遠い空の向こうにのレビュー・感想・評価
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夢見る少年たちと家族の絆。
本作の内容の構成はドキュメンタリーのような話でもあるため、特別展開が凄いとか珍しいなどというものはないのだが、とても心温まる、それどころか観ている側にやる気が満ち溢れてくるようなそんな映画になっている。
ネタバレは避けるのだが、家族との衝突を描く映画は数多くあるだろう。だが、この映画は炭鉱夫やNASAのロケット打ち上げに感化された少年達など当時存在しただろうと思われるリアリティ溢れる設定のおかげで終始現実味を帯びている。そこがこの映画を良くしていると思う。
努力が実るとは限らない、この言葉は真実ではあるが、この映画を観れば夢をみることの素晴らしさ、それに向かって努力することの美しさ、努力の積み重ねで段々と夢に近づくことの達成感を味わいたくなる事だろう。
ストーリーだけではなく、観ている人の今後の人生をより充実したものに変えてくれるような素晴らしい映画である。
もっと有名になるべき作品
健気な男の子たちの話。
父クリス・クーパーと息子ジェイク・ギレンホールの関係が泣ける。
息子と先生の関係も良き。
実話ベースで、所々泣けるとこもある。
こんな良い話なのになんであまり知られてないんだろう、、。
アメリカでは中学生の教科書にも乗っているらしい。
教科書通りのかなり退屈な映画!!
教科書通りの大変退屈な映画で、実話なので変わった事は出来なかった感じです。ロケットを飛ばす事って果たして夢がありますかね。ホリエモンのロケットに毎年何千万も税金から予算が下りるのも呆れます。
炭鉱と宇宙との対比
個人評価:3.7
空を見上げた遥か彼方の宇宙と、炭鉱という地下に潜る職業を生業にした炭鉱の町との対比が上手い。
後に廃れていく石炭というエネルギー資源と、未来が詰まった宇宙との対比。それが実話なだけにより素晴らしい。
若き日のジェイク・ギレンホールが初々しく、いい演技をしている。厳格な父役のクリス・クーパーもとても素敵だ。
自伝でいちばん言いたかったことは何だろう
成功者の自伝であるから骨格ストーリーは言うに及ばずでしょう。プラス要素とマイナス要素のはざまで悩み、苦しみ、意思を変えて貫いた背景には、親と兄弟と友人と教師と技術者と、そして決して明るいとは言えない街の環境がありました。伸び盛りの学生にとっては、信頼と尊敬のおける教育者の存在感がやはり最大であったと感謝できる追憶こそが人生に長らく根付き続ける源であるという感謝のメッセージであるように思いました。
真っ直ぐすぎて、羨ましい
人にオススメする1本をと言われた場合に答える映画がこの『遠い空の向こうに』です。
周りから無理だと言われても、諦めない姿に胸を打たれます。
心では尊敬している父との間に生まれた葛藤も夢で打破してしまいます。
ホーマーには、きっと未来を見る力があったのだろうと思います。
色々な決めつけだらけの現代でこそ、観てほしい作品です。
パッケージに凹みありの300円。普通なら無視だが、あまりの高評価で...
