グリーンマイルのレビュー・感想・評価
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この役はトムハンクスがいい。そう思った。
人はなんのために生かされ、生きてゆくのか。時に奇跡のように美しい輝きを放つのも人間、悪魔のように残酷で醜い闇を生み出すのも人間。
人は皆、それぞれのグリーンマイルを歩くのだ。それぞれのグリーンマイルを明るくするのも暗がりとするのも自分次第なのだ。
自分の近くにある輝きを見逃さない心を持てますように。闇を闇と気づく心を持てますように。
真摯に生きる
すごく良かった。
刑務所に一匹のネズミが現れるのですが「こんな所に珍しい」と看守は楽しくなりお菓子をあげたり、またその食べる姿を見て笑顔に。視聴する者は思わずほっこり。人の命を処刑する、というとても重い題材ですが、その舞台で小さな命を、嫌われものの菌いっぱいのネズミを、包むように柔らかく扱う、それは「生を大事にしよう」と描かれているように思いました。
作中では処刑シーンが3つあります。縛り付けられて、人が人の手によって静かに死を与えられる。どれも目を背けたくなるようなシーン。中でもその1つが凄まじい残酷さ。観ていて怖くなったし苦しかった。
ジョンコーフィの不思議な力でたびたび奇跡が起きるのが観ているこちらも癒されるような気持ちになったり楽しい気持ちになりました。癒した後のワルイ物の表現方法が分かりやすく、怖くもあり楽しかったです。
最後まで観て…処刑シーンの残酷な描写は必要不可欠だったと感じました。行いの全ては誰かが見ている。悪い行いも逃さずに。
誰にでも平等に死はやってきますが、生を終わらせる事が出来る、という新しい視点を持てました(いずれ死ぬではなく、いずれ死ねる)。
現実とファンタジーが融合されたとても不思議な映画。限りある時間を大切に生きなさい、と優しく諭されてるようでした。
ジョン•コーフィの崇高さと神の教え
何回も観ている。
初め、ザ•シネマ、最近wowow、
10月には、午前10時の映画祭の企画で観た。
やはり、謎なのは、ポールとネズミ🐭がとても長生きする、というか、させられているラスト。
ポールはジョン・コーフィを助けなかった
神からの罰だと言うが。
キリスト教に詳しい方なら理解できるのだろうか。
キリスト教には関係なく、
実際、観た者全てが感じると思うが、
無実の者が処刑される事が起きた。
コーフィは女の子レイプ殺害の真犯人を
パーシーを使って始末した。
あのパーシーを使ったのもなかなか知恵者。
やっぱり親の前でコーフィの潔白を言ってあげて欲しかった。
心に深く刻まれた奇跡の物語
死刑囚のジョン・コーフィー。その巨躯からは想像もできないような純粋な心を持つ彼は、刑務所内に奇跡を起こします。ポールの「そんな力を、子供を殺すような男に神が与えると思うか?」という言葉は、ジョンへの深い信頼と、この物語が描く奇跡の大きさを際立たせています。
この映画の最大の魅力は、何と言ってもジョン・コーフィーというキャラクターの存在。彼の優しさ、強さ、そして心の痛みは、観る者の心を揺さぶり、深く感動させます。冤罪の可能性、そして人間の心の闇と光が複雑に絡み合う物語は、観終わった後も余韻を残し、考えさせられます。
ファンタジー要素を取り入れながらも、死刑制度、人種差別といった重いテーマを扱っている点もこの作品の魅力の一つです。私にとって、「グリーンマイル」は今でみた映画の中でランキング10に入る名作となりました。
Miracles happen in the most unexpected places.
辛口レビューサイトIMDbでも8.6/10、4個のオスカーを始め、計37個の賞にノミネート、受賞もトムハンクスではなく、助演のマイケルクラークダンカン!わかる!
この作品は何度観ただろう?昔過ぎてレビューを残していませんでしたが、改めて見直してみて、人間の業のようなものを強く感じる作品でした。
推定予算6000万ドル、総興行収入約2億8700万ドルの大ヒット、公開から25年経った今でもレビューが書かれ、多くの観客を泣かせ続けています。
死刑台に登る際、ジョン・コーフィーは、私の記憶が正しければ、
"I'm sorry for what I am."
