劇場公開日 2007年6月1日

「【2012m先の標的を撃ち抜く凄腕スナイパーが巻き込まれた、国家的陰謀を描いたサスペンスアクション。アントン・フークワ監督作は、外れがないなあ。】」ザ・シューター 極大射程 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【2012m先の標的を撃ち抜く凄腕スナイパーが巻き込まれた、国家的陰謀を描いたサスペンスアクション。アントン・フークワ監督作は、外れがないなあ。】

2025年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■元海兵隊のスナイパー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)の元に、退役軍人・アイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)が訪れる。
 大統領の暗殺の防ぐために協力して欲しいと依頼され、彼は了承する。
 だが大統領演説の日、狙撃は実行された。しかもスワガーが狙撃犯であるという証拠が次々と発見されていくのである。
 スワガーは背後から銃撃され逃げる途中で、FBIのニック・メンフィス(マイケル・ペーニャ)を巻き込み、且つての親友故ドニーの恋人で看護師のサラ(ケイト・マーラ)に治療を依頼するのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・冒頭のスワガーが、暗殺犯に仕立て上げられるシーンから、スリリングに物語が進む。FBIのニック・メンフィスは論理的に考え、スワガーは暗殺犯ではないと推測し、自身の進退がかかる中、彼に協力していく様が面白い。

・退役軍人・アイザック・ジョンソン大佐が、チャールズ・ミーチャム上院議員(ネッド・ビーティ)と共に、過去アフリカで利益のために非道極まりない事が明らかになって行く過程も良く出来ていると思う。

・スワガーが人質に取られたサラを救いに、本当の暗殺犯セルビアックから聞き出した真相を録音したテープを交換条件として雪山でスナイパーとして対峙するシーンも見応えタップリである。

<ラストも、一瞬ガッカリするも、その後に非情に爽快なシーンで締める所も、観る側をスカッとさせてくれるのである。
 今作を観ていると、アントン・フークア監督作品に外れはないなあ、と改めて思うのである。>

NOBU
PR U-NEXTで本編を観る