「太陽がいっぱいのリメイクではない」リプリー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
太陽がいっぱいのリメイクではない
総合:80点
ストーリー: 70
キャスト: 90
演出: 85
ビジュアル: 85
音楽: 80
名作「太陽がいっぱい」と同じ原作ですが、こちらのほうは原作により忠実な別作品だそうです。作品としては悪くない。
マット・デイモンには「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンのような屈折した野心あふれるぎらぎらした若者といった雰囲気はあまり出ない。むしろ嘘を重ねていくうちに流れの中でどんどん深みにはまっていくずるくて弱い人物。劣等感を抱えて内向きに屈折した人物という意味ではデイモンもいいかもしれない。
主人公よりも本作品では不良息子を演じたジュード・ロウが存在感が高い。ただしイギリス人のロウはアメリカ人役なのにイギリス英語そのままなのはご愛嬌。
コメントする