「粗いが、そこがいい。」ダーティハリー もりうちゆうじさんの映画レビュー(感想・評価)
粗いが、そこがいい。
音楽が渋くて、若きイーストウッドがなんとなくデビッド・ボウイに似ています(と僕は思うけど、似てませんかね?)。
ストーリーは現代映画のように「精緻」ではなく粗さが目立つのですが、逆に「そこが、いい」と感じました。ちょっとでもボーッとしてたらストーリーがこんがらがるような映画、苦手なんですよね。
犯人の恐ろしさ、という点では「映画史上屈指」ではないでしょうか。ラストのスクールバスのシーンは、まさに狂気でした。この犯人に比肩する(クレイジーな)悪役を思い出そうとしましたが、「チャッキー」とスピルバーグの『激突』しか浮かんできませんでした。
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