インディアナ・ジョーンズが彼の正式な名前なのに、何でインディ・ジョーンズってタイトルなのかな。>
復活は嬉しい!でもラストの展開が微妙、、、、
何度目かの鑑賞で、何となく書いてみようと思い立ち、記述。
ハリソン・フォードが老いて見てられなくなったと言えばその通りかもしれないが、普通に自分は見てて楽しかった。
やっぱインディジョーンズってワクワクするよなぁ。
息子や1でのヒロインも登場し、「三重スパイ」のマックもいい味を出しており好きなキャラクター。
オックスリーのおかしくなった演技も素晴らしい。
今回のヴィランであるイリーナもクールな感じでとても良かった。
個人的に好きなシーンは、
核実験施設にて、冷蔵庫に隠れる所と、
息子とイリーナが車の上で剣で対決するシーン、
そして50年代のアメリカを表しているような、バーでの乱闘シーンかな。
後オープニングのハウンド・ドッグもプレスリー好きとしては堪らない。
色々盛り沢山で楽しかったのだが、如何せんラストの展開がSF過ぎちゃって何だか拍子抜け。
1のラストも確かにそんな感じではあったものの、今回程無茶苦茶ではなかったからまだついていけた。
まぁ何だかんだ楽しかったからいいか。
来年辺りに公開されるシリーズ集大成の作品を、楽しみに待つとしよう。
鞭打つのは自身の体か?
インディ・ジョーンズ・シリーズ第4作。
"土曜プレミアム" で2回目の鑑賞。
前作から19年ぶりに製作された本作。公開当時話題になりましたが、今回改めて観て、やはりその歳月は途方も無く長いものだったのだなと実感させられました。
ハリソン・フォードが老体に鞭打って、腕っ節の強さを見せようと体を張って頑張っている姿が、往時のキレが無いのは仕方無いとしても、とても辛そうに見えました。
何故このタイミングで、リブートならまだしも、オリジナルの続編だなんて。と言いつつインディと云えばハリソン・フォードだし、嬉しかったのは確かなので相反する気持ちでした。
シリーズの持ち味だった神秘的要素をレベルアップさせて、ついに宇宙人を絡めて来たのがなんともいい味つけだなと思いました。「ロズウェル事件」が関わって来るストーリー展開はオカルト好きとしては堪りませんでした。
敵もこれまでのナチス・ドイツから、時代背景を考慮してソ連軍に変更。でもやっていることは殆ど変わらず。そこがシリーズの持ち味であり、マンネリなんて関係無い。これを変えられると楽しくないし、面白くないですもの。
[以降の鑑賞記録]
2023/06/30:金曜ロードショー(新吹替)
※修正(2023/06/30)
禁じ手を使っているけど、ネタのあるシリーズ第四弾。
2008年6月下旬に鑑賞。“新宿プラザ劇場”で観た最後の作品。
ジョージ・ルーカス製作・原案、スティーヴン・スピルバーグの監督、主演のハリソン・フォードによる奇跡の黄金トリオで成り立つ映画史に残り続ける冒険ファンタジー活劇『インディ・ジョーンズ』シリーズ。そのなかの最後の作品『最後の聖戦』から19年の月日を経て、復活を遂げたのが本作『クリスタル・スカルの王国』で、劇場で味わえる初の“インディ・ジョーンズ”となったので、興味を持って、観に行きました。
米ソ冷戦時代の1957年、ソ連の諜報員のイレーナ(ケイト・ブランシェット)によって、ネヴァダ州にある極秘施設へ連れてこられたインディ(ハリソン・フォード)は宇宙の神秘を紐解く秘宝“クリスタル・スカル”の発見の為に協力することを強制されるが、それを拒んだ事で、危機的状況に陥り、一旦、逃げることには成功するも、捜査機関に追われる事にもなり、大学での仕事も失い欠けてしまう(あらすじ)。
