「イムジン河が足りない」パッチギ! LOVE&PEACE 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
イムジン河が足りない
『パッチギ!』に何を求めるかと言えば、それは人によって違うでしょう。しかしオレは前作の『イムジン河』の場面があまりに素晴らしかったので、その歌が感動的な場面で掛かるに違いないと非常に期待したわけですが、別に演奏も生歌もなくてちょっと寂しかったです。真木ようこのドロップキックもなくて、沢尻エリカの純情な感じもなく、日本人としてつらい反日的な表現が目いっぱいあった。
変わりにゴアなド迫力の戦争場面があったのはよかった。
評判が悪かったので恐る恐る見たらけっこう面白かった。井筒監督は在日朝鮮人なのかと思っていたらそうではないそうで、だとしたら純粋に弱者の味方をしたくてこういった映画を作っているのだろう。
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