「面白いよ多分。んなわけあるか!絶対だ」インサイダー つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いよ多分。んなわけあるか!絶対だ
カ、カメラが近い!すごく近い。望遠での撮影なんだろうけど画面はもう演者スレスレ。そしてカット割りが早い!
な、なんだコレは?!大手企業の内部告発者とジャーナリストの社会派ドラマのはずだが?
アクションサスペンス、スリラー、マフィアもの、ハードボイルド、そんな感覚だ。いつベッドに馬の頭が出てくるかハラハラしたね。
更に手持ちカメラの多用で揺れる揺れる。戦場ドキュメンタリー観てるのかと錯覚するほど痺れたね。
パッケージにある「銃声のない、荘厳なる戦場へ」これ考えた人、天才だよ。
いや、違うか、むしろそう感じない人がいるのかってレベルだよ。
マイケル・マンは男臭い作品を撮らせたらピカ一なんだけど、その中でも「ヒート」と並んで傑作だと思うね。マイケル・マンは好きじゃないんだけどね。
好きじゃなくても良いものは良い!認めなきゃならん。
途中、ナントカ州がナントカ州を訴えたとか頭にハテナマークが浮かぶこともあったけど、そんなことはどーでもいいんだよ。アル・パチーノがカッケーんだよ。
スペースオペラならぬジャーナリズムオペラだよ。報道活劇なんだよ。
囚われの姫はラッセル・クロウさ。クロウの心を解放するために闘った男の話さ。
己の信念に命を賭して闘う男たちの熱いドラマ。
これからはこう言おう「大丈夫だ。信用しろ。絶対に面白い」
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