遠い空の向こうにのレビュー・感想・評価
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夢見る少年たちと家族の絆。
本作の内容の構成はドキュメンタリーのような話でもあるため、特別展開が凄いとか珍しいなどというものはないのだが、とても心温まる、それどころか観ている側にやる気が満ち溢れてくるようなそんな映画になっている。
ネタバレは避けるのだが、家族との衝突を描く映画は数多くあるだろう。だが、この映画は炭鉱夫やNASAのロケット打ち上げに感化された少年達など当時存在しただろうと思われるリアリティ溢れる設定のおかげで終始現実味を帯びている。そこがこの映画を良くしていると思う。
努力が実るとは限らない、この言葉は真実ではあるが、この映画を観れば夢をみることの素晴らしさ、それに向かって努力することの美しさ、努力の積み重ねで段々と夢に近づくことの達成感を味わいたくなる事だろう。
ストーリーだけではなく、観ている人の今後の人生をより充実したものに変えてくれるような素晴らしい映画である。
もっと有名になるべき作品
炭鉱と宇宙との対比
自伝でいちばん言いたかったことは何だろう
真っ直ぐすぎて、羨ましい
パッケージに凹みありの300円。普通なら無視だが、あまりの高評価で...
パッケージに凹みありの300円。普通なら無視だが、あまりの高評価で従前よりどうしても見たかったので思わず購入。
選択肢の少ない将来に絶望することなく突き進む青春、なんとまばゆいことか。夢を実現する人ってすごいバイタリティーを持ってますよね。そして周りを応援せずにはいられなくする。
親子の確執を乗り越える姿、そして親父への台詞には超感動。究極の婉曲表現です。そして万感の思いで息子を見る父。自分の息子にもこんなこと言ってもらいたいもんです。
悲劇の美人恩師も良かった。ただ、一瞬主人公を無視したのと、「謝罪を受け入れて」がわかりにくかった。
実生活でもこんな素敵な若者たちと巡り会えるチャンスをいただけている自らの幸運に感謝しています。
今だからこそ観るべき映画。
宇宙は人の夢。
宇宙やロケットに関する映画は数多く存在するが、確実に、人々が共通の夢を抱いていたんだということが分かる。
第二次大戦後、宇宙こそが次なる人類の目的となって、その夢は、大人や国家だけの目的ではなかった。普通に暮らす人にとっても、壮大な夢であり、特に子どもにとってはロマン溢れる夢だった。
子どもが努力し、仲間と協力し、さまざまな柵の中を、懸命に超えていく姿には、単純に、自分にはここまでやり抜いた経験がなくて、落ち込まされた。
志ある限り、夢を描いている限り、青春は終わらない。実話を基に作られ、彼らが後の宇宙開発に携わったと考えれば、現実は創作を超え、彼らが人々の夢を叶えたんだといえるのではないか。
それ以上に、父と子の物語という見方をすれば、あの親子だからこそ、ぶつかり合い、その果てに、夢を叶えることができたのではないか。最後の打ち上げシーンは映画史に残る名シーンだと個人的には思う。
夢を追う話
ロケット
ロケットとは違いゆっくりと描かれる
炭鉱町の青年たちのロケット作りの青春ストーリーと思ってたら、父と息子のドラマだった。
炭鉱町ではヒーローの父とその息子。
どちらも頑固で折り合いがつかない様を最初は苛立ってしまったけれど、ラストに覆される。
ラストの打ち上げに現れた父親との和解が見える姿に感動した。
満たされた気分!
情熱と夢は周りの人を巻き込む
普通だなぁとのっぺりしてるなぁという印象がラストに向かってドンドンドラマチックになって行く。
僕には土着の念が強くないので、息子に出て行かせてやれよ!と思うのだけど、
炭鉱一筋で自分がここで働く事によって、国を支えてると言う自負があるから、
お前もここで働けと言う親父の気持ちも分からないでもない。
ラストの方でこの物語は親父と息子の話なんだと分かるのだけど、
それまでが、この話は親父に黙ってみんなの助けを得てただ全国大会で賞を取り親父や兄に一泡吹かす話なんだなと思わせるところが残念だったように思う。
あの頑固な親父が息子の夢のために組合に頭を下げるところが何故カットされているのか?絶対いるだろ!と思ったし、ラストに向かって親と子の関係にスポットを当ててくれればロケット打ち上げのシーンで涙が止まらなかっただろうと思う。
息子が捕まった時に息子には手を挙げず、息子を殴りつけてる友達の義理の父に掴みかかって諭すシーンは素晴らしかった。
何故親父との話にフォーカスしなかったのかが凄く残念だったけど、息子目線でもこの錆れたところから出て行きたいという気持ちと、これをやりたい!これをやるんだ!と言う情熱と夢は周りの人の心を動かして巻き込んで行くところも感動しました。
隠れた?名作だと思います。
実話となれば更に感動
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