劇場公開日 1999年11月27日

「__HAGAKURE__」ゴースト・ドッグ ゆっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0__HAGAKURE__

2021年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

__HAGAKURE__

通行人の一人まで役者だなー。無駄な役は一人もいない。全て監督が計算してる。

ニューヨークのようで、どこか架空の町のような感覚がする。

メガネのじいさんがいきなり、伝書鳩のことを『運動鳩だ!』とデカい声で口を挟むのが可笑しかった。

ボスの娘役が真っ赤なキャミを着てソファに座ってる。正にベティちゃんみたいでキュートだった。

マフィアの年寄りが見てるのは旧い子供向けアニメか新聞紙。
そして、3ヶ月の家賃滞納。家主からは『だらしねーマフィアだな』。

刀の練習のスローモーション。鞘を左の腰につけ、収める。
銃も主人公にとっては刀。

車のカーステレオにCDをいれる時に一回転手をひねる。

マフィアを皆殺しにしにいくが、鳥のさえずりが聞えると銃を望遠鏡代わりにしてバードウォッチングしてしまう。思わず白い歯がこぼれる。

ラスト近くzraとすれ違う。ガンの飛ばし合い。もしかして殺し屋か?と思いきや『ヘイ、ブラザー。ヨオ、ゴースト・ドッグ』。

言葉が通じない親友と大体言い合ってる言葉が重なる。

『何もかも変わっちまった。何が何だかわからねえ。お前も俺ももう旧いんだよな』

サムライが最後に主に殺されるのは武士道の掟。

黒人の読書好きな少女がクール!

クレジットにKUROSAWAの文字が。

ゆっきー