そんなに大好きなシリーズではありませんが、『スター・ウォーズ』のルーカスフィルムの作品だけに観る回数は多く、『レイダース』での転がる岩に主人公が追われたり、『魔球の伝説』のトロッコ・チェイス(スーパーファミコン世代なので“スーパー・ドンキーコング”をプレイしたくなるシーン)、『最後の聖戦』の聖杯を選び間違えた悪党が水を飲んで、一瞬でミイラ化するシーンなど、強烈で忘れられないところが多かったので、思い入れが強いといった事は無く、好きでも、嫌いでも無く、気軽に観て、楽しんでいたので、本作も過去作と同様に観られました。
『スター・ウォーズ 新三部作』を大いに楽しんだので、19年ぶりに製作された本作に関しては、「何で、今になって」といった疑問を抱く事はなく、主演のハリソン・フォードは「インディを演じるのは厳しいか」と思いながらも、この頃は本作と同じ時期に還暦直前でロッキーとランボーを演じたシルヴェスター・スタローンのように老体に鞭打って、当たり役にカムバックする事が増えていたので、老けたのは間違いありませんが、見事な熱演を見せていて、円熟味が増したインディのキャラに説得力を持たせた脚本とフォードのキャリアの影響が活きていた為に、本作での頑張りぶりを褒め称えたいと思えたほど、良かったです。
本シリーズはアドヴェンチャー作品に大きな影響を与え、『ハムナプトラ』や『トゥームレイダー』、『ナショナル・トレジャー』といった大作から、DVDスルーのマイナーな作品にまで浸透していたので、本作のハードルは大きかった筈ですが、それを感じさせないほど、話が練られていて、まだ話のネタがあった事に驚き、事前の予想を大きく良い意味で裏切る展開のオンパレードだったので、少々強引なオチの付け方があっても、そこに不満は無く、逆に「もうこれ以上の続編は作られないんじゃないか」と思わせるほど、禁じ手に近いものを用いているので、19年ぶりの新作でありながら、同時に最終作のような印象(2019年にスピルバーグ監督、ハリソン・フォードの続投で第5弾が作られるのが決まっているようですが、この印象を覆せるネタがあるのかどうか)を持たせていて、エンドロールを迎えるときには、ちょっぴり淋しい気持ちになり、より、見事な終わり方だったと思います。
私が本作で最も感心したのは、過去作と同様に荒唐無稽な要素を引き継いでいたところで、大学の構内で行われるチェイス・シーンでマット(シャイア・ラブーフ)が運転するオートバイが1957年仕様では無かったり、中盤の戦車同士のチェイスの途中にマットがターザンをしたり、序盤の脱出シーンで出てくる超高速で動く乗り物のシーン(“ターミナル・ベロシティ”を思い出させる)が楽しかったりと製作された2008年の時代には相応しく無い(この頃からシリアスな作風が流行り始めただけに)要素でしたが、時代の主流に影響されずに、この要素を徹底的に盛り込み、B級の娯楽エンタメ大作として、それを貫いたのは娯楽作品が好きな自分にとっては好印象で、公開当時に批判の大きかった“核爆発を冷蔵庫に隠れて、やり過ごす”シーンも過去作を踏まえると、当たり前と言えて、そこまで批判する理由は無い(“ブロークン・アロー”や“トータル・フィアーズ”など、本作以前の作品で核兵器の扱いが雑な作品はありましたし、“ターミネーター3”のように高速道路のど真ん中で水素電池が爆発して、キノコ雲が発生するシーンがある作品などが殆ど批判されなかったので)と思いながら観ていました。逆にこういう描写が批判されるほど、熱烈に愛されるシリーズ(恐らく、悲しい気持ちになった人が多かったのでしょう)というのを再認識しました。
出演者とキャラクターも、それぞれが魅力的で印象に残りました。先日、惜しくもこの世を去ったジョン・ハートが頭の可笑しな役を好演し、『エイリアン』や『Vフォー・ヴェンデッタ』など、常に忘れられないキャラを演じてきた俳優だけに、本作でも新たな印象を刻み込み、そんなに大きな役ではないけれど、その姿を見られて良かったです。悪役のケイト・ブランシェットもハマっていて、その存在感が大きすぎるために、彼女の部下の軍人キャラの殆どが空気に等しくなっているほどですが、悪役として申し分無く、キャラの設定の面白さも手伝い、彼女の出ないシーンが僅かながらに退屈したほど、素敵なキャラとなっていました。『レイダース』以来の登場となるカレン・アレンの老けっぷりには非常に驚き、女優活動は続けていても、スクリーンで目にする機会が無かったので、まるっきり別人のように見え、時代の経過を大きく実感する出演者(本作のカレン・アレンと比べると“スター・ウォーズ/フォースの覚醒”のキャリー・フィッシャーは良い年の取り方をしているのではと思うことが)と言えます。
