旅芸人の記録のレビュー・感想・評価
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ヤクセンボーレ!!
1952年と1939年がパラレルワールドの如くループしていた。
ギリシャ近現代史の叙事詩であった。
個人的には約5回めで完投できた。
イヤイヤ、感動できた。
1952年でこの話が終わるのは、ギリシャが、NATOに加盟したときだからと判断した。
東西の間に漂う国として考えれば、ギリシャは日本と似ている。スペインと比較される事があるが、スペインは結局王国に戻っている。ギリシャが日本と違うのは共和国になったと言うことなのかなぁ。諸事情を考慮すると、のんびりした国民性と言われるが、物凄く、ナショナリズムが根付いた国民性だと思う。日本は戦争に負けて、占領国に簡単に迎合してしまった。勿論、僕はそれで良いと思う。そして、日本人は本当は戦争なんてしたくなかったと感じる。一部の戦争を操る者に踊らされたと思わないではいられない。
イギリスが何故ギリシャ王国の復活を狙っていたかは、英国王室のタブーなのかなぁ?
追記 この旅芸人をずっと、ロマの人達と思って見ていた。
『ベルリン1933』クラウス・コルドンはリスペクトしているのかなぁ?
これは政治寄りの作品です
テオ監督の作品は政治的な作品と叙情的な作品とに分かれる気がするんですが
この作品については政治的な作品という趣がある
ギリシアの近代史を旅芸人の目を通して語る感じ
ちょっと正直長く感じたな
余計なシーンがあったとも思わないんだけど
もうちょっと簡潔に語れたんではないだろうか?
この作品を傑作に推す人もいるみたいだけど
正直どうなんだろう?って感じもある
作品としてもっと面白い作品を望んでしまうし
決定的な美しいシーンなどがなかったので
私的には厳しい感じがした
でも、これをきっかけにwikiなどで歴史を調べたりしたので
歴史の事象に目を向けさせるという意味では意味深いのかもしれない
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