パッケージに凹みありの300円。普通なら無視だが、あまりの高評価で従前よりどうしても見たかったので思わず購入。
選択肢の少ない将来に絶望することなく突き進む青春、なんとまばゆいことか。夢を実現する人ってすごいバイタリティーを持ってますよね。そして周りを応援せずにはいられなくする。
親子の確執を乗り越える姿、そして親父への台詞には超感動。究極の婉曲表現です。そして万感の思いで息子を見る父。自分の息子にもこんなこと言ってもらいたいもんです。
悲劇の美人恩師も良かった。ただ、一瞬主人公を無視したのと、「謝罪を受け入れて」がわかりにくかった。
実生活でもこんな素敵な若者たちと巡り会えるチャンスをいただけている自らの幸運に感謝しています。
今だからこそ観るべき映画。
人生に手放しで喜べる瞬間なんて数える程しかないはず。関わる人たちが皆それぞれ何かを抱えながら何かに向かって生きているのだから。それがリアルでその中だからこそ人と人の一体感に感動が起きる。
物語の本質を魅せてくれる映画。
新しいものを見せようと気をてらうことに終始する作品ばかりな今だからこそ観るべき映画。
宇宙は人の夢。
宇宙やロケットに関する映画は数多く存在するが、確実に、人々が共通の夢を抱いていたんだということが分かる。
第二次大戦後、宇宙こそが次なる人類の目的となって、その夢は、大人や国家だけの目的ではなかった。普通に暮らす人にとっても、壮大な夢であり、特に子どもにとってはロマン溢れる夢だった。
子どもが努力し、仲間と協力し、さまざまな柵の中を、懸命に超えていく姿には、単純に、自分にはここまでやり抜いた経験がなくて、落ち込まされた。
志ある限り、夢を描いている限り、青春は終わらない。実話を基に作られ、彼らが後の宇宙開発に携わったと考えれば、現実は創作を超え、彼らが人々の夢を叶えたんだといえるのではないか。
それ以上に、父と子の物語という見方をすれば、あの親子だからこそ、ぶつかり合い、その果てに、夢を叶えることができたのではないか。最後の打ち上げシーンは映画史に残る名シーンだと個人的には思う。
夢を追う話
TUTAYAのスタッフがオススメしていた通り主人公の少年が努力して行く姿にとても心打たれたが、それ以上に主人公の行動に、時にはぶつかりながらもなんだかんだで協力してくれる友達や周りが皆反対する中陰ながら応援してくれる人達など観ていて胸が熱くなるポイントが盛りだくさんだった。
特に最後のみんなが空を見上げるシーンは涙無くしては観られないはず。
こういう夢に向かってひたすら頑張る話を観るとなんかしたいなって思う。笑
ロケット
クラスメイトとロケット作りに励む話し。
炭鉱で育った彼らは一見ロケット作りには無縁な恵まれない環境に思える。
しかし一つの目標に情熱を注げる仲間が集まったという点に関して言えばとても彼らは恵まれていたんだと思う。
ロケットとは違いゆっくりと描かれる
炭鉱町の青年たちのロケット作りの青春ストーリーと思ってたら、父と息子のドラマだった。
炭鉱町ではヒーローの父とその息子。
どちらも頑固で折り合いがつかない様を最初は苛立ってしまったけれど、ラストに覆される。
ラストの打ち上げに現れた父親との和解が見える姿に感動した。
満たされた気分!
観たあとにとても満足感や充実感がとても残って見終わったあととても気分がいいです。
同じ志をもった友達と取り組むのはとえも楽しいだろうなと、とても羨ましく思いました。あの雰囲気がやっぱりいいなと感じました。
とてもいい作品でした!
情熱と夢は周りの人を巻き込む
普通だなぁとのっぺりしてるなぁという印象がラストに向かってドンドンドラマチックになって行く。
僕には土着の念が強くないので、息子に出て行かせてやれよ!と思うのだけど、
炭鉱一筋で自分がここで働く事によって、国を支えてると言う自負があるから、
お前もここで働けと言う親父の気持ちも分からないでもない。
ラストの方でこの物語は親父と息子の話なんだと分かるのだけど、
それまでが、この話は親父に黙ってみんなの助けを得てただ全国大会で賞を取り親父や兄に一泡吹かす話なんだなと思わせるところが残念だったように思う。
あの頑固な親父が息子の夢のために組合に頭を下げるところが何故カットされているのか?絶対いるだろ!と思ったし、ラストに向かって親と子の関係にスポットを当ててくれればロケット打ち上げのシーンで涙が止まらなかっただろうと思う。
息子が捕まった時に息子には手を挙げず、息子を殴りつけてる友達の義理の父に掴みかかって諭すシーンは素晴らしかった。
何故親父との話にフォーカスしなかったのかが凄く残念だったけど、息子目線でもこの錆れたところから出て行きたいという気持ちと、これをやりたい!これをやるんだ!と言う情熱と夢は周りの人の心を動かして巻き込んで行くところも感動しました。
隠れた?名作だと思います。
実話となれば更に感動
青年たちの情熱と、父子の再生?の物語。
そうか、そしてNASAのエンジニアか。実話とくれば、更に人びとへ与える感動は大きい。本当に胸が熱くなった!炭鉱は絶対に身体を悪くするよね。辛いな。邦題はちょっと違うだろう、と思った。
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