ジョン・ウィリアムズの音楽が印象に残らなかったり、当時はスピルバーグの秘蔵っ子としてゴリ押し街道まっしぐらだったシャイア・ラブーフがインディの相棒(マットの正体も想像通りで捻りが足りなかったのは何だかなとは思います。しかし、“トランスフォーマー”の主人公役よりはキャラが魅力的だったのは好印象)としては弱かったり、底無し沼にはまるシーンが若干退屈したりとマイナスな部分もありますが、全体的に面白かったので、満足しました。たまに観たくなる一作です。
最高!!!!
まさか4作目ができるとは思わなかったです。
インディ・ジョーンズシリーズはアクション、アドベンチャーだと思います。しかし今回はSFが多かったと思います。
ひとつ言いたいのは1作目のレイダースは見たほうがよいと思います。
うわさではもう5作目もつくるらしいのですが、何か知っている方がいたら教えてください。
懐かしいけど。。。
映画をあまり観ていなかった子供のときにすら、このシリーズは押さえていた。
なので、懐かしさのあまり手にとってみたが、うーん。。。
オカルト・SFはこのシリーズの常とはいえ、宇宙人を登場させてしまった時点で一気に興醒め。もう全てダメな気がした。
インディのアクションも何となくスピード感に欠け、全体的に古臭い印象すら感じた。
もちろん、魅せて無難に楽しめる作品ではあるけれど、ラジー賞に選ばれてしまったと言われるとまあ納得。
これぞ冒険活劇!
製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督スティーブン・スピルバーグ、主演ハリソン・フォードの【冒険活劇映画】であり、『インディ・ジョーンズ』シリーズの19年振りの新作です。
『インディ・ジョーンズ』シリーズは【冒険活劇】です。これは、僕の個人的な見解ですけど、映画の中でも特に【冒険活劇】は、現実には有り得ない体験をスクリーンの中にいる主人公を通して体感できるというのが面白いところだと思います。
それに対して、「それは有り得ないだろうー」とか「普通、助からないだろー」とか「辻褄が合わないだろー」とかいうツッコミを入れるのは、【マナー違反】だし映画の面白みが半分どころかマイナスになってしまうと思います。
(良い意味で)作り物でしかない映画にリアリティーや整合性を求めるのはナンセンスだし、そういう風にしか映画やドラマを観れない人は、ぶっちゃけドキュメンタリーやニュースだけ観てれば良いと思います。
と、いうことを踏まえた上で、今回の『クリスタル・スカルの王国』ですが・・・
とりあえず、ひと言。
1作目の『レイダース/失われたアーク』は必ず事前に観ておいて下さい(謎)。
今回は「クリスタル・スカル」を巡る、旧ソ連兵とインディの争いが軸になってます。
1957年の米ソの冷戦真っ只中という時代を背景にインディの冒険が繰り広げられる訳ですが、ネタとしてはSF(オカルト)好きには堪らないって感じです。
初っ端に登場する巨大な倉庫がある軍の施設は「エリア51」で、ソ連軍がインディに探させる物は、ロズウェルで回収された「死体」。
これが、クライマックスへの大きな伏線になる訳ですが・・・。
その冒険の話に加えて、もう一つの軸になるのは、インディと若き相棒のマット、そして、腐れ縁のマリオンの3人のドラマ。