と言いました。すごくショッキングなセリフだったので今でも覚えています。
普通"I'm sorry for what I did."(私がしてしまったことを反省します)と言うところ、
「私が存在していてすみません」と言いました。このセリフだけでも、きっとジョンは罪を犯してないんだろうな、本当に生きることに疲れてしまったんだなという思いが伝わりました。
看守の皆が泣いて別れを寂しがっているシーンは、本当に美しいなぁと、やっぱり涙がこらえきれませんでした。
最近見直した「ミリオンダラーベイビー」といい、どうしてこんなに生きることは苦しいのだろう?と思います。正しく生きてもイヤなやつもいて…。
だけど、やっぱり一瞬の輝きでも、人生讃歌のようなストーリーを生きようぜ!と、私達を励ましてくれているようにも感じた、温かい作品でした。
人間の善悪とは?
不思議な話だった
死刑囚と看守の間で物語が展開するが、人を癒す力を持つ死刑囚であるコーフィーが(実は無実の罪により)収監されて起る不可思議な事象たち。
でもなんだか、コーフィーの善意を、彼にとっては見ず知らずの女性を癒やすのに利用するのはなんだか違和感ありです。
そして彼が悪だとみなすものには罰を下す。
完全に神ですね。
なのに死刑を望む。。。
んん??と思ってしまう。
でも、それぞれのキャラの醜悪さなどの魅力も相まって、最後まで見てしまった。
虫を口から出す大男
まずコーフィーがデカすぎる。重量感は軽トラ
一回マドンソクと腕相撲してほしい
口から大量の虫を吐き出すシーンが印象的
なんか口で子供育てるナマズとかいたよね
コーフィーにいろいろ直してほしいな
歯並びとか、乾燥肌とか
そして、2001年9月11日に暗黒のグリーンマイルをアメリカは迎える。
薄気味悪い地獄の大団円。『私は死にたくない』配信して♥
『フランケンシュタイン』『アルジャーノンに花束を』『アンクル・トムの小屋』を大いにリスペクトしているのかなぁ?
殺し方の問題で、やっている事は一緒だ。この原作や映画をどう解釈して良いか分からない。但し、僕自身は死刑制度には反対で、例え社会勉強とか義務であっても、死刑などに立合いたいとは絶対に思わない。
外見から人を判断するな!って事だろうが逆を返せば、TATT◯◯の白人が悪者で大男の黒人が善人って言うのも偏見だと思う。
このTATT◯◯の白人の病気を奇跡で直せば良いと思うが。
勿論、この白人の警官の精神状態を何故直せないか?
こう言った映画は真面目に病気を直しそうとしている人に対する差別になると思うが。
『泰山鳴動して鼠一匹』地獄は終わらない。アメリカは偽善者の固まりだらけってことでしょ。
もう一つの刑務所物語‼️
フランク・ダラボン監督が「ショーシャンクの空に」に続いてスティーブン・キング原作の刑務所ストーリーを映画化した、生々しくパワフルに心を揺り動かされる作品‼️感動させてくれます‼️トム・ハンクスは「ショーシャンクの空に」を観て、この作品の監督と絶対組まねばと思ったのでしょう。しかし「ショーシャンクの空に」を超えることは出来なかった‼️トム・ハンクスは大体そのパターン‼️主演作を並べると有名な映画監督の作品が多いけど、その監督にとって3番手、4番手くらいの作品ばかり‼️なんか哀しい‼️この作品もマイケル・クラーク・ダンカンがトム・ハンクスを喰う存在感を発揮していて、彼の死刑シーンは映画史上最もつらい死刑シーン‼️
死刑囚の看守の話
神の力を持った冤罪死刑囚コーヒィが新人看守と凶悪犯を殺す。看守は葛藤しながらも無実と知りながらコーヒィに刑を執行する。
看守とネズミは力を受けて長生きする。
キリストになぞらえた節がある。
良くまとまった名作
不思議要素はあるけど、名作っぽい作品であり、飽きずに鑑賞出来ました。
ストーリーも丁寧です。
あ意味、予想しやすく、ある程度意表をつけて楽しめる。
演技もプロフェッショナルの見ごたえがある。
メイクとかの配慮も作品の理解を進めてくれた。
家族のような一体感
ヒューマンドラマの傑作と言えばこのグリーンマイル。
死刑囚として収監されたジョン・コーフィは、かなり大柄の黒人で、割と無口なので何を考えているか分かりづらい。しかし、ストーリーが進むにつれて彼の善良な人柄が明らかになるのと、癒やしの力を持つ特殊能力によって、刑務官達も彼に対して警戒を解き、徐々に信頼を寄せるようになる。やがて彼を含んだ囚人達と刑務官達は、家族のような一体感が出てくるというストーリーの構成が、ヒューマンドラマの傑作たる所以だと思う。その一体感の醸成に一役買っているのが、ミスター・ジングルスと名付けられた刑務所に住み着いているネズミだ。ジングルスを通じて囚人達と刑務官達に交流が生まれ、刑務所全体のアットホーム感が増している。
