劇場公開日 1999年11月13日

「あくまで小説とは別物」黒い家 グロビュールさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0あくまで小説とは別物

2017年9月16日
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これは森田芳光の映画「黒い家」であって貴志祐介の小説「黒い家」ではありません。
確かに原作とは全くもって別物ですが、映画としては日本のホラー映画の中でも傑作の部類に入る完成度だと思います。
サイケデリックでありながらホラーとしての要所要所が的確に押さえられていて、王道かつ革新的な映画であると思います。
コメディ要素も気味の悪さを際立てていて良かったです。
西村雅彦、大竹しのぶの怪演も見ものです。
ただ、コメディーとサイコホラーの共存による、その独特な浮遊感や気持ち悪さから、好みは分かれる作品だと思います。
私は非常に楽しめました。

グロビュール