劇場公開日 2000年2月26日

「夢見る少年たちと家族の絆。」遠い空の向こうに USSRさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5夢見る少年たちと家族の絆。

2021年4月21日
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泣ける

悲しい

幸せ

本作の内容の構成はドキュメンタリーのような話でもあるため、特別展開が凄いとか珍しいなどというものはないのだが、とても心温まる、それどころか観ている側にやる気が満ち溢れてくるようなそんな映画になっている。
ネタバレは避けるのだが、家族との衝突を描く映画は数多くあるだろう。だが、この映画は炭鉱夫やNASAのロケット打ち上げに感化された少年達など当時存在しただろうと思われるリアリティ溢れる設定のおかげで終始現実味を帯びている。そこがこの映画を良くしていると思う。
努力が実るとは限らない、この言葉は真実ではあるが、この映画を観れば夢をみることの素晴らしさ、それに向かって努力することの美しさ、努力の積み重ねで段々と夢に近づくことの達成感を味わいたくなる事だろう。
ストーリーだけではなく、観ている人の今後の人生をより充実したものに変えてくれるような素晴らしい映画である。

USSR