原作者と監督が同じ『ショーシャンクの空に』と同様、刑務官側にも囚人側にも人間のクズが出てきて、最後は痛い目を見る。このクズ達が映画のアクセントとして効いていて、温かいだけでなく痛快なストーリーとなっているのが、また面白いところだ。
囚人のデルの電気椅子での処刑シーンは凄惨そのものだった。ただでさえ惨いシーンなのに中々終わらず、結構長い時間見せられる。だが、長い時間処刑シーンを映すことによって『グリーンマイル』を観た人間に強烈な印象を残しているところが、残酷ながらも秀逸な構成だと感じた。
3時間と長めの映画だが、その時間に見合った傑作だと思う。
考察したくて あらすじ おさらい
オチンチンに痛みが走る
でっかい黒光りが 吸い取って吐き出して
ビンビン ハッスル 鞘の中
踏まれたちっちゃい灰色は
でっかい黒光りが 吸い取って吐き出して
レッツゴー サーカス 夢の中
ビリビリ電撃 激しく燃える 策は内緒にしておこう
悪人見抜いて 星を見て グリーンマイルを抜け出して
悲観的な寝たきり奥さん
でっかい黒光りが 吸い取って 悪人 消すため 吐き出して
握手で能力 引き継いだ
冤罪なのにビリビリ電撃 思い出話 どこまでホント
ショーシャンクと肩を並べる名作
午前十時の映画祭にて観てきました。「ショーシャンクの夜に」と同様に刑務所が舞台です。
私が特に強く感じた場面を2つ挙げます。
1つ目は、中盤にネズミを可愛がっていた罪人(フランス人かな?)が電気椅子で処刑された場面です。頭の上のスポンジが乾いていたため、顔が燃えあがるショッキングな場面です。思わず「ソウ」のデスゲームで使えそうと、不謹慎な考えが頭をよぎってしまいました。
2つ目は、コーフィーの処刑場面です。この場面は本当に複雑な気持ちになり、何とか救える方法がないものかと思っていました。
このサイトでは、「ショーシャンクの夜に」より満足度は低めに出ていますが、私が観た限り、ショーシャンクと肩を並べる名作だと感じました。
超能力を持つ優しい冤罪の死刑囚
午前十時の映画祭13にて。
大恐慌時代の1935年、刑務所の看守主任のポールは尿路感染症で苦しんでいた。彼ら看守の仕事は、グリーンマイルと呼ばれる通路を通って電気椅子に向かう受刑者たちに安らかな死を迎えさせてやることだった。この刑務所に身長2メートルを越す黒人の大男、コーフィが送られてきた。コーフィは双子の少女を殺害した罪で死刑囚となっていた。ところがこの大男は、ある日不思議な力でポールが患っていた尿路感染症を治してしまった。その後も、パーシーが踏み潰し瀕死のネズミを元気にし、脳腫瘍で錯乱状態だった所長の奥さんも治した。そして・・・.という自身が44歳の時に起きた話を108歳になったポールが語るという話。
序盤は看守のパーシーが乱暴でコネをちらつかせ嫌なやつとして、途中からは死刑囚のワイルドビルが加わり、この2人なんとかならないのかと思ってたら、ラストでスッキリした。
コーフィは無実で冤罪なのに死刑執行されなんとも言えない気分だった。
ワイルドビル役のサムロックウェルの憎らしさは半端なく凄かったし、大男コーフィ役のマイケル・クラーク・ダンカンの優しい顔は圧巻だった。それと、トムハンクスはやはり素晴らしい演技を見せてくれた。
最後まで余韻のある、色あせない名作です。
3時間という上映時間に迷っていましたが、こちらのレビューを見て、映画館で観ようと思い、出かけました。
結果、皆さんのレビューを信じてよかったです。
自分の今までとこれからを考えさせてくれる映画でした。
この世で一番体験したくない死に方を目撃したのは、ショックでした。
故意にそれを引き起こした職員であるパーシーには、何らかの人としての欠陥を感じました。
けれど、コーフィがパーシーにしたことには、違和感を感じました。
私が、日本人で、因果応報を旨としているからかもしれません。
罪と罰の概念があるのは、キリスト教だからでしょうか。
人が人を裁くこと。
社会を維持していく上では必要なことだろうと思います。
でも、私は、例え目の前に100億積まれても、絶対にしないです。
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