「宇宙は人の夢。」遠い空の向こうに ちゃーはんさんの映画レビュー(感想・評価)
宇宙は人の夢。
宇宙やロケットに関する映画は数多く存在するが、確実に、人々が共通の夢を抱いていたんだということが分かる。
第二次大戦後、宇宙こそが次なる人類の目的となって、その夢は、大人や国家だけの目的ではなかった。普通に暮らす人にとっても、壮大な夢であり、特に子どもにとってはロマン溢れる夢だった。
子どもが努力し、仲間と協力し、さまざまな柵の中を、懸命に超えていく姿には、単純に、自分にはここまでやり抜いた経験がなくて、落ち込まされた。
志ある限り、夢を描いている限り、青春は終わらない。実話を基に作られ、彼らが後の宇宙開発に携わったと考えれば、現実は創作を超え、彼らが人々の夢を叶えたんだといえるのではないか。
それ以上に、父と子の物語という見方をすれば、あの親子だからこそ、ぶつかり合い、その果てに、夢を叶えることができたのではないか。最後の打ち上げシーンは映画史に残る名シーンだと個人的には思う。
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