前作でインディと父ヘンリーの和解を描いてましたが、今回もその要素が入ってます。【レイダース】に登場したマリオンの21年振りの再登場。前半で明かされるマットとマリオンの関係。で、マットの年齢。となれば、おのずと答えは見えてくるわけですが(笑)。今回も父子のドラマが展開される訳です。
シリーズ物ならではの「小ネタ」も随所に散りばめられてます。最初の倉庫のシーンでは「アーク」がちょっとだけ出てくるし、父ヘンリーも写真だけですが出てくるし、1作目と3作目でインディの相棒だったブロディは写真に加えて銅像としても登場(ちょっと可哀想な感じですが)、お約束の虫の大群も出てきます。
息つく間も無いアクションの合間に笑いもキッチリ入れてくるあたりは流石だなと思いましたね。最後のオチに対しては批判的な意見が多いようですけど、僕はアリだと思います。
だって、インディシリーズって過去の題材も充分オカルト的要素があったし。今回のオチもオカルトの延長と考えれば納得できると思うんですけどね。
ラストシーンはインディらしからぬ(?)感じでしたけど、床に転がる帽子を取ろうとしたマットよりも先にインディが拾い上げたところは、思わずニヤリでした。
「まだまだ若いもんには負けん」ってとこでしょうか?(笑)
ハリウッドだから映像の迫力はあるけれど駄作
おなじみの冒険活劇第四弾。東西冷戦の時代が舞台となり、鉛入り冷蔵庫で核実験から逃れるとか三度も滝に落ちても無事とか、あまりにもタフさに中盤でウンザリ。結末はこれまでの路線からかなり飛躍してしまい、これも期待外れ。
予告の確認作業になってしまったよ
映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
(スティーブン・スピルバーグ監督)から。
16年ぶりの上映、が話題になっていたこともあり、
楽しみに観たのであるが、ちょっと拍子抜けしてしまった。
なぜか・・と考えたら
見ごたえのあるシーンは、全部「予告」で観てしまったから。
あぁ、あの場面は、ここだったんだ、
もしかしたら、これからあのシーンが・・。やっぱりなぁ。
こんな想いの連続で、なんだか消化不良で映画館を後にした。
帰宅して「どうだった?」と尋ねられて、
即座に答えた私の台詞が、今日の一言。
「予告の確認作業になってしまったよ」
映画館だけでなく、テレビ・ラジオ・新聞など、
マスコミ総動員って感じのPR作戦は、どうも賛同できない。
上映前に、監督や出演者が対談する番組、
う〜ん、考え物だなぁ、イメージが崩れるから。
これまでとの違い
インディシリーズの中に流れていた「神への畏れ」がなくなってしまった感じ。
シリーズの1や3にあった「本当に偉大なもの」への畏れや尊敬の対象が出てこないのは残念。
また、これは自分が日本人だからなのか、核実験の場面で一気にワクワク感が冷めてしまった。
フィフスエレメント、ハムナプトラ、トータルリコールなんかで見たような場面が多いのもイマイチ。
ただ、見ずにはいられない期待感が大きすぎたのかも。
とりあえず楽しむ分にはいいのか。
ハリソン頑張った!でもラストは…
ぱっと見たとき、やっぱりインディ年をとったのね。と思ったけれど、
アクションは健在!ハリソンフォードよく頑張った!
所々、笑わせる場面もあったし、面白かったけど、最後はチョット・・・ね。
2001年宇宙の旅でしょうか?宇宙人にUFO。まあ歴史的になぞの多いナスカの地上絵を取り入れてのお話なので、創造を入れすぎて未来にいっちゃいましたかー。
って感じ。
スピルバーグ、ルーカス。この際だからとちょっとはじけすぎちゃったかしら。
ハッピーエンドで終わるのはいいんだけどね。
ファミリーができたのはいいんだけどね。
宇宙はやりすぎでしょ。
楽しかったのが、最後でちょっと拍子抜け。
中盤は満足だったので、とりあえずAからはつけさせていただきました。
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